ヒロアカの「ラスボス」は誰?オールフォーワン?最後の戦いを徹底解説

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ヒロアカの「ラスボス」は誰?オールフォーワン?最後の戦いを徹底解説
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僕のヒーローアカデミア』のクライマックスにおいて、物語最大の謎とも言える「ヒロアカ ラスボスは誰なのか?」という問いが、いま多くのファンの関心を集めています。

果たしてラスボスはオールフォーワンなのか、それとも死柄木弔なのか――その答えは一筋縄ではいきません。

肉体を乗っ取るという形で一体化した両者の関係、そして精神の衝突によって描かれた壮絶な最終決戦には、これまでの伏線が数多く絡み合っています。

この記事では、「オールフォーワンの死亡」「死柄木の正体」「爆豪が赤ん坊に追い込んだ戦い」など、印象的なシーンや真相を徹底解説。

また、「乗っ取り復活」「オールフォーワンの若返り」など、衝撃の展開も丁寧に紐解いていきます。

さらに「なんJの反応」や声優陣の情報も紹介しつつ、読者の視点に立った形でヒロアカ ラスボス問題の本質に迫ります。

読み終えたとき、あなたの中で“真のラスボス”が見えてくるはずです。

この記事のポイント
  • ヒロアカにおけるラスボスの正体と立ち位置
  • オールフォーワンと死柄木の関係性
  • 最終決戦の詳細と勝敗の流れ
  • SNSやなんJでの反応や評価
項目内容
ラスボスの正体死柄木弔の身体を乗っ取ったオールフォーワン
乗っ取りの経緯オールフォーワンが死柄木を器として利用し復活
オールフォーワンの死亡巻き戻し個性により最終的に消滅
死亡が描かれた話数第410話(単行本40巻)
若返りの理由壊理の巻き戻し個性による若返り
死柄木との関係師弟関係に見せかけた支配関係
最終決戦の内容死柄木が意識を取り戻しAFOを精神的に拒絶
爆豪との戦闘爆豪の連続攻撃でAFOが赤ん坊→受精卵まで退行
エンデヴァー&ホークスとの戦い連携攻撃でAFOを追い詰め、若返りへと追いやる
声優情報オールフォーワン:大塚明夫&神谷浩史、死柄木:内山昂輝
死柄木の正体志村菜奈の孫で、本名は志村転弧
なんJでの反応しつこいAFOに対する不満と死柄木への共感が多い
目次

ヒロアカ:ラスボスの正体と最後の戦い

  • ラスボスは誰?オールフォーワン?死柄木?
  • オールフォーワンと死柄木との関係
  • オールフォーワン死亡の真相とは?
  • オールフォーワンの死亡は何話・何巻?
  • ラスボスどうやって倒した?決着の瞬間

ラスボスは誰?オールフォーワン?死柄木?

ラスボスは誰?オールフォーワン?死柄木?

僕のヒーローアカデミア』のラスボスは、オールフォーワンと死柄木弔の2人ですが、実際にはオールフォーワンが死柄木の身体を乗っ取る形で一体化しており、厳密には死柄木の姿をしたオールフォーワンがラスボスと言えます。

オールフォーワンは物語の中でいったん消滅していますが、その後、死柄木の体を器として復活しています。

ただし、この状況は非常に複雑です。オールフォーワンが身体を失った後に死柄木の精神と融合したことで、死柄木本人の意思とオールフォーワンの意思がせめぎ合い、明確にどちらがラスボスであるか区別しにくい状態になっていました。具体的に言えば、死柄木自身は幼少期のトラウマや社会への恨みから世界そのものを破壊しようとしており、オールフォーワンは死柄木をあくまで自分の器として利用し、完全な支配を目指しています。この2人の意識は終盤に強く衝突することになります。

つまり、単純にラスボスは誰かと問われれば、「死柄木の身体を支配したオールフォーワン」と言うことになりますが、作品のテーマやキャラクターの心理にまで踏み込むと、「ラスボスは死柄木なのかオールフォーワンなのか」という問いは意見が分かれるところです。死柄木は純粋な憎悪と破壊の象徴であり、一方のオールフォーワンは自己中心的で残忍な支配欲の象徴です。このため、「2人で1人」という表現が適切でしょう。

なお、ネット上の反応としても、この件は賛否両論がありました。多くのファンが死柄木に感情移入し、真のラスボスとしてのオールフォーワンに対しては「しつこい」「往生際が悪い」といった声が目立っています。いずれにしても、『ヒロアカ』のラスボス問題は単純な敵キャラクターの設定ではなく、物語の中心テーマである「個性と継承」「社会への反抗と支配欲」など、作品の深いテーマ性と密接に関わっています。

ほんまに、どっちがラスボスなんか分からへんで~

オールフォーワンと死柄木との関係

オールフォーワンと死柄木との関係

オールフォーワンと死柄木弔の関係は、一言で表すならば「師弟関係の皮を被った支配関係」です。表向きはオールフォーワンが死柄木を後継者として育てる師弟関係に見えますが、その実態は死柄木を完全に支配するために利用していたに過ぎません。

オールフォーワンが死柄木に目をつけた理由は主に二つあります。第一は死柄木の祖母がオールマイトの師匠であり、先代の『ワン・フォー・オール』の継承者である志村菜奈であるため、オールマイトに対する復讐心から菜奈の孫である死柄木を狙ったことです。第二は、死柄木(本名:志村転狐)の持つ強力な「崩壊」の個性が、自分自身が復活するための器として最適だと判断したためです。

実際、死柄木は子どもの頃に家族を自身の個性で誤って殺害してしまい、トラウマで記憶を失ったところをオールフォーワンに拾われています。このときオールフォーワンは、死柄木の個性を制御させるのではなく、むしろ強い破壊衝動を煽るような育て方をしました。これには死柄木を自分の都合のいい存在に仕立てる狙いがあります。このような背景から、死柄木はオールフォーワンを「先生」と呼び、信頼や尊敬の念を抱いていた時期もありましたが、オールフォーワンにとって死柄木は、あくまで自身が蘇るための「器」でしかなかったのです。

しかし、後半になると死柄木自身もオールフォーワンの本当の狙いに気付きます。その後は、オールフォーワンの意識と死柄木の意識が体内で激しく衝突し、オールフォーワンによる支配は思い通りには進まなくなりました。これらの経緯を経て、最後の最後には死柄木が意識を取り戻し、オールフォーワンは他の誰も乗っ取ることができず、精神的に追い詰められて完全に消滅しています。

言ってしまえば、この2人の関係性は非常に複雑で、単なる敵キャラクター同士の協力関係という枠を超えています。むしろ、支配と反抗、憎悪と執着といったさまざまな感情が入り交じることで、物語の深みを増している重要な要素の一つだと言えるでしょう。

師弟ちゃうやん、これ完全に乗っ取りやで…

オールフォーワン死亡の真相とは?

オールフォーワン死亡の真相とは?

オールフォーワンは『僕のヒーローアカデミア』において、確かに一度「死亡」しています。しかし、一般的な死とは異なり、その過程は非常に特殊で劇的なものでした。彼の死の原因は、戦いの中で使用した「巻き戻し」という個性にあります。

この「巻き戻し」は、時間を逆行させて過去の状態へと戻ることができる非常に強力な能力です。オールフォーワンはこの個性の精製液をドクターから受け取り、肉体を全盛期に戻すために何度も使用していました。最初はそれによって傷を治し、若返ることで圧倒的なパワーを発揮していましたが、使用を繰り返すうちに、肉体の時間はどんどん逆行し続けてしまいます。

その結果、彼の体は青年、少年、幼児、さらには赤ん坊へと退行し、最終的には「受精卵」の段階にまで巻き戻ってしまったのです。この時点で、肉体という物理的な存在そのものが消滅し、物語上では「完全な死」として描かれました。

ただし、精神は別の形で残っていたという点がポイントです。消滅した後も、死柄木の体内にその意識が残り火のように存在していたため、完全な終焉とは言い切れません。ですが、「自身の肉体と力を持つオールフォーワン」はこの巻き戻しによって確かに死を迎えたと考えるのが妥当です。

このような死に方は、強さに固執し過ぎた代償ともいえます。最強であることに執着するあまり、自分の存在そのものを失ってしまうという、皮肉とも取れる最後でした。しかも、この行為は復活のための布石であり、死柄木という「器」を前提にした捨て身の選択だったとも考えられます。

このように、オールフォーワンの死は単なる戦闘の敗北ではなく、己の力を過信しすぎたことによる自滅とも受け取れる、象徴的な最期でした。

最強やったけど、自滅とか切なすぎるやろ…

オールフォーワンの死亡は何話・何巻?

オールフォーワンの死亡は何話・何巻?
引用元:Amazon

オールフォーワンの「死亡」が描かれたのは、原作漫画『僕のヒーローアカデミア』第410話「さらば!オール・フォー・ワン」です。このエピソードは、単行本第40巻に収録されています。

この話では、オールフォーワンと爆豪の激しい戦闘の末、巻き戻しの力を過剰に使用したオールフォーワンが、最終的に「受精卵」まで巻き戻ってしまい、その存在ごと消えていく様子が描かれています。この瞬間、爆豪や他のヒーロー、そして敵でさえもその変化を感じ取っていました。

特に印象的だったのは、死柄木が「……先生が死んだな」と呟いた場面です。この一言によって、読者にもオールフォーワンの死が事実であることが明確に伝えられました。死柄木はオールフォーワンに強く依存しながらも、最終的にはその死を冷静に受け入れている様子が見て取れます。

なお、この回はシリーズの中でも非常に重要な転換点の一つであり、単に敵が倒されたというだけでなく、「継承」と「終焉」のテーマが強く描かれています。これまで長らく物語の黒幕として暗躍してきたオールフォーワンが、ようやく姿を消すことになった象徴的なエピソードです。

ちなみに、単行本で読む際には40巻の後半部分にあたるので、興味がある方はその前後のエピソードもあわせて読むと、より流れを理解しやすくなります。また、電子書籍ではピンポイントで410話のみを読むこともできるため、特定のシーンを確認したい場合にはそちらの利用もおすすめです。

このように、オールフォーワンの「死亡」は第410話・40巻で正式に描かれており、物語の大きな節目となっています。

消えるシーン、ビックリしてもーたわ

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ラスボスどうやって倒した?決着の瞬間

ラスボスどうやって倒した?決着の瞬間

『僕のヒーローアカデミア』におけるラスボスとの最終決着は、単なる肉体的な勝利ではなく、「意識と意志」のぶつかり合いによって幕を閉じました。登場人物の一人である死柄木弔の身体を乗っ取っていたオールフォーワンは、最終的にその支配を解かれ、完全に消滅します。

まず、戦いの舞台となったのは、デクとオールフォーワン(死柄木の身体を乗っ取った状態)との一騎打ちでした。この段階では、死柄木自身の人格はほとんど表面に出ておらず、オールフォーワンの支配が強く残っていました。しかし、戦いが進むにつれて、死柄木の中に眠っていた本来の意識が徐々に浮かび上がってきます。

ここで鍵となるのが、デクや歴代OFA(ワン・フォー・オール)継承者たちの支援、そして死柄木自身の「意志」です。死柄木はオールフォーワンに操られながらも、過去の記憶や自分の本心に触れることで、次第にその支配に疑問を持ち始めます。やがて彼は、「誰の操り人形にもなりたくない」という本来の願いに気づき、オールフォーワンの精神を自らの中から追い出そうとします。

このときの描写は、肉体のバトルよりも精神世界での葛藤がメインです。死柄木の深層意識の中で、双子の弟である与一が現れ、オールフォーワンに対して「自分の行いの代償を払うときが来た」と告げます。そして死柄木自身も最終的に意識を完全に取り戻し、オールフォーワンに「僕の身体から消えろ」と叫びます。

すると、オールフォーワンの意識は徐々に崩壊し始め、かつての支配力や威圧感も失われていきます。最終的に彼の精神は粉々に砕け散り、どの身体も乗っ取ることができないまま、完全に消滅しました。ここでようやく、真の意味で「ラスボスの死」が訪れたのです。

この決着には、単なる力のぶつかり合いではなく、「人間としての意志の強さ」や「過ちに向き合う勇気」が描かれています。オールフォーワンは強力な個性を複数持つ存在でしたが、他人を利用し続けてきた結果、最後には誰からも拒絶され、自らの支配すら維持できなくなったのです。

このように、ラスボスの撃破は「物理的な敗北」ではなく、「精神的な崩壊」によって実現されました。これはヒロアカの物語全体に通じる、力だけではなく意志や信念の重要性を強く示すラストであり、印象深い終わり方となっています。

倒し方が意志のぶつかり合いやなんて、かっこええなぁ

ヒロアカ:ラスボス関連情報まとめ

  • オールフォーワン正体と若返りの謎
  • 乗っ取り復活の経緯を解説
  • エンデヴァー&ホークスとの戦いの詳細
  • 爆豪が赤ん坊に追い込んだ戦闘
  • 死柄木の正体は?
  • オールフォーワンと死柄木の声優情報
  • ヒロアカラスボスへのなんj反応まとめ

オールフォーワン正体と若返りの謎

オールフォーワンの正体は、超常黎明期から存在していたとされる“悪の始祖”ともいえる人物であり、その生い立ちや能力、さらには顔や年齢に至るまで長年にわたり謎に包まれてきました。物語の終盤にかけて、少しずつそのベールが剥がされていき、読者はようやくその正体と異様な若返りの理由を知ることになります。

まず、オールフォーワンという名前は彼の本名ではなく、個性そのものの名称です。彼の本名は明かされておらず、姓が「死柄木」であることだけが判明しています。つまり、彼は死柄木弔に自らの姓を与えたことで、意図的にその血縁関係のようなものを作り出していたのです。彼の出自は、母親の記憶にないまま突然双子として生まれたという異質な背景にあり、弟・与一との関係もまた、物語の根幹をなす重要な要素となっています。

一方、若返りの謎については、“巻き戻し”という特殊な個性が深く関わっています。これは本来、時間を逆行させて過去の状態に戻す能力であり、本来の持ち主は少女・壊理です。オールフォーワンはこの個性をドクターの協力によって精製液という形で取り入れており、致命傷を受けた際などに自らの肉体を若返らせることで、再び戦える状態へと変化していました。

ただし、巻き戻しは非常に危険な個性でもあります。使い過ぎれば時間が戻りすぎてしまい、最終的には「存在そのものが消えてしまう」というリスクを伴います。オールフォーワンはこのリスクを知りながらも、躊躇なく若返りを選びました。これは、すでに彼が「死柄木という器」を準備済みだったため、自らの肉体を犠牲にしてでも支配を完成させようとしていたからです。

このように、オールフォーワンの若返りは偶然ではなく、長年の計画と執念の末に実行されたものです。そしてその背景には、弟との因縁や、過去への執着、さらには不老不死に近い存在であろうという狂気の願望が絡んでいます。

巻き戻しで赤ん坊まで戻るって、もはやギャグやん!

乗っ取り復活の経緯を解説

オールフォーワンが死柄木弔の身体を乗っ取って復活するまでの経緯は、非常に計画的かつ執拗なものでした。その背後には、長年かけて積み重ねてきた「自分の意志を残すための布石」が存在しています。

そもそもオールフォーワンは、自身の肉体が限界を迎えつつあることを十分に理解していました。過去のオールマイトとの激戦によって生命維持装置がないと生きられない状態となっており、戦う力すら失っていたのです。そのため、彼は後継者を探すのではなく、「自分の新しい器」となる存在を育てることを選びました。

その対象が死柄木弔です。死柄木は家族を殺したトラウマに苦しむ中、記憶を失った状態でオールフォーワンに拾われ、「先生」として慕うようになります。しかし、その育成は愛情や教育ではなく、精神的な支配をベースにしたものでした。彼の個性や価値観を徐々に自分に近づけ、最終的に完全なコントロールを可能にする準備が進められていたのです。

そして、超常解放戦線編において、ドクターの手によって死柄木の肉体が改造され、オールフォーワンの意識と融合する段階にまで進みます。この時点ですでに乗っ取りの土台は完成しており、後は「肉体を失ったタイミングで意識を完全に移す」だけとなっていました。

実際に、爆豪との戦いによってオールフォーワンの肉体が“巻き戻し”で消滅した後、彼の意識は死柄木の中で目覚めます。その後、死柄木の意識を押しのけながら徐々に身体を乗っ取り、ついには精神までも完全に支配することに成功しました。この時点で表面上は死柄木の姿ですが、中身はほぼオールフォーワンとなっています。

ただし、この乗っ取りには不安定な要素も含まれていました。死柄木の意識が完全に消えたわけではなかったため、オールフォーワンはその後も精神的な葛藤に苦しむことになります。最終的にはこの「残された意志」が逆転の鍵となり、彼の計画は崩れていくのです。

このように、乗っ取りと復活は決して偶発的な現象ではなく、綿密に計算された長期的な計画でした。そして、それを可能にしたのはオールフォーワンの執念深さと、他人を利用することに何のためらいもない冷酷な思考でした。

こっわ!最初から全部計画されてたんやな…

エンデヴァー&ホークスとの戦いの詳細

オールフォーワンとエンデヴァー&ホークスの戦いは、『僕のヒーローアカデミア』終盤における重要なターニングポイントの一つです。ラスボスを打倒するための最初の布石であり、ヒーロー側の総力戦が本格的に始まる場面として描かれました。

この戦闘は、第2次決戦の幕開けとともに勃発します。舞台は群訝山荘跡。オールフォーワンは、自身の力をほぼ回復させた状態で登場し、すでに生命維持装置を必要としない姿へと若返っていました。彼の目的は、死柄木の元へ辿り着くこと。その前に立ちはだかったのが、プロヒーローのトップであるエンデヴァーと、No.2ヒーローであるホークスです。

この二人は、過去の戦いからオールフォーワンの弱点を把握していました。特に、マスクと呼吸器が彼の生命維持にとって致命的であることを知っていたため、まずはそれを破壊することに集中します。ホークスの素早い動きで隙を作り、エンデヴァーの炎で集中攻撃を加えるという連携は非常に効果的でした。

一方のオールフォーワンも、複数の個性を組み合わせた攻撃で応戦します。「筋力強化」「衝撃波」「鋲突」などを組み合わせた近距離・遠距離の両立攻撃を繰り出し、ヒーローたちを追い詰めていきます。しかし、激しい戦闘の末にマスクを破壊され、体に重大なダメージを負ってしまいました。

ここで使われたのが「巻き戻し」の精製液です。オールフォーワンは、身体を巻き戻して全盛期の姿を取り戻すという荒技で復活を遂げ、再びヒーローたちと互角以上の戦いを見せます。

ただし、これにより彼の肉体は徐々に時間を遡るようになっていきます。この時点ではそのリスクが描かれていませんが、のちの「崩壊」への伏線となる展開でした。

このように、エンデヴァーとホークスの戦いは、オールフォーワンの力の一端と、若返りの危うさを同時に見せる重要な局面となっており、決して単なる前哨戦ではない濃密なバトルでした。

二人ともホンマによう頑張ったで…涙出るわ

爆豪が赤ん坊に追い込んだ戦闘

オールフォーワンが「赤ん坊」へと退行し、最終的に「受精卵」レベルまで消滅する決定打となったのが、爆豪勝己との激戦です。このバトルは、物語終盤での最も衝撃的な戦闘のひとつであり、爆豪の執念と成長が強く描かれた名場面でもあります。

戦いのきっかけは、瀕死状態だったオールマイトのもとに爆豪が駆けつけたことでした。オールマイトを守るという強い意志を抱いた爆豪は、すでに肉体が若返り始めていたオールフォーワンに対して、迷いのない攻撃を仕掛けていきます。

このときのオールフォーワンは、すでに“巻き戻し”による若返りを何度も繰り返している状態でした。彼はこの個性によって、傷を受けるたびに過去の健康な身体へと戻り、再び戦闘力を取り戻していました。しかし、爆豪の攻撃はあまりにも苛烈で、回復が追いつかないほどの連続攻撃を浴びせ続けたのです。

この流れの中で、オールフォーワンの身体は青年期から少年期、さらに幼年期とどんどん退行していきます。爆豪は決してその変化に躊躇せず、変わりゆく相手を前にしても圧倒的な火力で押し切りました。その結果、オールフォーワンは赤ん坊の姿になり、言葉も発せられず、個性すらうまく発動できなくなっていきます。

それでも彼はなお、爆豪を倒そうとしますが、ついには「存在そのもの」が耐えきれず、最終的に受精卵の状態まで巻き戻って消滅しました。ここが物語上、オールフォーワンの“肉体的死”として描かれた場面です。

この戦闘で重要なのは、爆豪の攻撃力以上に、その「意志の強さ」です。自分よりもはるかに格上だったはずの敵を、精神力と執念で追い詰めていく姿は、彼が単なる攻撃キャラではないという成長を強く印象づけました。

また、オールフォーワンの退場がこのように“自滅”に近い形だったのも、彼の過信や執着の末路を象徴する演出です。巻き戻しという最強の回復手段が、皮肉にも彼自身をこの世から消す結果につながったのです。

爆豪の根性、ほんまアッパレやで!

死柄木の正体は?

死柄木弔(しがらき とむら)の正体は、志村転弧(しむら てんこ)という少年です。彼は「ワン・フォー・オール」の七代目継承者であり、オールマイトの師でもある志村菜奈の孫にあたります。つまり、ヒーロー社会にとって極めて重要な血筋を持つ存在だったのです。

本来の転弧は、普通の家庭で育っていた少年でしたが、幼少期に「崩壊」という個性が暴走し、家族を巻き込む悲劇が起こりました。自身の手で家族全員を崩壊させてしまったことで、深いトラウマと自己否定を抱えることになります。その後、彼を拾い育てたのがオールフォーワンでした。

このときから、オールフォーワンの計画は始まっていたのです。彼は転弧を保護するだけでなく、「死柄木弔」という新たな名前とヴィランとしての道を与えました。さらに、「崩壊」という個性は生まれつきのものではなく、オールフォーワンが自ら与えたものであることが後に判明します。

つまり、死柄木の誕生自体が、オールフォーワンによる綿密な計画の一環であり、彼を後継者ではなく“器”として育てていたことが明らかになります。ヒーロー社会への恨みや、オールマイトへの復讐心は、死柄木の生い立ちと深く結びついているのです。

このように、死柄木の正体はただのヴィランではなく、ヒーロー社会にとって最も皮肉で悲劇的な存在であることが物語を通して描かれています。

転弧くん、悲しい過去背負いすぎやろ…

オールフォーワンと死柄木の声優情報

アニメ『僕のヒーローアカデミア』では、オールフォーワンと死柄木弔という2人のラスボス的存在を、実力派声優が演じています。それぞれの声がキャラクターの不気味さや威圧感を増幅させ、作品の緊張感を高めています。

まず、オールフォーワン(老年期)の声を担当しているのは、大塚明夫(おおつか あきお)さんです。彼は重厚感のある低音ボイスが特徴で、『メタルギアソリッド』のスネークや、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャックなど、強くて影のあるキャラクターを数多く演じています。その声質は、オールフォーワンの冷静かつ支配的な人格に非常にマッチしており、視聴者に強い印象を与えています。

一方で、オールフォーワンの若年期(巻き戻しで若返った姿)は神谷浩史(かみや ひろし)さんが演じています。彼は『進撃の巨人』のリヴァイや『夏目友人帳』の夏目貴志などで知られ、知的で落ち着いたトーンの中にも狂気や哀しさを感じさせる演技に定評があります。若返ったオールフォーワンの不気味さを、また違った角度から演出しています。

そして、死柄木弔の声優を務めているのは内山昂輝(うちやま こうき)さんです。彼は『ハイキュー!!』の月島蛍や『キングダム ハーツ』のロクサスなどで知られており、冷淡で淡々とした中にも複雑な感情を含ませる演技が得意です。死柄木が抱える内面的な苦悩や怒りを、言葉少ななセリフの中にも強く感じさせてくれます。

このように、声優陣はそれぞれのキャラクターの背景や性格を深く理解し、演技によってさらに作品世界を広げています。音声表現の面でも「ヒロアカ」の魅力を支えている要素の一つです。

声優さんの演技力、鳥肌モンやったで~

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キャラクター声優名(ふりがな)主な担当時期主な代表作特徴
オールフォーワン(老年)大塚明夫(おおつか あきお)通常時・老年期『メタルギアソリッド』(スネーク)、『ブラック・ジャック』重厚な低音ボイスで威圧感と支配力を表現
オールフォーワン(若年)神谷浩史(かみや ひろし)巻き戻し後の若返り時期『進撃の巨人』(リヴァイ)、『夏目友人帳』(夏目貴志)知的で落ち着いたトーンに狂気を含ませる
死柄木弔内山昂輝(うちやま こうき)通常時全般『ハイキュー!!』(月島蛍)、『KH』(ロクサス)淡々とした口調に複雑な感情を込める

ヒロアカラスボスへのなんj反応まとめ

ヒロアカラスボスへのなんj反応まとめ

『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)のラスボスに関して、なんJ(なんでも実況J板)では連載終盤を中心に多くの議論と感想が交わされてきました。最終的に登場したオールフォーワンと死柄木の二重構造によるラスボス展開は、賛否の声が大きく分かれたポイントでもあります。

まず注目されたのは、「結局ラスボスはどっちなんだよ」という疑問です。オールフォーワンが若返って復活し、さらに死柄木の体を乗っ取るという展開に対して、「AFOしつこすぎ」「死柄木に感情移入してたから、乗っ取られるの納得いかん」という声が多数見られました。物語としての意外性は評価される一方、死柄木の成長が台無しに見えたという意見も少なくありません。

また、オールフォーワンが“巻き戻し”の個性によって赤ん坊、さらには受精卵になるまで若返って消滅するシーンについては、「ギャグかと思った」「赤ちゃんまで戻るってやりすぎやろ」「ラスボスの末路がコレ?」といったツッコミが殺到していました。緊迫した展開の中での急激な変化に、読者の間でも温度差が生まれたことがわかります。

一方で、「死柄木が最後に意識を取り戻してAFOを拒絶した展開は熱かった」「あの流れでこそデクとの因縁に終止符が打てた」と、最終決戦を評価する声も一定数ありました。特に、OFAの継承者たちと死柄木が内面で向き合うシーンや、与一との対話でAFOが精神的に崩壊していく描写は、「因果応報が描かれてよかった」「ここでAFOが消えたのは納得」と肯定的に捉えられています。

そしてラストについては、「ヒーローアカデミアらしい終わり方だった」「全員で守った世界、って感じがした」という感動的な声も見られました。もちろん、「もっとスッキリした決着がよかった」「あれだけ引っ張ったラスボスにしては弱かった」といった不満もあるため、賛否両論の展開であったことは間違いありません。

なんJの反応は、作品の展開をリアルタイムで追っていたファンの率直な感想が多く、作品に対する熱量の高さがうかがえます。その一方で、冷静に構成を分析しようとする人も多く、議論の深さも特徴的です。こうした声は、ヒロアカという作品がいかに多くの読者の心を動かしたかを示す証ともいえるでしょう。

なんJ民の感想、鋭いツッコミ多すぎて草

ヒロアカ:ラスボスの正体と結末を総まとめ

  • ラスボスは死柄木の身体を支配したオールフォーワンである
  • オールフォーワンと死柄木は師弟関係を装った支配関係である
  • オールフォーワンは「巻き戻し」によって最終的に消滅した
  • 死柄木の身体を乗っ取った後も精神的な支配は不完全だった
  • オールフォーワンの「死亡」は第410話・単行本40巻で描かれた
  • 死柄木は志村菜奈の孫であり、崩壊の個性を持つ
  • 爆豪の連続攻撃によりオールフォーワンは赤ん坊へと退行した
  • オールフォーワンは若返りを巻き戻しの個性で実現した
  • 最終決着はデクと死柄木(AFO)の精神世界での衝突だった
  • 与一との対話によりオールフォーワンの精神は崩壊した
  • オールフォーワンの若年期は神谷浩史、老年期は大塚明夫が担当
  • 死柄木弔の声優は内山昂輝である
  • エンデヴァー&ホークス戦ではオールフォーワンのマスク破壊に成功
  • 死柄木は家族を殺したトラウマで人格が歪められた存在である
  • なんJではAFOのしつこさと赤ん坊退場に賛否の声があった
ヒロアカの「ラスボス」は誰?オールフォーワン?最後の戦いを徹底解説

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