【ヒロアカ】オール・フォー・ワン若返りはなぜ？青年期の声優・強さを解説

『僕のヒーローアカデミア』の物語がクライマックスに差し掛かる中で、最大の敵であるオール・フォー・ワンの若返りは、多くのファンに衝撃と興奮をもたらしました。

彼の突然の変貌は、若返りはなぜ起きたのかという根本的な疑問を生み、その圧倒的な全盛期の強さや、彼が使う個性、そして印象的な若返りセリフの一つ一つが注目されています。

また、若返った後のイケメンな姿や、青年期の声優が神谷浩史さんであることも大きな話題となりました。

なんjなどの掲示板では、彼が宿敵をなぜ殺さないのかという行動原理に至るまで、活発な議論が交わされています。

この記事では、オール・フォー・ワンの若返りが描かれたアニメや漫画の何巻何話の情報も含め、これらの謎と魅力を徹底的に掘り下げていきます。

オール・フォー・ワン若返りの謎を徹底解説

オール・フォー・ワンの若返りはなぜ起きた？

オール・フォー・ワン（AFO）が若返った直接的な理由は、エリの個性「巻き戻し」の力を再現した薬物を自身に使用したためです。物語の最終決戦、ヒーローとヴィランの総力戦が激化する中で、彼はこの手段に打って出ました。

薬物使用に至った戦況

ヒーロー側との戦いが熾烈を極める中、AFOはエンデヴァーやホークスといったトップヒーローたちの猛攻を受け、次第に追い詰められていきます。特にエンデヴァーの「プロミネンスバーン」によって肉体が消し炭にされるほどの致命的なダメージを負いました。このままでは敗北が避けられないと判断した彼は、かねてより準備していた切り札を使用します。それが、死柄木弔が入手した「個性を破壊する弾丸」の情報を基に、ドクターが逆利用して精製した「巻き戻し」の薬でした。

若返りの目的

彼の目的は、単に延命することではありませんでした。力が最も漲っていた「ゴールデンエイジ」と呼ばれる全盛期の肉体を取り戻し、戦況を完全に覆すことにありました。失った力を回復するだけでなく、傷ついた肉体すらも巻き戻すことで、実質的に不死身に近い状態で戦い続けることが可能となります。このように、絶体絶命の状況を打開し、自身の野望を完遂するために、AFOは自らの肉体を賭けた最後の切り札として若返りを選択したのです。

若返りの鍵を握る個性「巻き戻し」とは

「若おかみは小学生」で主演の #小林星蘭 さんは『僕のヒーローアカデミア』ではTVアニメ4期のキーキャラクターであるエリちゃんの声を担当しています。公式HPのスペシャルインタビューをぜひチェック。
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— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) May 16, 2020

AFOの若返りを可能にしたのは、「巻き戻し」という非常に特殊で強力な個性です。この能力の仕組みと特性を理解することが、彼の若返りの謎を解く鍵となります。

個性の本来の持ち主と能力

「巻き戻し」の個性は、壊理（エリ）という少女が生まれつき持っている能力です。彼女の個性は、生物の時間を巻き戻すことができます。これは単なる治癒能力とは異なり、対象の存在そのものを過去の状態へ回帰させる力を持っています。例えば、負傷した人間を負傷前の状態に戻したり、さらには個性が発現する前の状態、果ては存在そのものが消滅するまで巻き戻すことも可能です。この強力すぎる力ゆえに、エリ自身も幼少期はそのコントロールに苦しんでいました。

AFOが使用した薬物の特性とリスク

AFOが使用したのは、このエリの個性を解析し、人工的に再現した薬物です。エリの血液から抽出した因子を基に作られており、本物の個性とほぼ同等の効果を発揮します。

しかし、この薬には極めて大きなリスクが伴いました。最大のデメリットは、一度発動した「巻き戻し」のプロセスを、使用者自身の意思で止めることができない点です。つまり、薬の効果が続く限り、肉体は若返りを続け、青年期、幼少期、赤ん坊、そして最終的には受精卵の状態を経て、この世から完全に消滅してしまいます。AFO自身もこのリスクを理解した上で、「捨て身がヒーローの専売特許だとでも？」と語り、自らの消滅を覚悟の上で使用しました。ヒーローを確実に殲滅するため、自らの存在を賭けた諸刃の剣だったのです。

登場シーンはアニメ・漫画の何巻何話？

オール・フォー・ワンの若返りは、物語の最終局面におけるハイライトの一つであり、原作漫画とアニメの両方で衝撃的に描かれています。具体的な登場話数を把握しておくと、物語をより深く楽しむことができます。

メディア	巻数・シーズン	話数	エピソードタイトル サブタイトル
原作漫画	40巻	第410話	さらば！オール・フォー・ワン
TVアニメ	第7期	第156話（第18話）	It’s A Small World

原作漫画での描写

原作漫画では、40巻に収録されている第410話で彼の最期が描かれます。エンデヴァーたちとの激闘の末に「巻き戻し」の薬を使用し、全盛期の力を取り戻しますが、爆豪との最終決戦で多大なダメージを受け、巻き戻しの進行が加速します。肉体が青年、少年、幼少期、そして赤ん坊へと急速に若返っていき、最期は憎悪の言葉を叫びながら消滅するという、壮絶な最期が描かれました。

TVアニメでの描写

TVアニメでは、2024年5月から放送された第7期で最終決戦が描かれています。若返りが本格的に始まるのは、第18話にあたる通算156話「It’s A Small World」からです。このエピソードでは、青年期へと若返ったAFOが登場し、その声優が神谷浩史さんであることが明かされ、大きな話題となりました。アニメならではの迫力ある演出と声優陣の熱演により、彼の脅威とカリスマ性がより一層際立っています。これらのエピソードは、各種動画配信サービスでも視聴可能です。

全盛期と呼ばれるほどの強さと能力

「ゴールデンエイジ」とも称される全盛期の肉体を取り戻したAFOは、作中最強クラスの戦闘能力を発揮します。彼の強さの根源は、長年にわたり他者から奪い続けてきた多種多様な個性を、最適に組み合わせて行使できる点にあります。

複数の個性を組み合わせた戦闘スタイル

若返った彼は、ただ個々の個性が強力なだけでなく、それらを複合的に発動させることで相乗効果を生み出し、圧倒的な破壊力を生み出します。

複合技・個性	内容
人間空気砲（仮称）	『空気を押し出す』『筋骨発条化』『瞬発力×4』『膂力増強×3』などの個性を組み合わせ、ビル群を薙ぎ倒すほどの強力な空気圧を放つ。
超強力パンチ（仮称）	『筋骨発条化』『増殖』『肥大化』『鋲』『槍骨』などを右腕に集中させ、一撃でオールマイトを仕留めようとした際の切り札。
電波系の衝撃波	死柄木が使用した技。AFOのオリジナルを継承したもので、『電波』に『重荷』で質量を付加し、『押し出す』ことで強烈な衝撃波を放つ。

これらの技はほんの一例に過ぎません。彼は状況に応じて瞬時に最適な個性の組み合わせを判断し、攻撃や防御、移動に至るまで、あらゆる局面でヒーローたちを翻弄しました。

若返りによる身体能力の向上

個性の力だけでなく、肉体そのものが若返ったことで、身体能力も飛躍的に向上しています。反応速度やパワー、耐久力のすべてが全盛期のレベルに達しており、トップヒーローたちによる集団での攻撃にも耐え、的確に反撃を加えていきました。特に、傷を負っても即座に「巻き戻し」によって回復するため、実質的にダメージが無効化される状態は、ヒーローたちにとって絶望的な状況を生み出しました。この圧倒的な強さこそが、彼が「悪の魔王」と恐れられた所以です。

宿敵をなぜ殺さないのかという疑問

オール・フォー・ワンの行動原理を理解する上で、彼がなぜワン・フォー・オールの継承者をすぐに殺害しなかったのか、という点は非常に重要なポイントです。彼の真の目的は、単なる破壊や殺戮ではなく、もっと根深い執着にありました。

真の目的は「ワン・フォー・オールの強奪」

彼の最大の目的は、宿敵であるワン・フォー・オール（OFA）の継承者を殺すことではなく、OFAの個性を「奪い返す」ことでした。OFAは元々、AFOが病弱だった弟・与一に無理やり与えた「力をストックする個性」と、与一が元々持っていた「個性を与える個性」が融合して生まれたものです。このため、AFOはOFAを「弟から始まった、本来は自分に連なる力」と認識しており、それを他人が受け継いでいる現状を許せませんでした。

殺害によるリスク

彼が継承者の殺害を躊躇したのは、殺すことでOFAの個性が完全に失われてしまうリスクがあったためです。OFAは継承者の意志によって受け継がれる特殊な個性であり、持ち主が死亡した場合、個性がどうなるかは不確定でした。自分のものにならないのであれば、意味がないのです。そのため、彼は継承者を生かしたまま個性を奪う方法を模索し続けました。

精神的な揺さぶりと嫌がらせ

また、彼はオールマイトに対して極めて強い憎しみと執着を抱いており、彼が大切にするものを徹底的に破壊することに愉悦を感じていました。その一環として、オールマイトの師である志村菜奈の孫・志村転弧を後継者・死柄木弔として育て上げ、オールマイトの目の前で最大の敵として対峙させるという、精神的に追い詰めるための壮大な「嫌がらせ」を計画・実行しました。このように、彼の行動は単純な破壊衝動ではなく、歪んだ執着と計算高い策略に基づいていたのです。

オール・フォー・ワン若返り後の姿と反響

若返り後のイケメンなビジュアルが話題に

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9月21日(土)夕方5:30放送
『僕のヒーローアカデミア』7期第18話
「It's A Small World」先行場面カット解禁!!
▶https://t.co/fkqaMEk1NN

読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットにて!#heroaca_a pic.twitter.com/yEOjjHuyz7

— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) September 19, 2024

オール・フォー・ワンの若返りは、物語の展開だけでなく、彼のビジュアル面でもファンに大きな衝撃を与えました。これまで生命維持装置に繋がれ、顔が判然としない「梅干し頭」とも揶揄された姿から一転、端正な顔立ちの青年へと変貌を遂げたからです。

このギャップは非常に大きく、SNSや各種掲示板では「AFOがイケメンすぎる」「悪役なのにかっこいい」といった声が殺到しました。特に、白髪で整った顔立ちに、魔王としての威厳とどこか儚げな雰囲気を併せ持つ青年期のデザインは、多くの視聴者や読者を魅了したのです。

彼の外見は、ただ若返っただけではありません。全盛期の自信に満ちた表情や、時折見せる子供のような無邪気な残酷さがそのビジュアルに加わることで、キャラクターの多面的な魅力が引き出されました。この予期せぬ「イケメン化」は、ヒロアカの最終決戦における大きな見どころの一つとなり、彼のキャラクター人気をさらに押し上げる要因になったと考えられます。

青年期の声優は神谷浩史が担当

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　　オール・フォー・ワン＜青年期＞
　　　キャラクターデザイン公開!!
　　 そしてこのAFO青年期の声を
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— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) September 21, 2024

若返ったオール・フォー・ワンの青年期の声を担当したのは、数々の人気キャラクターを演じてきた実力派声優の神谷浩史さんです。このキャスティングは、アニメ第7期の放送内でサプライズ発表され、ファンに大きな驚きをもたらしました。

大塚明夫さんからのバトンタッチ

それまでAFOの声を担当していたのは、重厚かつ威厳に満ちた声でキャラクターの恐怖を体現してきた大塚明夫さんでした。神谷さんは、この偉大な先輩から役を引き継ぐにあたり、「（大塚さんに）『見た目が若くなっても明夫さんのままで良いじゃん』って言ったら『いいや、幼稚園から（この声）』と言っていました。ならますます明夫さんがやれば良いと思いましたが…僕に託していただいたので若AFO、精一杯身勝手に務めさていただきます！」というユニークなコメントを寄せています。

神谷さんの演技への評価

神谷さんの演技は、若々しさの中に潜む圧倒的なカリスマ性と、底知れない邪悪さを見事に表現しており、「声がキャラクターに完璧に合っている」「神谷さんのAFO、最高すぎる」と絶賛の声が相次ぎました。大塚さんが作り上げた「魔王」のイメージを踏襲しつつも、若さゆえの傲慢さや危うさを加えた新たなAFO像は、物語の緊張感を一層高めることに成功しています。この豪華な声優リレーも、若返りエピソードが注目される大きな理由の一つです。

印象的なオール・フォー・ワン若返りセリフ集

若返りに伴い、オール・フォー・ワンの言動も変化し、彼の内面を象徴するような印象的なセリフが数多く登場しました。ここでは、彼のキャラクター性を色濃く反映したセリフをいくつか紹介します。

これらのセリフは、彼の思考や哲学、そして若返りによる心理的変化を雄弁に物語っており、キャラクターの深みを一層増しています。

なんjでの評価やファンの反応まとめ

オール・フォー・ワンの若返りは、匿名掲示板である「なんj」や各種SNSで極めて大きな反響を呼び、様々な角度から活発な議論が交わされました。

ビジュアルと声優への絶賛

最も多く見られたのは、若返った彼のビジュアルと、青年期を演じた神谷浩史さんへの称賛です。これまで「顔が怖い」「不気味」という印象が強かったキャラクターが、突如として作中屈指の「イケメン」として描かれたことに対し、「まさかのイケメン化で惚れた」「悪役なのに推せる」といった好意的な意見が多数を占めました。神谷さんのキャスティングについても、「声がイメージ通りすぎる」「豪華すぎて震えた」など、驚きとともに絶賛の声が上がりました。

キャラクター性への再評価

彼の行動原理や哲学についても、改めて議論の的となりました。「弟への歪んだ執着がすごい」「根っからの悪で最高」といった、彼の純粋悪としてのキャラクター性を評価する声が多く見られます。一方で、「個性に苦しむ人々を救っていた側面もある」と、彼の多面的な部分に言及する意見もありました。若返りを経て、彼の過去や内面の一部が垣間見えたことで、単なる「悪の記号」ではない、複雑で魅力的なキャラクターとしての評価が確立されたと言えるでしょう。

まとめ：オール・フォー・ワン若返りの魅力

この記事では、『僕のヒーローアカデミア』における最大の敵、オール・フォー・ワンの若返りについて、その理由からファンの反応までを多角的に解説しました。最後に、彼の若返りが持つ魅力と重要性を箇条書きでまとめます。