『僕のヒーローアカデミア』に登場するヴィランの中でも、一際異彩を放つ存在、リ・デストロ。
異能解放軍の最高指導者として君臨し、その圧倒的なカリスマ性と力でヒーローや敵対するヴィランを震撼させました。
彼の衝撃的な戦闘と結末を目の当たりにし、「リデストロは死亡したのか?」という疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
結論としては死亡していません。最後まで生存しています。
この記事では、多くのファンが注目するリデストロ死亡説の真相について、作中の描写を基に徹底的に解き明かします。
彼の初登場シーンから、そして最後はどうなったのかという核心に迫るだけでなく、その強さや弱さ、個性や能力の詳細も深掘りします。
また、敵でありながらかっこいいと評される理由、部下の宮下に見せた非情な一面、死柄木やエッジショット、常闇との激闘の記録、そして直接的な接点がないオーバーホールとの思想的な対比にも言及します。
さらに、キャラクターに命を吹き込んだ豪華声優の情報まで、リ・デストロという人物を多角的に理解できるよう、情報を網羅しました。
ぜひ最後までご覧ください。
- リ・デストロの基本的なプロフィールと強さ
- 作中での重要な戦闘と人間関係
- リ・デストロ死亡説の真相と現在の状況
- 彼に関連するキャラクターやエピソードの詳細
リ・デストロ死亡説の真相は?彼の正体と強さ
- 漫画でのリデストロの初登場シーン
- 個性「ストレス」の驚異的な能力
- リ・デストロの強さは?本当に弱いのか
- 敵ながらかっこいいと言われる理由とは
- アニメ版の声優は平田広明さんが担当
- 部下の宮下を殺害した冷酷な一面
漫画でのリデストロの初登場シーン

リ・デストロが物語の舞台に本格的に姿を現したのは、原作漫画では23巻の第218話、アニメでは第5期の終盤にあたる第109話からです。彼の第一印象は、社会的に成功した温厚な経営者そのものでした。
表の顔:デトネラット社社長・四ツ橋力也
彼の表向きの身分は、ライフスタイルサポート企業「デトネラット社」の代表取締役社長・四ツ橋力也(よつばし りきや)です。この会社は、超人社会において多様化する人々の“個性”に合わせた日用品を提供することで国内トップシェアを誇る大企業。四ツ橋自身も、社長でありながら自社のコマーシャルに登場するため、世間的な知名度は非常に高い人物でした。
作中では、部下から自身の後退した髪型をいじられても鷹揚に笑って流すなど、器の大きい上司として描かれています。この温和な態度は、彼の後述する凶悪な本性を隠すための完璧な擬態だったのです。
裏の顔:異能解放軍 最高指導者
しかし、その正体は、11万人以上の構成員を擁する巨大なテロリスト集団「異能解放軍」の最高指導者、リ・デストロです。彼は、かつて国と対立し敗れた伝説のヴィラン、デストロの実の息子であり、父の果たせなかった「個性の自由な解放」という悲願を現代で成し遂げるべく、水面下で長年にわたり活動を続けていました。
彼の初登場シーンが読者に与えた最も大きな衝撃は、その二面性がはっきりと示された瞬間にあります。信頼していた部下の宮下が、父デストロの思想を「時代遅れの犯罪者の戯言」と否定した際、リ・デストロは笑顔を一切崩すことなく、その場で宮下の首をへし折って殺害します。この冷酷非情な行動は、彼の思想への狂信的なまでの執着心と、目的のためにはいかなる犠牲も厭わない恐ろしさを読者に強く印象付けました。

表と裏の顔がこないに違うとはなぁ。でも、そんだけ深いキャラってことやんな!これからどないなるか、めっちゃ気になるわ~。
個性「ストレス」の驚異的な能力
『僕のヒーローアカデミア』5期第23話「志村転弧:オリジン」今日夕方5:30 読売テレビ/日本テレビ系全国29局ネットで放送。
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) September 11, 2021
異能解放軍最高指導者、リ・デストロ。その思想と野望を成就すべく、死柄木に襲い掛かる!https://t.co/BQL98Tbauf#heroaca_a #ヒロアカ #ヴィラアカ #ヴィランアカデミア編 pic.twitter.com/D6BKMwxaDG
リ・デストロの戦闘能力の根幹を成すのが、彼の持つ個性「ストレス」です。これは極めて特殊かつ強力な能力であり、彼の精神状態と密接にリンクしています。
能力の仕組みと発動条件
個性「ストレス」は、その名の通り、精神的なストレス(怒り、不満、恐怖、重圧など)を蓄積し、それを物理的なパワーへと変換する能力です。ストレスを感じると、彼の身体には黒い痣のような模様が浮かび上がり、そのストレス量に比例して肉体は巨大かつ強靭になります。
彼の特筆すべき点は、この能力のコントロール精度にあります。指先だけを部分的に強化してデコピンのような攻撃を繰り出したり、あるいは全身をビルディングのように巨大化させたりと、発動範囲や規模を自在に調整することが可能です。全身に個性を纏った状態では、筋骨隆々の黒い巨人と化し、圧倒的な破壊力を発揮します。
長所と短所
この個性の最大の長所は、理論上パワーの上限がないことにあります。ストレスを受け続ければ受け続けるほど強くなれるため、追い詰められるほどに戦闘能力が増していくのです。
しかし、その裏返しとして致命的な短所も存在します。パワーの源が「ストレス」であるため、彼自身が精神的に満たされたり、現状に満足したりすると、ストレスが消失し、個性の力が発揮できなくなってしまうのです。心が晴れてしまえば、彼は途端に無力化します。これは、純粋な戦闘技術では補えない、根源的な弱点と言えるでしょう。
必殺技とサポートアイテム
リ・デストロは、この特異な個性を最大限に活かすため、独自の必殺技や専用のサポートアイテムを開発・使用しています。

これらの装備は、彼が自身の個性をいかに深く理解し、その長所を伸ばし、短所を補うために研究を重ねてきたかの証左です。

ストレスを力にするなんて、ほんまユニークな個性やで!使い方次第でめっちゃ強うなるんやろな。発想がすごいわぁ。
リ・デストロの強さは?本当に弱いのか
「リ・デストロは本当に強いのか、それとも弱いのか」という問いは、彼の作中での活躍と敗因を考えると非常に興味深いテーマです。結論から言えば、彼の戦闘能力は作中のヴィランの中でもトップクラスに位置づけられ、決して弱いキャラクターではありません。
圧倒的な戦闘描写
彼の強さを証明する最も分かりやすい例が、ヴィラン連合との全面戦争「泥花市再臨祭」での戦闘です。彼は荼毘の蒼炎を片手で軽くいなし、Mr.コンプレスの個性で圧縮された瓦礫を意にも介しませんでした。
特に、覚醒前の死柄木弔を相手にした際には、そのスピードとパワーで完全に圧倒。死柄木の指を数本砕き、戦闘不能寸前まで追い込みました。さらに、ヒーローとの最終決戦では、プロヒーローである常闇踏陰が完全解放した「黒影(ダークシャドウ)」と正面からぶつかり合い、互角に渡り合うほどの膂力を見せています。これらの事実から、純粋な戦闘力だけで見れば、彼が超一流であることは疑いようがありません。
敗因から見える弱点
では、なぜ彼は敗北したのでしょうか。彼の「弱さ」は、戦闘能力そのものではなく、個性の特性と精神性、そして物理的な弱点に起因します。
- 精神的な弱点: 死柄木との戦いでは、彼の「全てからの解放」を体現する姿に感銘を受け、ストレスが消失してしまいました。これは彼の個性の根幹を揺るがす最大の弱点であり、相手を認めてしまった瞬間に敗北が決定づけられたのです。
- 物理的な弱点: ヒーローとの最終決戦では、彼の戦闘の負荷に義足が耐えきれずに破損しました。これが直接的な敗因となり、エッジショットに捕縛される隙を生み出してしまいます。
このように、リ・デストロは特定の条件下では無類の強さを誇るものの、精神状態や身体的な欠損といった、特殊な要因によって敗北する脆さも併せ持っています。このアンバランスさが、彼のキャラクターの深みを増していると言えるでしょう。

めっちゃ強いけど、弱点もあるんやな。でも、そういう完璧やないところが、また魅力的なんかもしれへんな。応援したくなる気持ちもわかるわ。
敵ながらかっこいいと言われる理由とは

リ・デストロは冷酷非情なヴィランでありながら、一部の読者からは「かっこいい」「魅力的な悪役」として支持されています。その理由は、彼の持つ複雑な人間性と確固たる信念にあると考えられます。
第一に、彼は自身のルーツと使命に誇りを持っています。父である初代デストロの思想を絶対的な真理と信じ、その実現のために人生の全てを捧げる姿は、歪んではいるものの、一貫した強い意志を感じさせます。単なる破壊や快楽を求めるヴィランとは一線を画す、思想犯としてのカリスマ性が彼にはあります。
第二に、その器の大きさです。彼は11万人の組織を率いる指導者でありながら、自分よりも「解放の王」にふさわしいと認めた死柄木に対し、潔く敗北を認め、全てを譲り渡しました。プライドや過去の栄光に固執せず、より大きな理想の実現のために身を引くという判断は、並の人物にできることではありません。降伏後、死柄木の忠実な部下として振る舞う姿は、滑稽であると同時に、彼の信念への忠実さを物語っています。
最後に、その圧倒的な実力と、普段の温厚な社長としての姿とのギャップも、彼のキャラクターとしての魅力を高めています。知性と狂気、そして強さを兼ね備えた、深みのある悪役像が、多くの読者を惹きつけているのです。

敵やけど、自分の信じる道を進む姿は、なんかグッとくるもんがあるなぁ。こういう一本筋の通った人、かっこええわ。
アニメ版の声優は平田広明さんが担当
From Sanji to Kotetsu T. Kaburagi — An Interview with Hiroaki Hirata at Animazement 2025 https://t.co/mKw56QYAhN
— ひらたプロダクションジャパン(平田広明) (@hiratapro) June 16, 2025
テレビアニメ版『僕のヒーローアカデミア』でリ・デストロの声を担当しているのは、日本を代表する声優の一人である平田広明さんです。
平田さんと言えば、世界的に有名な作品で数多くの主要キャラクターを演じてきた実力派として知られています。
- 『ONE PIECE』: サンジ役
- 『TIGER & BUNNY』: 鏑木・T・虎徹 / ワイルドタイガー役
- 『片田舎のおっさん剣聖になる』:主人公・ベリル役
- 『宇宙兄弟』: 南波六太役
- 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ: ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の日本語吹き替え
- 海外ドラマ『ER緊急救命室』: ジョン・カーター(ノア・ワイリー)の日本語吹き替え
軽妙でコミカルな役から、シリアスで重厚な役まで幅広くこなす平田さんの演技は、リ・デストロというキャラクターに完璧にマッチしています。表向きの温厚な社長としての柔らかな口調と、裏の顔である冷徹な指導者としての威圧的な声色、そしてストレスが頂点に達した際の狂気に満ちた叫びまで、その複雑な内面を見事に表現しています。
平田さんの深みのある演技によって、リ・デストロというキャラクターの魅力と恐ろしさが、アニメ版ではさらに増幅されていると言えるでしょう。

あの平田さんが声やってはるんや!そら渋くてかっこええわけやわ!サンジもええけど、リ・デストロもハマり役やんなぁ~!
部下の宮下を殺害した冷酷な一面
【今日は #ヒロアカ 6期第2クール初回放送!】
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) January 7, 2023
異能解放軍のトップから、死柄木を支える男へ。リ・デストロの超常解放の思想の行く末は…!?
『僕のヒーローアカデミア』6期第14話
「極々、地獄」今日夕方5:30 !
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットでON AIR!#heroaca_a pic.twitter.com/OcamGPbF32
リ・デストロの人物像を理解する上で、彼の非情さを象徴するエピソードが、部下である宮下の殺害です。これは彼の思想のためには手段を選ばない、狂信的な側面を浮き彫りにした重要なシーンです。
デトネラット社で働く宮下は、社長である四ツ橋(リ・デストロ)からの信頼も厚い、有能な社員でした。ある日、宮下は四ツ橋が読んでいた父の自伝『異能解放戦線』について、悪気なく率直な感想を口にします。それは「思想が古臭い」「ただの迷惑なテロリストの記録」といった、解放思想を真っ向から否定する内容でした。
これを聞いたリ・デストロは、普段の温厚な笑みを浮かべたまま、宮下を賞賛します。「君は賢い。私の言いたいことを的確に理解している」と。しかし、その直後、「だが、それ故に君は危険だ」と続け、一瞬にして宮下の首をへし折り、命を奪いました。
この行動は、リ・デストロにとって解放思想への共感が、他者の価値を測る唯一絶対の基準であることを示しています。たとえ有能な部下であっても、自らの思想の障害となると判断すれば、何の躊躇もなく排除する。この笑顔の裏に隠された底知れない冷酷さと狂気は、彼が単なる理想家ではなく、目的のためには人の命さえ軽んじる危険なテロリストであることを明確に物語っています。
なお、アニメ版では物語のテンポや放送時間の都合上、この直接的な殺害シーンはカットされ、彼の非情さは他の描写で補完される形となりました。

うわぁ…これはちょっと怖すぎるわ…。自分の考えと違うからって、こないなことするなんて…。でも、それだけ譲れへんもんがあったんやろか。なんや切ない話やな。
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リ・デストロ死亡の噂と作中の人間関係
- 死柄木との激闘と敗北の経緯
- 常闇との戦闘で足止めを食らう
- エッジショットに敗れ捕縛される
- オーバーホールとの直接的な関係は?
- 結論:リデストロ死亡は嘘で最後はどうなった?
死柄木との激闘と敗北の経緯
今日は #ヒロアカ「ヴィランアカデミア編」クライマックス!
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) September 18, 2021
敵<ヴィラン>連合vs異能解放軍、死柄木vsリ・デストロ、今日決着!
『僕のヒーローアカデミア』5期第24話「死柄木弔:オリジン」今日夕方5:30読売テレビ/日本テレビ系全国29局ネットで放送!https://t.co/SHIbg5Dvjb
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リ・デストロの運命を決定づけたのが、ヴィラン連合のリーダー、死柄木弔との壮絶な戦いです。この戦いは「異能解放軍編」の頂点であり、彼の物語における最大のターニングポイントとなりました。
戦争の勃発と序盤の優勢
発端は、リ・デストロが急速に台頭してきたヴィラン連合を「思想なき破壊集団」と見なし、解放思想の障害になると判断したことでした。彼はヴィラン御用達のブローカー・義爛を人質に取り、ヴィラン連合を本拠地である泥花市へとおびき寄せ、11万人の解放戦士による総攻撃「再臨祭」を開始します。
当初、戦況は異能解放軍の圧倒的優位に進みました。リ・デストロはタワーの上から高みの見物を決め込み、幹部たちの活躍によってヴィラン連合は壊滅寸前まで追い込まれます。しかし、追い詰められたトゥワイスの覚醒を皮切りに、戦況は少しずつ変化していきました。
直接対決と死柄木の覚醒
やがて、死柄木本人がリ・デストロのいるタワーに到達。「崩壊」の個性でタワーを倒壊させ、二人の最高指導者による直接対決の火蓋が切られます。
戦闘序盤は、個性「ストレス」の力で巨大化したリ・デストロが死柄木を圧倒します。そのパワーは死柄木の動きを捉え、指を砕くほどの威力を見せつけました。しかし、この極限状況とリ・デストロとの対話の中で、死柄木は自ら封印していた幼少期の凄惨な記憶を思い出します。家族を「崩壊」させてしまった原初の記憶と共に、彼の個性は真の覚醒を遂げました。
敗北と降伏
覚醒した死柄木の「崩壊」は、もはや触れたものだけを壊すレベルではありませんでした。崩壊が連鎖し、泥花市の広範囲が瞬く間に塵と化していく光景を目の当たりにし、リ・デストロは戦慄します。
しかし、彼が本当に心を奪われたのは、その破壊の規模ではありませんでした。過去のしがらみから完全に解き放たれ、本能の赴くまま、ただ純粋に破壊を楽しむ死柄木の姿に、彼は父が唱えた「真の解放」の理想形を見たのです。畏敬の念が彼の心を支配し、力の源であるストレスは完全に消失。さらに、「崩壊」が自身の両足に及んだため、全身に回る前に自ら切断して生き延びます。
そして、戦意を失ったリ・デストロは、地に膝をつき、死柄木にこう告げました。「異能解放軍は、お前の後についていく」。この敗北宣言により、異能解放軍はヴィラン連合に吸収され、後にヒーロー社会を揺るがす巨大組織「超常解放戦線」が誕生するのです。

自分よりすごいって認めた相手に、全部を託すなんて、なかなかできることやないで。負け方がまたかっこええわ。ここから新しい物語が始まるんやな。
常闇との戦闘で足止めを食らう
ヒロアカの昨日放送回「策策策」で大活躍だった常闇踏陰。彼を演じる細谷佳正さんのスペシャルインタビューはこちらから!
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) April 23, 2017
↓https://t.co/eDflbRgzQf#heroaca_a pic.twitter.com/cFXQmgBFnA
超常解放戦線が結成された後、ヒーローによる一斉急襲作戦が開始されます。この全面戦争において、リ・デストロは再びその強大な力を見せつけますが、彼の前に一人の若きヒーローが立ちはだかりました。それが、ホークスのサイドキックである常闇踏陰です。
群訝山荘の地下で待機していたリ・デストロは、ヒーローの襲撃を知り、ストレスを爆発させて地上へ向かいました。彼の目的は、改造手術中で動けない最高指導者・死柄木の下へ合流し、援護することでした。
しかし、その進路上で増援を阻止すべく待ち構えていたのが常闇でした。光のない地下という環境は、常闇の個性「黒影(ダークシャドウ)」の力を最大限に引き出します。完全解放され、暴走寸前の巨大な黒影と、ストレスで巨大化したリ・デストロ。二人の巨体が激突し、凄まじいパワーの応酬が繰り広げられました。
リ・デストロは、プロヒーローに匹敵する黒影のパワーと互角に渡り合う戦闘力を見せつけ、常闇を戦慄させます。しかし、この激しい攻防の負荷に、彼の義足が耐えきれずに破損。バランスを崩したことで動きを止められてしまい、その隙に出口も崩落させられ、結果的に足止めを食らうことになりました。常闇はリ・デストロを倒すことはできませんでしたが、彼の進軍を遅らせるという重要な役割を果たしたのです。

常闇くんもめっちゃ成長したなぁ!リ・デストロも義足がなかったら、どないなってたんやろ。どっちもすごくて、ハラハラするわ~。
エッジショットに敗れ捕縛される
エッジショットvsリ・デストロ#僕のヒーローアカデミア pic.twitter.com/YY0chuTQM6
— 黒鉛筆 (@LSZYQhiqsjZy7No) November 28, 2020
常闇による足止めから解放されたリ・デストロは、予備の義足を装着し、怒りを新たな力に変えて戦線に復帰します。彼が地上に出たとき、戦況はヒーロー優位に進んでおり、さらに敬愛する死柄木の覚醒が妨害されたことを察知します。
救世主たる「解放の王」を邪魔された怒りは、彼のストレスを極限まで高めました。リ・デストロは獅子奮迅の勢いで周囲のヒーローたちをなぎ倒し、再び戦局を覆しかねないほどの猛威を振るいます。
この彼の暴走を止めるべく対峙したのが、当時のヒーロービルボードチャートJPでNo.4に位置する実力者、「紙のように薄くなれる」個性を持つ忍者ヒーロー・エッジショットでした。
エッジショットは、その変幻自在の個性と卓越した体術でリ・デストロの猛攻を巧みに回避し、的確にダメージを与えていきます。リ・デストロも必死に抵抗し、一時はエッジショットの腕をボロボロにするなど善戦しましたが、またしても義足が破損。文字通り足枷となった義足を引きずりながらでは、トッププロヒーローを相手にするのはあまりにも厳しく、最後はエッジショットの攻撃によって両腕と義足を完全に破壊され、戦闘不能に。
こうして、異能解放軍の元最高指導者は、その野望もろともヒーローによって捕縛され、彼の戦いは終わりを告げました。

あー、ついに捕まってもうたんか…。最後までめっちゃ頑張ってたのになぁ。お疲れさんって言うてあげたいわ。ゆっくり休んでほしいな。
オーバーホールとの直接的な関係は?
#HBD!!#治崎廻 #オーバーホール #3月20日 https://t.co/UK8TYipcj7#ヒロアカ #heroaca_a pic.twitter.com/rvhsu88lrG
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) March 19, 2025
作中において、リ・デストロと、指定敵<ヴィラン>団体・死穢八斎會の若頭であったオーバーホール(治崎廻)との間に、直接的な接触や関係性は一切描かれていません。彼らが同じ場面に登場したことはなく、互いを認識していたかどうかも不明です。
しかし、両者は『僕のヒーローアカデミア』の物語における「組織を率いるカリスマ的ヴィラン」として、非常に対照的な存在として描かれています。
項目 | リ・デストロ | オーバーホール |
---|---|---|
思想 | 個性の自由な行使を掲げる「解放主義」 | 個性を「病」とみなし、根絶を目指す「根絶主義」 |
組織 | 11万人の思想的共鳴者による解放軍 | 血縁と恐怖で支配された極道組織 |
目的 | 革命による社会構造の変革 | 個性消失弾による裏社会の支配 |
結末 | 思想を体現する者に敗北し、組織ごと吸収される | ヒーローに敗北し、個性を失い逮捕される |
このように、彼らの掲げる思想は「解放」と「根絶」という、まさに水と油の関係です。もし二人が直接対決していたら、互いの信念をかけた壮絶な戦いになっていたことは想像に難くありません。
直接的な関係はありませんが、緑谷出久や死柄木といった次世代のキャラクターが成長する過程で立ちはだかった、異なる思想を持つ「旧世代のヴィランの壁」として、物語の中で重要な役割を担っていたと言えるでしょう。

この二人がもし出会ってたら、めっちゃすごいことになってたんやろな。考え方が真逆やから、話がまったく噛み合わへんのやろなぁ。それもまた見てみたい気もするけど(笑)。
結論:リ・デストロ死亡は嘘で最後はどうなった?
この記事を通して考察してきた「リ・デストロは死亡したのか?」という最大の疑問について、最終的な結論を述べます。作中の描写を基に判断すると、リ・デストロは死亡しておらず、現在も生存しています。
彼の最後は、ヒーローとの全面戦争においてプロヒーロー・エッジショットに敗れ、捕縛されるというものでした。死柄木との戦いで両足を失い、ヒーローとの最終決戦で両腕も戦闘不能になるほどの重傷を負いましたが、命までは奪われていません。逮捕後は、タルタロスのような特殊なヴィラン収容施設に移送され、厳重な監視下に置かれていると考えるのが自然です。
また、彼の物語を語る上で欠かせないのが、トゥワイスの個性によって生み出された「複製体」の存在です。この複製体は、本体が群訝山荘で戦っている間、デトネラット社の社長としてヒーロー公安委員会の上層部と会談。これが罠であると見抜くと、その場で大暴れし、公安委員会の会長を殺害、組織を実質的に機能停止に追い込むという大きな戦果を挙げた末に消滅しました。
以上の点を踏まえると、リ・デストロの物語は「死亡」ではなく「敗北と捕縛」という形で一区切りを迎えました。しかし、カリスマ性と影響力を持つ重要キャラクターであるため、今後の物語の展開次第では、何らかの形で再登場する可能性もゼロではないでしょう。
- リ・デストロは死亡しておらず、逮捕されて生存している
- 異能解放軍の元最高指導者で、デトネラット社の社長という二つの顔を持つ
- 個性「ストレス」は精神的負荷を強大なパワーに変換する能力
- 死柄木との戦いで彼の「解放」された姿に感銘を受け、敗北を認めた
- 死柄木に敗れた後、自身の組織ごとヴィラン連合に合流し、超常解放戦線が誕生した
- 戦闘で両足を失い、以降は義足を使用していた
- ヒーローとの最終決戦でエッジショットに敗れ、捕縛されるのが作中での最後
- 声優は『ONE PIECE』のサンジ役などで知られるベテラン、平田広明さんが務める
- 自身の思想のためなら部下の宮下も躊躇なく殺害する冷酷な一面を持つ
- プロヒーローの常闇やエッジショットとも渡り合う高い戦闘能力を誇る
- 個性の特性上、精神的に満たされると弱体化する弱点がある
- オーバーホールとは対照的な思想を持つヴィランだが、直接の接点はない
- 彼の複製体はヒーロー公安委員会を壊滅させ、大きな爪痕を残した
- 作中での敗北後も、今後の展開次第では再登場の可能性がある
- リ・デストロの行動と思想は、ヒロアカのヴィラン勢力図を大きく塗り替えた

生きててほんま良かったわ~!これで「リ・デストロ死亡説」も一安心やな!またいつか、どこかで出てきてくれるんちゃうかなって、めっちゃ期待してんで!