【ヒロアカ】外典の話題の食べ方（犬食いシーン）や「かわいい」と言われる理由・素顔も紹介

『僕のヒーローアカデミア』に登場するヴィラン、外典。

彼の謎に満ちた存在の中でも、特に「外典の食べ方」がファンの間で大きな話題となっています。

異能解放軍の食事シーンで見せた、いわゆる犬食いを彷彿とさせる行儀の悪さは、多くの読者に衝撃を与えました。

この記事では、そんな外典の食べ方の詳細から、彼の正体や本名、そして最終的に死亡したのかという安否までを徹底的に深掘りします。

フードで隠されていた素顔のかわいらしさや、キャラクターの魅力を引き立てる担当声優、規格外の強さを誇る個性についても解説。

さらに、物語の重要な鍵を握る荼毘や轟冷との関係性、そして「外典」という名前に込められた深い意味にも迫ります。

漫画で描かれた外典の食べ方と犬食いの噂

物議を醸した外典の食べ方と犬食いシーン

外典の特異なキャラクター性を読者に強く印象付けたのが、彼の行儀の悪い食事シーンです。この描写は、コミックス23巻に収録されている第219話「再臨祭」の109ページで確認することができます。

この場面は、リ・デストロ率いる異能解放軍の幹部たちが一堂に会して食事をとるシーンです。幹部たちがテーブルを囲む中、外典の行動は明らかに異質でした。直接的に「犬食い」している姿がクローズアップで描かれているわけではありませんが、コマの端に描かれた彼の様子から、その異常な食事マナーは十分に伝わってきます。彼はテーブルに顔をこすりつけるほどに近づけ、ナイフやフォークを使わず、手づかみで料理を口に運んでいるように見えます。その姿は、食事を楽しむというよりも、ただエネルギーを補給しているかのような、動物的な印象を与えます。

この行動が示唆しているのは、彼の育ってきた環境の特殊性です。公式キャラクターブック「Ultra Analysis」でも触れられているように、外典は学校に通わず、その人生のほとんどを「異能を鍛える」ことだけに捧げてきました。リ・デストロによって戦闘兵器として育てられたため、一般的な社会常識や食事のマナーといった教育を受ける機会がなかったのでしょう。

注目すべきは、周囲の幹部たちが彼のその振る舞いを全く意に介さず、咎めるそぶりすら見せない点です。これは、外典がリ・デストロから絶大な寵愛を受け、解放軍の中でいかに特別な存在として扱われているかを如実に物語っています。彼の強さこそが全てであり、それ以外の作法や常識は問われない。異能解放軍の「強さ至上主義」という価値観が、この一つの食事シーンに凝縮されているのです。

フードの下に隠された外典の素顔とは

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登場以来、長い間分厚いフード付きコートで顔を隠し、その正体が謎に包まれていた外典。しかし、物語が進む中でついにその素顔が明らかになり、多くの読者を驚かせました。フードの下に隠されていたのは、非常に整った顔立ちを持つ、中性的な魅力の美少年だったのです。

外典の素顔が初めて描かれたのは、コミックス25巻の第240話「力」です。敵連合を吸収し、11万人を超える巨大組織「超常解放戦線」が結成された際の決起集会。その壇上で、彼は他の幹部たちと共にフードを脱ぎ、その姿を現しました。

外典のプロフィール

項目	詳細
ヴィラン名	外典（げてん）
本名	不明（氷叢家の血縁）
個性	氷操（ひょうそう）
所属	異能解放軍 → 超常解放戦線
CV（声優）	山下誠一郎
初登場	23巻218話
安否	生存（逮捕）

彼の素顔は、母親である轟冷を彷彿とさせる長く白い髪、涼しげで切れ長の目元が特徴です。それまでの粗野な言動や、氷を操り情け容赦なく敵を殲滅する戦闘スタイルとのギャップはすさまじく、この素顔の公開はファンの間で大きな話題となりました。

この美しい見た目から、登場当初は「実は女性キャラクターなのではないか」という憶測も広く流れました。一人称が「僕」であることから「ボクっ娘」の可能性を考えるファンもいましたが、後に公式ファンブックやアニメ版のキャストクレジットにより、男性であることが確定しています。このミステリアスな雰囲気と、良い意味で期待を裏切る素顔のインパクトが、外典というキャラクターの人気をさらに押し上げる要因となりました。

ギャップがすごい？外典がかわいいと言われる理由

外典が一部のファンの間で「かわいい」と評されるのは、彼の持つ極端なまでの二面性、いわゆる「ギャップ萌え」の要素が非常に強いからです。強さのみを信奉する狂気的な戦闘狂としての顔と、フードの下に隠された儚げな美少年という顔。この二つの側面が同居していることが、彼のキャラクターに奥行きと抗いがたい魅力を与えています。

具体的に、彼のかわいらしさを構成するギャップの要素はいくつか挙げられます。

第一に、前述した「粗野な振る舞いと美しい素顔」のギャップです。犬食いを彷彿とさせる食事マナーや、敵を躊躇なく氷漬けにする冷酷さを見せたかと思えば、その素顔は守ってあげたくなるような繊細な美しさを持っています。この視覚的なインパクトは非常に大きいと言えます。

第二に、「強さへの執着と師への純粋な忠誠心」という内面的なギャップが挙げられます。彼は「異能の強さ以外に生の価値はない」と断言するほどの強さ至上主義者です。しかし、その強さは最高指導者であるリ・デストロに認められたい、彼の役に立ちたいという、ある意味で子供のように純粋な動機に支えられています。このアンバランスな精神構造に、危うさと同時に庇護欲をかき立てられるファンも少なくありません。

第三に、中性的な見た目と一人称「僕」の組み合わせです。素顔が明かされる前は謎の強敵でしたが、素顔判明後は「僕っ子美少年」という新たな属性が加わり、キャラクターの解釈に幅が生まれました。

これらの要素が複合的に絡み合い、「ただの強い敵」ではない、複雑で多面的なキャラクター像を形成しています。この予測不能な魅力こそが、外典が「かわいい」と言われる最大の理由なのです。

外典というヴィランネームに込められた意味

「外典」というヴィランネームは、単なる響きの良さや字面のかっこよさで付けられたものではなく、異能解放軍の組織的な思想やイデオロギーを色濃く反映した、非常に象徴的なネーミングです。

この言葉の本来の意味を紐解くと、彼の名前に込められた意図がより深く理解できます。「外典（げてん）」とは、もともとキリスト教などの宗教で使われる用語で、正統な聖典（バイブル）には含められなかった文書群を指します。それらは正典（せいてん）と認められなかった一方で、決して価値がないわけではなく、教義を補完する重要な書物として扱われることもあります。

この関係性を『僕のヒーローアカデミア』の世界観に当てはめてみましょう。現在のヒーロー社会では、国やヒーロー公安委員会によって管理・統制された「個性」の使い方が「正典」、つまり正しいあり方とされています。一方で、異能解放軍は「異能（個性）は生まれながらにして自由に行使されるべき権利である」と主張します。この思想は、現在の社会秩序から見れば「正しくない」もの、つまり「外典」に位置づけられます。

つまり、「外典」という名前は、「社会の正史や規範からは外れた存在だが、我々には我々の確固たる思想と信じるべき道がある」という異能解放軍の強い意志表示なのです。ヒーローでもなければ、単に破壊を目的とするヴィランでもない。独自の解放思想を掲げる第三勢力としての誇りが、この名前に込められていると言えるでしょう。

外典のキャラクター性を表現する声優

インスタを更新しました✍️

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— 山下誠一郎 Seiichiro Yamashita (@seichiro0521) June 16, 2025

アニメ版『僕のヒーローアカデミア』で外典の声を担当しているのは、実力派声優として名高い山下誠一郎さんです。彼の深みのある演技は、外典という複雑なキャラクターに命を吹き込み、多くの視聴者に強烈な印象を残しました。

山下誠一郎さんは、これまでに『刀剣乱舞』の薬研藤四郎役や『陰の実力者になりたくて！』のシド・カゲノー／シャドウ役など、数多くの人気作品で主要キャラクターを演じてきました。その魅力は、クールで知的な役から、熱血漢、さらにはミステリアスなキャラクターまで幅広く演じ分ける表現力にあります。

外典役においては、その演技力が遺憾なく発揮されています。普段の彼は、どこか感情の起伏が乏しい、冷静で落ち着いた低いトーンで話します。しかし、ひとたび戦闘になれば、強さへの執着と狂気が入り混じった激しい感情を声に乗せます。この静と動の演じ分けは、まさに圧巻です。

特に、中性的で美しい見た目に反した、落ち着きのある低い声色は、外典のミステリアスな雰囲気を一層際立たせています。この声のギャップが、キャラクターの得体の知れなさや底知れぬ強さを効果的に演出しており、ファンからは「イメージにぴったり」「声が低くて最高」といった絶賛の声が多く上がっています。山下さんの演技なくして、アニメ版の外典の魅力は語れないと言っても過言ではないでしょう。

外典の食べ方から考察する謎多き人物像

規格外の強さを見せた外典の個性

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— 僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT【公式】 (@heroaca_ui) May 3, 2023

外典が異能解放軍の最強格と称される所以は、彼の持つ個性「氷操（ひょうそう）」の圧倒的な破壊力と応用力にあります。この能力は、周囲にある氷を自在に、そして遠隔で操るというもので、その規模と威力はまさに「規格外」です。

彼の「氷操」の真骨頂は、単に氷を動かすだけではない点にあります。彼は氷の「温度」を精密にコントロールすることができ、これにより大気中の水分や地下の水道水などを瞬時に凍結させ、自身の支配下にある氷として増殖させることが可能です。この能力のおかげで、わずかな氷さえあれば、実質的に無限とも思えるほどの手駒を生み出せるのです。

作中での活躍は凄まじく、荼毘との戦闘では、街中の氷を集めて巨大な氷の竜を生成し、荼毘の蒼炎と互角以上に渡り合いました。また、プロヒーローたちとの全面戦争では、トゥワイスの個性「二倍」によって生み出された無限増殖のヒーロー軍団「サッドマンズパレード」を、巨大な氷の津波で押し返すという離れ業も見せています。その光景を目の当たりにしたMr.コンプレスが思わず「規格外過ぎる」と戦慄した言葉は、彼の強さを的確に表現しています。

個性の弱点や注意点

ただ、この強力無比に見える個性にも明確な弱点が存在します。最大の弱点は、彼自身がゼロから氷を生成する「生成能力」は持っていないという点です。彼の力はあくまで既存の氷や水分を「操る」ことに特化しているため、周囲に水分が全く存在しない、極度に乾燥した砂漠地帯のような環境では、その能力は著しく制限されてしまうでしょう。彼の強さは、戦う場所の環境に大きく左右されるという側面を持っているのです。

明かされた外典の正体と本名

【異能解放軍キャラクター】
外典
cv.#山下誠一郎

キャラ紹介ページ▼https://t.co/M9DT93kOIa

『僕のヒーローアカデミア』5期第2クール 毎週土曜夕方5:30放送中
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットにて#heroaca_a pic.twitter.com/WYFjx9i59P

— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) July 5, 2021

物語を通じて多くの謎に包まれていた外典ですが、その最大の謎であった出自と正体は、物語の終盤で衝撃的な形で明かされました。彼の正体は、なんとNo.1ヒーロー・エンデヴァーの妻であり、轟焦凍の母親である轟冷が生まれた名家「氷叢（ひむら）家」の血を引く人物だったのです。

この事実は、プロヒーローたちによる超常解放戦線のアジトへの一斉急襲作戦で、外典がセメントスに敗れ逮捕された後、移送中に同じく捕らえられたMr.コンプレスに自ら語ったことで判明しました。

彼の告白によれば、氷叢家は古くは庄屋を営む名家でしたが、「個性」という超常現象の出現に社会が変化していく中で上手く対応できず、急速に零落していったとのこと。その過程で、家名とプライドを保つために外部との血の交わりを嫌い、遠縁の分家同士での結婚を繰り返しました。その結果、血が濃くなり、予期せぬ形で強力な個性が発現しやすい特異な血筋が出来上がったとされています。

外典自身も、リ・デストロが負った火傷を何とかしたいと必死になった際に個性が覚醒したという経験を語っており、この「氷叢家の濃い血」こそが、彼の規格外とも言える「氷操」の力の源泉であることが示唆されました。これは、作中の大きなテーマである「個性特異点」の一つの形とも考えられます。

しかし、彼が氷叢家のどの系統の人間なのか、そして彼の「本名」が何であるのかについては、最後まで作中で明かされることはありませんでした。その謎は、彼のミステリアスなキャラクター性を最後まで際立たせる要素となっています。

轟冷との血縁関係が示唆される描写

前述の通り、外典が轟冷と同じ氷叢家の血縁者であることは、物語の終盤で確定しました。しかし、この事実が明かされるずっと以前から、作者である堀越耕平先生は、二人の関係性を匂わせる伏線を巧みに張り巡らせていました。

最も分かりやすい伏線は、やはり「外見上の類似性」です。コミックス25巻で初めて素顔が明かされた際、彼の白い長髪や涼しげで整った顔立ちは、多くの読者に轟冷を強く連想させました。この酷似したビジュアルは、単なる偶然のデザインとは考えにくく、血縁関係を示唆する最も直接的なヒントでした。

次に挙げられるのが、「個性の類似性」です。外典の「氷操」は、轟焦凍が母親から受け継いだ氷の個性や、冷自身の「氷結」の個性と明らかに同系統の能力です。作中において、完全に同じ個性を持つキャラクターは非常に稀であり、特に氷系統という特徴的な能力が共通している点は、二人の間に特別な繋がりがあることを強く示唆していました。

さらに、彼のキャラクターブックでの紹介文「解放軍に仇なす者を狩る氷使い」という一文も、轟家の物語、特にエンデヴァーに強い憎しみを抱く荼毘の存在と絡めて読むと、意味深に感じられます。

これらの伏線が一つ一つ提示されるたびに、ファンの間では「外典は轟家の親戚ではないか」「冷の兄弟や甥ではないか」といった考察が活発に交わされていました。そして最終的にその考察が的中したことは、物語を深く読み込んできた読者にとって、大きなカタルシスとなりました。

宿敵？荼毘との対比と関係性

今日は #ヒロアカ「ヴィランアカデミア編」放送!

蒼炎を操る荼毘と、氷を操る外典の戦いが加速!
外典を演じるキャストは、#山下誠一郎 さん!

『僕のヒーローアカデミア』5期第22話「サッドマンズパレード」夕方5:30から読売テレビ/日本テレビ系全国29局ネットにてONAIR!#heroaca_a #ヴィラアカ pic.twitter.com/LJqAo4YjeV

— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) September 4, 2021

外典と荼毘（正体はエンデヴァーの長男・轟燈矢）の関係は、物語における「炎と氷」の対立構造を象徴する、非常に重要で興味深いものです。二人は共に「轟家」という一つの家族の歪みにルーツを持ちながら、全く対照的な道を歩むことになったキャラクターとして描かれています。

二人の関係性が最初にクローズアップされたのは、異能解放軍と敵連合の全面戦争でした。ここで、蒼い炎を操る荼毘と、巨大な氷を操る外典は激しく衝突します。この戦いは、単なるヴィラン同士の勢力争い以上の意味を持っていました。自分の炎熱に耐えられない身体を持つ「失敗作」と自嘲する荼毘に対し、外典は師であるリ・デストロのために純粋に個性を磨き上げた「最高傑作」の一人です。この戦いは、いわば「父に認められなかった者」と「師に認められた者」のぶつかり合いであり、二人のセリフの応酬には、互いのコンプレックスや渇望が色濃く滲み出ていました。

後に「超常解放戦線」が結成されると、二人は開闢行動遊撃連隊『VIOLET』の隊長としてコンビを組むことになります。しかし、共闘関係になっても彼らが馴れ合うことはなく、そこには常に緊張感が漂っていました。外典は轟家の事情を知りませんが、荼毘は氷の個性を持つ外典に、自分が見捨てられるきっかけとなった弟・焦凍や、自分を産んだ母・冷の面影を重ねていたのかもしれません。

このように、外典は物語上、荼毘にとっての「もしも」の姿や、自身のコンプレックスを刺激する鏡のような存在として機能していました。二人の対照的な生き様は、轟家の悲劇をより多角的に描き出す上で、欠かせない要素だったのです。

外典は死亡した？最終的な安否

物語が最終決戦へと向かう中で、多くのキャラクターが命を落としましたが、外典の安否について気にしているファンは少なくありません。結論から言うと、外典は作中で死亡しておらず、生存しています。

彼の運命が決定づけられたのは、ヒーローと超常解放戦線との全面戦争、特に群訝山荘での戦いでした。彼は遊撃隊長としてヒーローたちの前に立ちはだかり、その規格外の「氷操」の個性でMt.レディを巨大な氷塊で吹き飛ばすなど、凄まじい戦闘力を見せつけます。

しかし、彼の前に立ちはだかったのが、コンクリートを自在に操る個性を持つベテランプロヒーローのセメントスでした。無機物であるコンクリートは氷結させることが難しく、さらにセメントスの物量と戦略の前に、外典は徐々に追い詰められていきます。激闘の末、外典は全身をセメントで固められてしまい、戦闘不能の状態で逮捕されました。

彼の敗北は、個性の強さだけでは勝敗は決まらないという、ヒロアカの重要なテーマを改めて示すものでした。どんなに強力な個性でも、相性や戦略、そしてヒーローとしての経験値が勝敗を左右するのです。

逮捕後の彼の処遇については作中で詳しく描かれていませんが、他のヴィラン連合幹部らと同様に、タルタロスのような特殊なヴィラン収容施設に移送されたと考えるのが自然です。作中で彼が死亡したという明確な描写は一切ないため、生存していると断定してよいでしょう。彼の物語は、戦いに敗れ、囚われの身となる形で一旦の幕を下ろしたのです。

【総括】外典の食べ方とキャラクターの魅力