『僕のヒーローアカデミア』の映画は、アニメファンの間で毎回大きな話題を呼びますが、その一方で「ヒロアカ 映画 ひどい」といった検索がされるほど賛否が分かれているのも事実です。
なぜ感動の声と失望の声が混在するのでしょうか？
本記事では、「ひどいと言われる理由」や「ユアネクストがひどい」と言われる背景を分析しつつ、シリーズの中で「どれが面白い？」と評価されているのかを詳しく紹介します。
また、原作との「解釈違い」や「オリキャラ」の存在、ファンの「口コミ 感想」などを通じて見えるリアルな評価にも注目。
さらに「観る順番 時系列」や「劇場版主題歌一覧」もまとめており、初心者でもスムーズに楽しめる構成です。
「最高傑作」とされる一本はどれなのかのかも分かります。
映画を観る前に、ぜひチェックしておきたい内容が満載です。
- ヒロアカ映画が「ひどい」と感じられる主な理由
- 『ユアネクスト』に対する否定的な評価の背景
- 原作ファンの間での解釈違いの具体例
- 映画に登場するオリキャラや主題歌の特徴
ヒロアカの映画がひどいと感じる人の声
- ヒロアカ各映画シリーズのひどい評判
- ユアネクストがひどいと言われる理由
- 解釈違いに感じるファンの意見
- オリキャラの扱いに違和感も？
- 口コミ・感想から分かる評価傾向
ヒロアカ各映画シリーズのひどい評判
『僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）』の映画シリーズは、アクションの迫力やキャラクターの熱さでファンを魅了する一方で、「ひどい」と評価される声も一定数存在します。特にSNSやレビューサイトでは、ファンならではの視点から細かな不満や物足りなさが語られることも多く、作品ごとに異なる“ひどい評判”の傾向が見えてきます。
『2人の英雄』に対する不満：王道すぎて薄い？
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～』は、劇場版第1作として公開された記念すべき作品ですが、その華々しいスタートとは裏腹に、一部の視聴者からは「物足りない」「深みがない」といった不満の声も少なくありません。
ストーリーの単調さとテンプレ展開
物語の流れは、ヒーローたちが科学都市「I・アイランド」に招かれ、突如発生した敵の襲撃を迎え撃つというもので、ジャンプ作品らしい“熱血王道”な展開を踏襲しています。ただ、その王道さが裏目に出て、「どこかで見たような話」「予想通りの展開すぎて驚きがない」と感じる人も多かったようです。良くも悪くもジャンプらしい“勧善懲悪”の構造が前面に出ており、映画ならではの深みや捻りを求める観客にはやや淡泊に映ったようです。
ゲストキャラの存在感が強すぎて…
特に注目されたのは、映画オリジナルキャラクターであるメリッサ・シールドの存在です。彼女はデクの戦闘を支える技術者で、映画内で非常に重要な役割を果たします。しかし一方で、「彼女の尺が長すぎて本編キャラの出番が食われている」「なんだかヒロインの紹介ムービーみたいになっていた」と感じた視聴者もいました。
特に原作のファンからは、1-Aのメンバーや人気キャラが総出演していながらも個々の見せ場が少なく、ただ背景に映っているだけのような扱いになっていることに対する不満が多く聞かれました。キャラの“顔見せ”だけに留まり、掘り下げが乏しかった点は、多くのファンにとって惜しいポイントだったようです。
時間の制約による展開の薄さ
映画の上映時間は96分とやや短めで、その限られた尺のなかで、キャラ紹介・オリキャラとの交流・事件の発生・クライマックスバトルまでを一気に詰め込んでいます。この構成によってテンポ感は悪くないものの、逆に各パートが駆け足になり、深く感情移入する時間がないまま話が進行してしまうという難点もありました。
結果として、「世界観にじっくり浸れない」「イベントの連続でストーリーの軸がぼやけている」と感じる観客も出てきてしまいました。
ご都合主義の指摘と“子ども向け”の声
また、クライマックスでは“伝説のヒーロー”オールマイトとデクの師弟共闘という胸アツ展開が描かれるのですが、そこに至るまでの流れや演出がやや強引と感じられ、「都合良く物が運びすぎ」「ちょっと感動させようとしすぎでは？」という冷静な視点の批評も見られます。
さらに、全体を通してシンプルで分かりやすい構成が採られているため、大人の視聴者の中には「子ども向けすぎて物足りない」と感じる人も。少年漫画らしい熱さをそのまま劇場版に持ち込んだことで、感情的な厚みや社会的テーマを求める観客層からは「軽すぎる」という印象を持たれたようです。
高評価の中に潜む“惜しさ”がある作品
もちろん、『2人の英雄』は作品として大きな成功を収め、多くのファンを惹きつけたのも事実です。ただ、その反面で「もっと深く掘り下げてほしかった」「せっかくの劇場版なのに内容が薄く感じた」といった声もあり、特に原作やアニメを長年追っている層にとっては“惜しい”部分が目についてしまったのかもしれません。
初めて『ヒロアカ』に触れる人には入り口として機能し、原作の世界観を知るきっかけとしては優れた作品ですが、原作ファンにとっては「もっとできたはず」という思いが残る一本だったといえるでしょう。
そら熱い展開はええけど、毎回お約束やと飽きてまうわなぁ
『ヒーローズ：ライジング』への批判：展開が強引？
第2作の『ヒーローズ：ライジング』では、アクションの迫力やラストの熱い展開が話題を呼びましたが、「ラストの演出が原作の大事な要素を先取りしすぎている」という不満が上がりました。デクと爆豪の共同戦線という胸アツ展開が“やりすぎ”と感じた人も多く、「いくらなんでも無理がある」「一時的な力の譲渡にしても雑すぎる」と脚本面での粗が指摘されました。
『ワールド ヒーローズ ミッション』の低評価ポイント：テンポとキャラの扱い
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』は、シリーズ第3弾として2021年に公開され、国際的な舞台や新キャラクターの登場など、これまでの劇場版とは一線を画した挑戦的な作風が注目を集めました。しかしその斬新さの裏で、「消化不良」「物足りなさ」を訴える声も一定数存在しています。
テンポの悪さで物語に没入できない
本作では、ヒューマライズという思想団体とのグローバルな戦いを描きながらも、メインで動くのは結局いつもの3人──出久、爆豪、轟──のみ。舞台は海外のオセオンという架空の国に移ったものの、物語のほとんどがその周辺地域で完結しており、“ワールド”を冠したタイトルにしては、舞台の広がりが乏しいという批判が多く見られました。
また、序盤の逃走劇や中盤のロードムービー的展開は、雰囲気重視の演出が多く、ストーリーの核心に迫る場面がなかなか訪れません。ロディという新キャラクターの背景を描くパートも丁寧ではあるのですが、それがテンポの悪さと物語全体のブレにつながっているという指摘もあります。
デクの指名手配の扱いが中途半端
映画の大きなギミックとして用意された“出久の指名手配”という設定。視聴者の多くは、「ヒーローが犯罪者とされることで、味方との関係がどう揺れるのか」といった緊迫したドラマを期待していました。
しかし実際には、他のヒーローたちはすぐに「デクに限ってそんなことはない」とあっさり受け入れてしまい、ドラマとしての厚みや葛藤がほとんど描かれませんでした。せっかくの緊張感ある展開が“前振りだけ”で終わってしまったことに、肩透かしを感じたファンも少なくなかったようです。
キャラクターの活躍に偏り
シリーズではお馴染みの雄英メンバーたちも、今回はほぼモブに近い扱い。海外に散って戦っていたはずのヒーローたちは、ニュース中継のように一瞬だけ映るだけで、ほとんど存在感がありませんでした。
とくに爆豪や轟に関しても、いつものようにかっこよく決めてはいるものの、サブキャラ扱いの印象が否めません。その一方で、新キャラのロディに大半の尺が割かれており、物語全体が“ロディの映画”のように感じられてしまう構成に違和感を覚えたファンも多かったようです。
テーマの掘り下げ不足とラストバトルの力業
最大の不満点として挙げられるのが、ヴィランであるフレクト・ターンの描き方です。彼の個性「リフレクト（反射）」には、“他者を受け入れられない苦悩”や“社会からの孤立”といった深いテーマを内包する可能性がありました。しかし、そのバックボーンはごく簡単に語られるのみで、出久との思想のぶつかり合いなども描かれず、最後は「力技」での解決。
個性を反射する相手に対して、ただ全力で殴り続けて突破するという展開は、ジャンプ作品らしい熱血バトルではありますが、設定の論理性や説得力に欠けていたのは否めません。観客からは「せっかく面白い個性の敵なのに、もったいない」「話の終わらせ方が雑」といった声が相次ぎました。
ロディとピノの存在は好評だが…
とはいえ、すべてが否定されているわけではなく、ロディというキャラクターと、彼の個性として登場した鳥のピノには多くの高評価が集まっています。ピノがロディの本心を“表情”で代弁する設定は感情移入を促す仕掛けとして非常に秀逸で、感動的なシーンを演出するうえで大きな役割を果たしました。
ただ、その良さが作品全体の評価を大きく引き上げるほどではなく、やはり「全体としては中途半端だった」という印象を持つ人が多かったようです。
総じて『ワールド ヒーローズ ミッション』は、新たな試みに意欲的だった一方で、設定やテーマの消化不良、テンポの悪さ、キャラの活躍バランスの偏りなど、細かなほころびが評価を下げた要因といえるでしょう。
シリーズを通して見れば、魅力的な部分も多くある作品ではありますが、“名作”と呼ぶにはもう一歩踏み込みが足りなかった、というのが多くの視聴者の率直な感想かもしれません。
テンポ悪いのとキャラの空気感、もったいなかったなぁ…
作品ごとの“ひどい”と感じるポイントは異なる
このように、ヒロアカ映画シリーズの「ひどい」とされる理由は一様ではなく、作品ごとに異なる特徴があります。共通して見られるのは、「ストーリーの薄さ」「オリジナルキャラの扱い」「原作キャラの活躍不足」といったバランス面への不満です。熱心なファンほど、原作やアニメで積み上げられてきたキャラたちの魅力をしっかり描いてほしいと願っているため、それが期待を下回ると「ひどい」と感じてしまうのかもしれません。
「ひどい評価」が逆に魅力を再発見するきっかけにも
とはいえ、「ひどい」と言われる点も含めて楽しめるのがヒロアカの魅力でもあります。欠点があるからこそ、「あのシーンは良かった」「このキャラの活躍は光っていた」と、観る人それぞれが自分なりの見どころを見つけることができるのです。完璧ではないからこそ、熱く語れる。それが、ヒロアカ映画のもうひとつの楽しみ方なのかもしれません。
ユアネクストがひどいと言われる理由
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』が一部のファンから「ひどい」「つまらない」と評価されてしまう背景には、いくつかの具体的な要因が重なっています。本作はシリーズ第4作目として期待されていただけに、その落差が厳しい反応を呼び起こしているのが現状です。
ストーリーの浅さと没個性なテーマ構成
過去の劇場版『ヒロアカ』作品では、毎回明確なテーマやヒーローとしての葛藤がストーリーの核として描かれてきました。しかし今作では、「誰が次の象徴になるか」というタイトルの割に、物語全体を通じたメッセージが非常に弱く、ただのバトルの連続に終始してしまったという声が多く上がっています。
特に、ヴィランである“ダークマイト”の思想や動機に深みがなく、「オールマイトの後継者になりたい」という設定も浅く感じられる内容で、物語を牽引する存在としては力不足。さらに、敵のセリフがほとんど説明台詞で占められていた点も、物語への没入を妨げてしまった印象があります。
オリジナルキャラクターの扱いに課題
劇場版ならではの新キャラ——たとえばダークマイトやヒロインのアンナ、執事のジュリオといったキャラクターたちは、それぞれに設定があるものの、それが物語の中で十分に生かされていないと指摘されています。
アンナに関しては、能力こそ重要な役割を持っているものの、彼女自身の感情や選択が物語にあまり関与せず、「ただ力を利用される存在」で終わってしまった印象が強いです。その結果、視聴者が彼女に感情移入する余地が少なく、「なぜ彼女が物語の鍵を握っているのか」が分かりづらくなってしまいました。
ジュリオについても、「見た目と声は良いがキャラの掘り下げが弱い」「決意に説得力がない」といった声があり、ただ設定に沿って行動させられているだけのキャラに映ってしまった点は否めません。
キャラクターが多すぎて物語が散漫に
今作では、ヴィランの側にも7人以上の手下が登場し、それぞれが主役級のヒーローと戦うという構成になっていましたが、この点がテンポの悪さにつながっていたという意見も多数あります。
それぞれの戦闘シーンは短く、あっさり決着がつくものも多いため、「尺稼ぎ」「消化試合のようだった」と受け取られやすく、敵キャラが魅力的に見えないという結果を生んでいます。また、バトルのたびに場面転換が多く発生することで、テンポが途切れ、全体のストーリーラインが薄まってしまう結果にもなりました。
主人公たちとの関係性が希薄
『ヒロアカ』映画に期待されるのは、出久（デク）たちが物語を通じて何を学び、どう成長していくのかというドラマ的な要素です。しかし今作では、オリジナルキャラクター同士のドラマ（たとえばジュリオとアンナ）にフォーカスが当たりすぎて、肝心の主人公たちが“外野”になってしまう場面が多く見受けられました。
デクたちとヒロインとの間に会話や信頼関係を深める描写がほとんどなく、終盤で彼女が救われても、「彼女を助けたい」という彼らの動機が曖昧なまま進行してしまったことが、感情的な盛り上がりを損なう一因となっています。
バトル演出は迫力あるが…
映像面では、スタジオボンズによる作画のクオリティの高さは健在で、特にラストのバトルシーンは圧巻です。しかし、そのクオリティが高すぎて、視覚的な派手さに頼った「見せ場」ばかりになってしまい、ストーリーとしての起伏や“何のための戦いか”という文脈がぼやけてしまいました。
セリフのないバトルシーンや、CGに頼った大規模な破壊描写は、アニメーションとしての魅力はあるものの、「で、結局何だったの？」という置き去り感を残してしまったという印象です。
総評：これまでの映画の“いいとこ取り”を狙ったが…
過去3作の『ヒロアカ』映画がそれぞれ明確なテーマやエモーショナルな展開を持っていたのに対し、『ユアネクスト』はそれらの要素を表面上だけなぞったような“寄せ集め感”が目立ちました。
結果的に、「ヒロアカらしさ」を期待していたファンには物足りず、初見やライトなファンにとっても、キャラの多さや構成の複雑さが仇となり、楽しみきれなかったという評価が集中しています。
「これで映画シリーズが終わってしまうのでは…」という声も多く、ファンの間では「できればもう1作、納得できる締めくくりが欲しい」という願望が強まっているのが現状です。
『ユアネクスト』が“ひどい”と言われてしまった背景には、明確なテーマの欠如、キャラの配置ミス、物語の焦点のブレといった複数の要素が絡んでおり、それが観客に“薄味な映画だった”という印象を与えてしまったのでしょう。
あれ？最後の映画やのに、なんか全部薄めやった気ぃするで…
解釈違いに感じるファンの意見
『ヒロアカ』の映画が「解釈違い」と言われる背景には、キャラクターの描かれ方に対する違和感があります。特に原作やアニメ本編を長く追ってきたファンにとって、映画内でのキャラの行動や言動が「いつもの〇〇じゃない」と感じられる瞬間は少なくありません。
このような違和感は、キャラの性格や信念、過去の行動との整合性が取れていないときに強くなります。例えば、普段は冷静沈着なキャラが映画では感情的になっていたり、仲間との信頼関係を大事にするキャラが、単独行動に走っていたりすると、ファンの中で違和感が生じます。
また、劇場版では新しい敵や状況に対応するために、キャラの一時的な変化が描かれることがありますが、それが唐突に見えてしまうと「これは作者の描く〇〇ではない」と捉えられてしまいます。こうした印象が「解釈違い」として広まり、評価に影響を与えているのです。
さらに、脚本を担当するのが原作者以外である場合、特にその傾向は強まります。細かな言葉遣いや反応に違いが出ると、ファンの中では違和感として敏感に拾われやすくなるのです。
このように、「解釈違い」と感じる声は、原作に対する深い理解や愛情を持つファンだからこそ生まれる反応だと言えるでしょう。
いつものあの子ちゃうやん…って感じると、そら引っかかるわなぁ
オリキャラの扱いに違和感も？
ヒロアカ映画において、オリジナルキャラクター（オリキャラ）の存在は物語の幅を広げる一方で、違和感を抱く視聴者も少なくありません。これは、作品全体の構成バランスや原作とのつながりに大きく関係しています。
映画では基本的に、1本完結のオリジナルストーリーが展開されます。その中で新たに登場するオリキャラは、限られた尺の中で物語に深く関与し、強いインパクトを与えることが求められます。しかしその結果、既存キャラの出番が削られたり、性格の描写が浅くなったりする場面も見られます。特にファンの間では「映画のためだけに作られたキャラが目立ちすぎる」との声が一定数あるのです。
また、オリキャラの動機や背景が弱いと、行動の説得力が乏しくなります。敵キャラであればなおさらで、単に「強いから出てきた」ように感じられると、緊張感のあるストーリー展開が損なわれてしまいます。逆に、原作ファンが求める“キャラの成長”や“人間ドラマ”が見えにくくなる点も、違和感の一因です。
過去作品を見ても、オリキャラに対する評価は作品ごとに大きく分かれます。たとえば『ワールド ヒーローズ ミッション』のロディは、映画の核として一定の支持を得ましたが、『ユアネクスト』ではオリキャラに対して「描写が足りない」「感情移入できない」といった声も多く寄せられています。
このように、映画ならではの自由な創作がオリキャラの魅力を引き出す一方で、本編の雰囲気とのズレや描写のバランスに難しさがあるため、扱い方次第で作品全体の評価に直結する重要なポイントとなっています。
なんで映画の子ばっか目立ってんの…？ほんで設定も薄いしなぁ
口コミ・感想から分かる評価傾向
映画『僕のヒーローアカデミア』シリーズは、公開されるたびに多くの視聴者から口コミや感想が寄せられ、作品ごとの評価にも一定の傾向が見られます。特にSNS、レビューサイト、ブログなどの個人メディアを通じて寄せられる声は、作品のリアルな印象を知る上で非常に有益な情報源となっています。
ここでは、ポジティブな意見とネガティブな意見に分けて、それぞれどのようなポイントが評価されているのか、またファンのあいだでどのような意見の対立が見られるのかを詳しく掘り下げていきます。
映像とアクション演出への高評価が目立つ
まず多くのファンが共通して高く評価しているのが、映像クオリティとアクションシーンの迫力です。特に映画という大きなスクリーンで観るヒロアカの戦闘描写は「まさに劇場版の醍醐味」と語られており、カメラワークや音響効果、作画の力強さに驚かされる声が多く見られます。
たとえば、『ヒーローズ：ライジング』のクライマックスで描かれたデクと爆豪の共闘シーンは「シリーズ屈指の名バトル」としてSNSで一時トレンド入りするほどの話題を呼びました。
また、『ワールド ヒーローズ ミッション』では、グローバルな舞台とスパイ映画のようなテンポの良さが評価され、「これまでとは違った新鮮さを感じた」という感想が多数寄せられています。アクションのキレや作画の滑らかさはシリーズを追うごとに進化しており、「映画館でこそ味わえる没入感」との意見も多く見受けられます。
一方で脚本やキャラクターの扱いに疑問の声も
しかし、その一方で脚本構成やキャラクターの扱いに対する指摘も少なくありません。とくに原作ファンからは、「ストーリーが単調」「キャラの行動に説得力がない」といった声が目立ちます。
「テンポが早すぎて感情の盛り上がりについていけない」「設定に無理があるのでは」といった感想は、特にTVアニメ本編とのつながりを重視する層から多く寄せられる傾向があります。
また、オリジナルキャラクター（オリキャラ）の登場に対しても賛否が分かれる点です。物語の中心にオリキャラが据えられることで、原作キャラの出番や見せ場が削られてしまい、「せっかくの映画なのに推しが活躍しない」という不満が挙がることもあります。
映画ごとに評価が二極化する傾向も
口コミを俯瞰して見ると、作品ごとに評価が極端に分かれやすいこともヒロアカ映画の特徴です。
『2人の英雄』ではオールマイトの過去が掘り下げられるなど、原作ファンにとって見どころが多い一方で、「事件の規模が小さすぎる」といった声もありました。
一方で『ヒーローズ：ライジング』はシリーズの中でもっとも評価が高く、「最高傑作」との呼び声もある反面、「あまりにも展開がご都合主義に感じた」という批判も存在します。このように、どの要素を重視して観るかによって作品の評価は大きく異なります。
視聴スタイルや期待値によって印象が変わる
視聴者の立場や期待値によって、映画の受け止め方にはかなり差が出ます。アニメだけを楽しんでいるライトなファンにとっては、スピード感ある展開やビジュアル重視のアクションは高評価につながりやすいですが、原作を深く読み込んでいるファンほど、キャラの言動や設定の矛盾に敏感になる傾向があります。
また、「ヒロアカ映画＝本編の補完」として期待しているファンにとっては、作品の整合性や描写の深さが物足りないと感じる場面もあり、結果として「物語としては薄い」という評価に繋がることもあります。
総じて見えるのは、方向性の評価軸の違い
総合的に見ると、『ヒロアカ』映画は“映像体験として楽しむ”層と“原作との整合性を求める”層で、評価のポイントが大きく異なります。
映像や戦闘シーンを楽しみにしている人にとっては非常に満足度が高い作品であり、一方でキャラクターの成長や物語の深みを重視する人には、やや物足りなく感じられる場合もあるという構造がはっきりしています。
このような評価の二極化は、人気作品ならではの現象とも言えるでしょう。今後の映画作品では、どちらの層にも響くような脚本と演出のバランスが、さらなる満足度の鍵になるのかもしれません。
映像はバッチリやけど、脚本もうちょい頑張ってほしいわ〜
ヒロアカ：映画のひどい評価と好評価の差
- どれが面白い？
- ヒロアカ映画の最高傑作はどれ？
- 観る順番・時系列で紹介
- 劇場版主題歌一覧と主題歌の評価
どれが面白い？
ヒロアカ映画はこれまでに複数公開されており、それぞれ異なる魅力を持っています。ただ、どれが「面白い」と感じるかは、観る人の好みによって大きく左右されます。
まず、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～』は、シリーズ初の映画作品ということもあり、世界観の入門編としておすすめされることが多いです。原作の雰囲気を保ちつつ、緊張感のあるストーリーとゲストキャラのバランスが評価されています。
一方、『ヒーローズ：ライジング』はアクション重視の内容で、特にラストバトルは圧巻という声が多く上がっています。「原作最終盤で描かれるはずだった展開の一部が先取りされた」とも言われており、そのインパクトの強さから非常に話題になりました。
そして『ワールド ヒーローズ ミッション』は、グローバルなスケールで描かれており、海外のヒーローたちとの連携や国際的な脅威との戦いが特徴です。テンポの良さとスパイアクション的な要素が、「今までにない雰囲気で面白かった」という評価に繋がっています。
このように、ストーリー重視なら「2人の英雄」、アクション重視なら「ヒーローズ：ライジング」、スリリングな展開が好みであれば「ワールド ヒーローズ ミッション」が向いています。自身の好みに合わせて選ぶと、より楽しめるはずです。
人によって好きなんバラバラやけど、それがまたヒロアカのええとこやな！
| 映画タイトル | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～ | シリーズ初の映画、入門編として人気 | ストーリー重視の人におすすめ |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ：ライジング | アクション重視、原作終盤を先取りした展開 | 迫力あるバトルを楽しみたい人に最適 |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション | 国際スケールのストーリー、スパイアクション風 | テンポの良い展開が好きな人向け |
ヒロアカ映画の最高傑作はどれ？
多くのファンの間で「最高傑作」と評されることが多いのは、『ヒーローズ：ライジング』です。理由の一つに、原作の後半で描かれる予定だったシーンを取り入れており、演出の完成度が非常に高い点が挙げられます。
特に、デクと爆豪の共闘シーンはシリーズファンにとって大きな衝撃を与えました。演技、演出、作画、音楽が一体となって盛り上がる終盤は、「映画館で観て本当に良かった」と語るファンが多く、涙を誘う名シーンとしても語り継がれています。
加えて、敵キャラの存在感も大きく、単なる悪役ではなく、バックボーンのある敵として描かれている点も高評価の要因です。主人公たちの成長や、ヒーローとしての覚悟がしっかり描かれていることで、物語全体に深みが生まれています。
もちろん、「2人の英雄」や「ワールド ヒーローズ ミッション」も完成度が高く、それぞれの魅力を持っていますが、ファン人気やSNS上の反応を見る限りでは、『ヒーローズ：ライジング』が一歩リードしている印象です。
そのため、シリーズの中でも特に感情を揺さぶられる作品として、『ヒーローズ：ライジング』が「最高傑作」と呼ばれることが多いと言えるでしょう。
やっぱ『ライジング』のラスト、鳥肌もんやったわ〜！
観る順番・時系列で紹介
ヒロアカの劇場版は、基本的にTVアニメ本編と連動していますが、映画ごとに「どの時期の出来事か」が明確に設定されています。そのため、時系列を意識して観ると、よりスムーズに作品の流れを理解できます。
まず最初に公開されたのは『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～』で、これはTVアニメ第2期と第3期の間にあたる時期の話です。インターンシップ前の出来事として描かれており、オールマイトの過去も掘り下げられる構成になっています。
次に『ヒーローズ：ライジング』は、TVアニメ第4期のラスト付近にあたる内容です。原作者の堀越先生が「原作の最終決戦に使うつもりだったネタを投入した」と語っており、クライマックス感が強く出ています。
そして最新作『ワールド ヒーローズ ミッション』は、第5期のインターン編以降に位置づけられています。デクたちがプロヒーローと協力し、世界規模の事件に立ち向かう姿が描かれており、全体のスケールも大きくなっています。
このように、公開順で視聴しても十分楽しめますが、アニメ本編の進行状況とリンクさせて観ることで、より深く物語を理解できるようになります。特にキャラクターの成長や人間関係の変化に注目すると、時系列での視聴が一層効果的です。
時系列ちゃんと押さえといたら、話がもっとおもろなるで〜
| 放送・公開年 | 作品タイトル | 話数・上映時間 |
|---|---|---|
| 2016年 | TVアニメ（第1期） | 第1話～第13話 |
| 2017年 | TVアニメ（第2期） | 第14話～第38話 |
| 2018年 | 映画 2人の英雄 | 96分 |
| 2018年 | TVアニメ（第3期） | 第39話～第63話 |
| 2019年 | 映画 ヒーローズ：ライジング | 104分 |
| 2020年 | TVアニメ（第4期） | 第64話～第88話 |
| 2021年 | TVアニメ（第5期） | 第89話～第113話 |
| 2021年 | 映画 ワールド ヒーローズ ミッション | 101分 |
| 2023年 | TVアニメ（第6期） | 第114話～第138話 |
| 2024年 | 映画 ユアネクスト | 110分 |
| 2024年 | TVアニメ（第7期） | 第139話～第159話 |
劇場版主題歌一覧と主題歌の評価
ヒロアカの劇場版では、毎回その世界観に合わせた主題歌が用意されています。これらの主題歌は映画の雰囲気を高める役割を担っており、多くのファンから高い評価を得ています。
『2人の英雄』では、菅田将暉さんの「ロングホープ・フィリア」が使用されました。静かなイントロから始まるこの曲は、デクたちの挑戦と成長を丁寧に表現しており、エンディングと重なった際には感動が増すと評判です。
『ヒーローズ：ライジング』には、sumikaによる「ハイヤーグラウンド」が採用されました。疾走感のあるメロディと強いメッセージ性が印象的で、終盤のアクションシーンと完璧にマッチしているという声が多く寄せられています。
『ワールド ヒーローズ ミッション』の主題歌は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「エンパシー」です。この楽曲は、映画のテーマでもある「共感」や「連携」といったキーワードに寄り添った内容で、爽やかながらも力強い印象を残します。
いずれの楽曲も、それぞれの物語に寄り添った構成になっており、映画が終わった後でも耳に残る名曲として人気を博しています。ファンの間では「主題歌が流れた瞬間に鳥肌が立った」といった感想も見られ、楽曲自体が作品の感動をより一層引き立てていることが分かります。
主題歌が流れた瞬間、泣いてまうんや…ほんま反則やで
| 映画タイトル | 曲名 | アーティスト | 公開年 |
|---|---|---|---|
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～ | ロングホープ・フィリア | 菅田将暉 | 2018 |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ：ライジング | ハイヤーグラウンド | sumika | 2019 |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション | エンパシー | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 2021 |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション | フラワーズ（挿入歌） | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 2021 |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト | ホムンクルス | Vaundy | 2024 |
| 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト | Gift（ED主題歌） | Vaundy | 2024 |
ヒロアカの映画がひどいと感じる理由を総まとめ
- 原作ファンとの期待値のギャップが大きい
- オリジナルキャラの登場で本編キャラの描写が薄くなる
- 展開が王道すぎてストーリーが読めてしまう
- キャラの行動が原作と異なり解釈違いと感じられる
- 脚本が原作者でないことによる違和感がある
- 映画ごとのテーマが曖昧でメッセージ性が弱い
- ユアネクストでは敵キャラの動機に説得力がない
- 成長描写に原作との矛盾が見られる
- ファンの間でストーリーの深みに欠けるという意見が多い
- 映像クオリティは高いがストーリーへの満足度に差がある
- 既存キャラよりオリキャラが目立ちすぎる構成になりがち
- 映画のキャラの反応や性格に原作とのブレがある
- 戦闘描写やアクションは高評価されやすい
- 作品ごとに評価が極端に分かれる傾向がある
