【NARUTO】二位ユギトの死亡理由と最期を解説！人柱力としての本当の強さとは？

『NARUTO -ナルト-』に登場する雲隠れのくノ一、二位ユギト。

彼女の壮絶な二位ユギト 死亡のシーンは、多くの読者に衝撃を与えました。

暁の飛段との戦いの結末や、彼女の最期について詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

また、アニメでの死亡が何話にあたるのか、その強さや、逆に弱いと言われてしまう理由も気になるところです。

この記事では、二位ユギトの年齢や使用した技、同じ人柱力であるキラービーとの関係性、さらには担当声優の情報に至るまで、彼女の死にまつわるあらゆる疑問に徹底的にお答えします。

二位ユギトの死亡シーンと経緯を解説

二位ユギトの年齢と基本情報

二位ユギトは、雷の国・雲隠れの里に所属する上忍のくノ一です。彼女は体内に尾獣・二尾「又旅（またたび）」を宿す人柱力であり、その生涯はわずか29歳で幕を閉じました。

ユギトはわずか2歳という幼さで人柱力に選ばれ、その境遇から里の者たちに疎まれるつらい幼少期を過ごしたと考えられます。しかし、彼女はナルトや我愛羅のようにその運命に屈することなく、厳しい修行を乗り越えました。その結果、人柱力の中でも数少ない、自らの意思で尾獣化を完全にコントロールできるほどの実力者へと成長します。この能力は、里を守るという彼女の強い意志と誇りの高さから会得したものと言えるでしょう。

金色の長い髪を一本に結んだ理知的な美貌と、170.2cmという長身が特徴的で、里の忍としての誇りを常に胸に抱く、強気で仲間想いな性格の持ち主でした。以下に彼女の基本的なプロフィールを表でまとめます。

項目	内容
名前	二位ユギト（にい ゆぎと）
出身	雲隠れの里（雷の国）
階級	上忍
享年	29歳
誕生日	7月24日（しし座）
身長	170.2cm
体重	50.8kg
血液型	A型
封印された尾獣	二尾・又旅（またたび）
性格	強気、誇り高い、仲間想い

このように、ユギトは人柱力という過酷な運命を背負いながらも、里のエリート忍者として確固たる地位を築いていたことが分かります。

二位ユギトの担当声優は誰？

フリーランスの声優・ナレーター。
吹替映画やお店の天井が主な住処。

未恵の未の字は未来の未。

日々の蛇足を懐疑諧謔偕楽的に。
お返事気まぐれ、いいね厨。

喫茶店がないと生きられない。
カレー愛。ゆる着物部。ソロ温泉会。
生トマトが無理。杉と檜と甲殻類はアレルギー。… pic.twitter.com/vNKxSu3WIq

— 園 崎 未 恵 ＊ Sonozaki mie (@Sonozaki_mie) February 1, 2025

二位ユギトの声を担当したのは、声優の園崎未恵（そのざき みえ）さんです。

園崎さんは、芯の強い女性からミステリアスなキャラクターまで、幅広い役柄を演じ分ける実力派として知られています。ユギトの持つ誇り高さや、戦闘時の凛とした力強さを見事に表現しており、キャラクターに深い魅力を与えました。

アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』において、園崎さんは二位ユギト役だけでなく、もう一体の尾獣である五尾・穆王（こくおう）の声も担当しています。まったく異なる性質を持つ二つのキャラクターを演じ分けるその演技力は、高く評価されています。

ちなみに、園崎さんの代表作には以下のようなものがあります。

また、洋画の吹き替えでも活躍されており、『ワイルド・スピード』シリーズのミア・トレット役など、数多くの作品でその声を聞くことができます。

暁の飛段に敗北し捕縛される

二位ユギトは、暁のメンバーである飛段（ひだん）と角都（かくず）のコンビによって捕縛され、死に至りました。彼女は雲隠れの里の誇るべき上忍であり、完全な尾獣化が可能な実力者でしたが、相手の能力があまりにも特殊すぎたのです。

ユギトは、暁の二人を相手に単独で戦闘を開始します。これは、尾獣化した場合の強大な破壊力で里や仲間を巻き込むことを避けるための、彼女なりの判断だったと考えられます。冷静な分析力で、自身に有利な水場へと敵を誘い込み、あらかじめ仕掛けておいた起爆札で出入り口を封鎖するなど、巧みな戦術を見せました。

しかし、飛段の持つ不死身の肉体と、「呪術・死司憑血（しじひょうけつ）」という特異な能力が、ユギトの計算を上回ります。この術は、相手の血液を少量でも摂取し、自身の体に描いた陣の中に入ることで、自らが受けたダメージをそのまま相手にも与えるという恐ろしいもの。ユギトは尾獣の力で飛段にダメージを与えたものの、そのダメージは呪術によって全て自分自身に跳ね返ってきてしまったのです。

どれだけ攻撃しても死なない飛段と、五つの心臓を持つ角都という「不死コンビ」を前に、ユギトは為すすべなく敗北。戦闘後、彼女は壁に磔にされ、呪術のために血を抜かれるという無残な姿で発見されました。

アニメでの死亡は何話で描かれた？

二位ユギトの戦闘から死亡に至るまでの経緯は、アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』で複数の話数にわたって描かれています。

戦闘シーン：第292話「忍び寄る脅威」

ユギトが暁の飛段・角都コンビと対峙し、戦闘を繰り広げるシーンが描かれているのは、この話数です。原作漫画では戦闘描写がほとんどありませんでしたが、アニメではオリジナル展開として、ユギトが完全な尾獣化を披露し、強力な火遁の術で戦う様子が詳細に描かれました。彼女の実力や戦術眼が垣間見える貴重なシーンですが、最後は飛段の呪術によって敗北する結末となります。

尾獣の封印と死亡シーン：第322話～第324話（疾風伝81話～83話）

ユギトの直接的な死亡シーンは、捕縛された後の出来事として描かれます。

このように、ユギトの死は戦闘での直接的な敗北から、その後の尾獣抽出という二段階を経て描かれています。アニメで彼女の最期を追いたい方は、これらの話数を確認すると良いでしょう。

尾獣を抜かれた壮絶な最期

二位ユギトの直接的な死因は、暁によって体内の尾獣・二尾「又旅」を強制的に引き剥がされたことです。

『NARUTO -ナルト-』の世界では、人柱力は体内に封印された尾獣とチャクラを共有し、生命を維持しています。そのため、尾獣を体内から抜かれることは、人柱力にとって死を意味するのです。過去には、我愛羅も同じ方法で一度命を落としました（このときはチヨバアの転生忍術によって蘇生）。

飛段と角都に敗れたユギトは、暁のアジトへと運ばれます。そこで彼女を待っていたのは、「外道魔像」と呼ばれる巨大な像を使った封印術「幻龍九封尽」でした。この術は、複数の暁メンバーが数日間にもわたる儀式を行うことで、人柱力から尾獣のチャクラを根こそぎ引き抜き、外道魔像に封印するというものです。

この非道な儀式によって二尾を完全に失ったユギトは、チャクラの供給を絶たれて絶命しました。人柱力として里を守るために戦い続けた彼女の最期は、敵の術中に落ち、その力の源を奪われるという、あまりにも壮絶で無念なものであったと言えます。

二位ユギトの死亡理由とキャラクター評価

尾獣化を制御できるユギトの強さ

二位ユギトは、作中に登場する人柱力の中でも屈指の実力者であったと考えられます。その最大の理由は、彼女が尾獣である二尾・又旅の力を自らの意思で完全にコントロールし、「完全な尾獣化」を成し遂げていた点にあります。

人柱力が尾獣の力を引き出すには、尾獣と心を通わせ、和解する必要があります。これを達成できたのは、作中ではユギトの他に、同じく雲隠れのキラービー（八尾）と、後にキラービーの導きで九尾と和解したうずまきナルトしかいません。幼少期から厭忌の対象とされながらも、彼女が血の滲むような修行と努力を重ね、又旅との信頼関係を築き上げたことがうかがえます。

完全な尾獣化を遂げたユギトは、青い炎に包まれた巨大な化け猫の姿となり、圧倒的な破壊力を誇ります。口から巨大な火球を放ち、鋭い爪で全てを切り裂くなど、その力はまさに災害級。並の忍では到底太刀打ちできる相手ではありません。

暁の飛段と角都に敗れたという結果だけを見ると、彼女の実力に疑問符が付くかもしれません。しかし、自分の力を過信することなく、冷静に戦況を分析し、有利な地形に敵を誘い込む戦術眼も持ち合わせていました。これらの点を踏まえると、ユギトは人柱力としてだけでなく、一人の上忍としても極めて高いレベルにあったと言えるでしょう。

ユギトは弱いという評価の真相

二位ユギトについて、「弱いのではないか」という評価が一部で見られることがあります。これは主に、暁の飛段と角都にあっさりと敗北してしまった印象が強いためだと考えられます。しかし、この評価は彼女の実力を正しく捉えたものとは言えません。

ユギトが弱いのではなく、対戦相手との相性が最悪だったと見るのが適切でしょう。

相手が悪すぎた「不死コンビ」

飛段と角都は、共に「死なない」という特性を持つ、暁の中でも極めて厄介な二人組です。飛段はジャシン教の術によって不死身の肉体を持ち、角都は心臓を複数ストックすることで実質的に何度も蘇ります。ユギトの尾獣化による強力な攻撃も、この二人には決定打となりませんでした。特に、飛段の「呪術・死司憑血」は初見で対処することがほぼ不可能な能力であり、この術の存在を知らなかったユギトが敗れるのは、ある意味で必然だったのかもしれません。

里を想うが故の単独行動

ユギトが一人で戦いに挑んだのは、決して慢心からではありませんでした。尾獣化して戦う場合、その巨大な体躯と技の規模から、周囲に甚大な被害を及ぼす危険性があります。里や仲間を巻き込むことを避けるため、あえて単独で敵を殲滅しようとした彼女の判断は、忍者としての責任感の表れです。しかし、これが結果的に、連携の取れた不死コンビを相手にする上で不利に働いてしまったと言えます。

これらの理由から、ユギトが「弱い」というのは誤った評価です。むしろ、トップクラスの実力者であった彼女でさえも敗れてしまうほど、暁のメンバーが規格外の強さを持っていたと考えるべきです。

ユギトが使用した技について

二位ユギトの戦闘スタイルは、体内に宿す二尾・又旅（またたび）の能力を最大限に活かしたものが中心です。「炎の怪猫」や「生霊」といった異名を持つ又旅は、青い炎のようなチャクラで構成された化け猫であり、ユギトはその力を巧みに引き出して戦いました。作中で彼女が使用した主な技は以下の通りです。

尾獣化（びじゅうか）

人柱力が尾獣のチャクラを解放し、その姿や能力を自身に反映させる術です。ユギトはこの尾獣化を完全にコントロールできており、状況に応じてチャクラの量を調整することが可能でした。体を青と黒の尾獣チャクラで覆い、この状態で後述する「猫爪」のような鋭い爪を伸ばして攻撃するなど、形態を変化させて戦います。

完全な尾獣化（かんぜんなびじゅうか）

尾獣そのものの姿に変身する、尾獣化の最終形態です。ユギトは、水墨画のような紋様とオッドアイが特徴的な、青い炎の化け猫である又旅の姿に完全になることができました。この状態では、身体能力が飛躍的に向上し、凄まじい破壊力を持つ技を繰り出すことができます。

巨大な火球（きょだいなかきゅう）

尾獣玉にも似た性質を持つ、巨大な火の玉を口から吐き出す強力な遠距離攻撃です。アニメでは「火遁・火鼠玉（かとん・ひねずみだま）」という名称で披露され、建物を一撃で崩壊させるほどの威力を見せました。この技を見た暁の飛段が「猫なのに猫舌じゃない」と評したことからも、その熱量の凄まじさがうかがえます。

ねずみ毛玉（ねずみけだま）

第四次忍界大戦で穢土転生された際に使用した技です。炎をまとった自身の毛髪を、ネズミのような形の塊にして複数発射します。この毛玉は敵を自動で追尾する誘導ミサイルのような性質を持っており、「ねずみ花火」とも呼ばれる非常に回避が困難な攻撃です。

猫爪（ねこづめ）

尾獣化の際に、手足を鋭い爪へと変化させて繰り出す格闘術です。俊敏な動きで相手に接近し、切り裂くシンプルな技ですが、尾獣の力が加わっているためその威力は絶大です。

これらの技から、ユギトは巨大な火球による遠距離制圧から、追尾する「ねずみ毛玉」、そして接近戦での「猫爪」に至るまで、あらゆる距離に対応できる多彩な攻撃手段を持っていたことが分かります。単なるパワーだけでなく、巧みな戦術を兼ね備えた優秀な忍者であったと言えるでしょう。

同じ人柱力キラービーとの関係

二位ユギトとキラービーは、共に雲隠れの里に所属する人柱力であり、特別な繋がりがあったと考えられます。作中で二人の関係が深く描かれることはありませんでしたが、いくつかの描写からその関係性を推測することが可能です。

キラービーは、その陽気な性格と圧倒的な実力で、里の者たちから英雄として慕われていました。彼の存在は、これまで疎まれがちだった人柱力のイメージを大きく変え、ユギトの里での立場にも良い影響を与えていた可能性があります。ユギトが尾獣化をコントロールできたのも、先行して八尾と和解していたキラービーから何らかの助言や手助けがあったのかもしれません。

また、アニメの無限月読の中でキラービーが見た夢の中では、人柱力たちが全員集合するシーンが描かれています。そこではユギトも楽しそうに仲間たちと交流しており、キラービーが思い描く理想の世界に彼女が存在していたことから、彼がユギトを大切な仲間として認識していたことがうかがえます。

同じ里で、人柱力という同じ苦しみを分かち合ってきた二人。直接的な会話はなくとも、互いを理解し、支え合う同志のような関係だったのではないでしょうか。

穢土転生で復活した後のユギト

暁に殺された二位ユギトですが、第四次忍界大戦において薬師カブトの禁術「穢土転生（えどてんせい）」によって、他の人柱力たちと共に現世に蘇ります。

新たなペイン六道として

復活したユギトは、仮面の男・トビ（うちはオビト）によって、新たな「ペイン六道」の一人として改造されてしまいました。生前とは異なり、右目には輪廻眼、左目には万華鏡写輪眼が移植され、胸にはチャクラを制御するための黒い受信機が埋め込まれています。

さらに、彼女の体内には再び二尾・又旅のチャクラが封印され、トビの意のままに操られる人柱力として、うずまきナルトとキラービーの前に立ちはだかりました。

ナルト・キラービーとの激闘

トビに操られたユギトは、生前の理性を失い、ナルトたちに襲いかかります。尾獣化した他の人柱力たちと連携し、鋭い爪や追尾能力のある「毛鼠玉」で二人を追い詰めました。その戦闘能力は非常に高く、ナルトとキラービーを大いに苦しめます。

しかし、激闘の末、ナルトが尾獣たちの深層心理に入り込み、対話したことで状況は変わります。最終的にナルトの手によって胸の受信機が破壊され、外道魔像に封印されました。

その後、うちはイタチがカブトの穢土転生を解除したことで、ユギトの魂は呪縛から解放され、光となって天へと昇っていきました。死してなお戦いの道具として利用された彼女の運命は、非常に悲しいものでしたが、最後は安らかに眠りにつくことができたのです。

まとめ：二位ユギトの死亡と活躍

ここまで、二位ユギトの死亡シーンやその背景、キャラクターとしての評価について詳しく解説してきました。この記事の重要なポイントを以下にまとめます。