【ナルト】うちはシスイのスサノオは公式？ゲーム限定の謎を徹底解説

「うちはシスイのスサノオ」について検索しているあなたは、その存在がNARUTO公式設定なのか、それともファンの創作なのか、真実を知りたいと思っているのではないでしょうか。

友人と話していて、シスイがスサノオを使ったという記憶があるものの、原作やアニメでは見たことがないと感じ、まるでマンデラ効果のような不思議な感覚に陥っているのかもしれません。

実際、なんjなどの掲示板でも、シスイのスサノオの公式性については活発な議論が交わされています。

この記事では、うちはシスイのスサノオに関する謎を徹底的に解明します。

スサノオの一覧を振り返りながら、イタチやサスケといった主要な使用者の能力と比較し、完成体スサノオの条件とは何か、そしてカカシはなぜスサノオが使えたのか、といった疑問にも深く切り込んでいきます。

この記事を読めば、あなたの長年の疑問が解消されるはずです。

うちはシスイのスサノオは公式設定か解説

ゲーム版シスイのスサノオ登場の経緯

うちはシスイのスサノオ初めてみた

この年でつかえるとかかなりやばい

さすがうちはの神👏👏👏👏 pic.twitter.com/FNxYj1ncMD

— 💫最高の非常食💫 (@7_u8j) May 10, 2018

うちはシスイのスサノオは、原作漫画やテレビアニメシリーズ本編には登場しておらず、主に家庭用ゲームソフト『NARUTO－ナルト－ 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』で描かれました。このため、多くのファンがその存在に驚き、記憶の食い違いを感じる原因となっています。

このゲームには、原作者の岸本斉史先生がストーリーを書き下ろしたオリジナルアニメーション「創生の章」が収録されています。シスイのスサノオは、この「創生の章」の中で、ダンゾウと彼の配下である「根」の者たちに追われたシスイが、窮地を脱するために使用する切り札として登場します。右目を奪われた絶望的な状況下で発動し、追手を一掃する圧倒的な力を見せつけました。

このように、シスイのスサノオが描かれたのは、原作では語られなかった物語を補完するためのゲームオリジナル展開がきっかけです。原作で描かれなかった空白の時間を埋めるという役割を担っていたため、ファンの間ではその公式性について様々な議論を呼ぶことになりました。要するに、シスイのスサノオの初出はゲーム作品であり、原作やアニメ本編でその姿を確認することはできない、というのが正確な情報です。

岸本先生監修のデザインと緑色の機体

シスイのスサノオが特別なのは、そのデザインを原作者である岸本斉史先生自身が手がけている点にあります。ゲームオリジナルの要素でありながら、原作者が直接関与しているという事実は、その存在に大きな権威性を与えています。

デザインの特徴とコンセプト

シスイのスサノオは、鮮やかな緑色のチャクラで構成されているのが最大の特徴です。他のうちは一族のメンバーのスサノオが赤（イタチ）、紫（サスケ）、青（マダラ）といった色合いである中、この緑色はシスイの個性や彼の持つ瞳術「別天神」のイメージを反映していると考えられます。

外見は、鬼のような猛々しさと武者のような力強さを兼ね備えています。特に印象的なのは、右腕に装備された巨大なドリル状の槍（ランス）です。これは他のスサノオが剣や弓、鏡といった伝統的な武具を装備するのとは一線を画す、非常にユニークな武装と言えます。岸本先生はメカやロボット好きとしても知られており、このドリルのデザインには先生の個人的な趣味が色濃く反映されているのかもしれません。

原作者監修の意義

岸本先生がデザインを監修したという事実は、「もしシスイが原作でスサノオを使っていたら、このような姿になっていただろう」という公式の見解を示していると捉えられます。キャラクターの術やデザインは、その人物の性格や能力、背景を象徴する重要な要素です。岸本先生自らがデザインしたことで、シスイのスサノオは単なるゲームの追加要素ではなく、キャラクターの深みを増す公式なアートワークとしての価値を持つことになりました。したがって、物語上の登場はゲームオリジナルであっても、そのデザインは公式設定と見なすのが妥当な考え方です。

なんjでも議論される公式・非公式論争

うちはシスイのスサノオの立ち位置は非常に特殊であり、匿名掲示板のなんj（なんでも実況J）をはじめとする様々なファンコミュニティで、今なお「公式なのか、それとも非公式なのか」という論争が続いています。この議論が白熱する理由は、肯定派と否定派、双方に説得力のある根拠が存在するためです。

公式設定と主張する側の意見

公式派の主な根拠は、前述の通り、原作者である岸本斉史先生が深く関与している点にあります。

彼らの主張を要約すると、「岸本先生が自らデザインし、ゲームのストーリー原案も提供しているのだから、これは公式な補完ストーリーである」というものです。漫画では描ききれなかった「ダンゾウがシスイの眼を奪った日」の出来事を映像化したものであり、これを非公式とするのはおかしい、という考え方が根底にあります。他の作品、例えば『BLEACH』の小説『Can’t Fear Your Own World』のように、原作者が監修したメディアミックス作品が公式設定として扱われる例を引き合いに出す声も少なくありません。

非公式（ゲームオリジナル）と主張する側の意見

一方、非公式派の意見はよりシンプルです。「原作漫画に登場していない以上、公式ではない」という立場を取ります。彼らにとっての「正史（カノン）」はあくまで原作漫画のみであり、アニメオリジナルやゲームオリジナル、映画などの派生作品は、どれだけ原作者が関わっていてもパラレルワールド的な外伝（スピンオフ）に過ぎない、という考え方です。

また、ゲーム作品はプロモーションや売上のために、時に原作の設定とは少し異なる大胆な演出が加えられることがあります。シスイのスサノオも、ゲームを盛り上げるためのファンサービス的な要素が強いと捉えられています。

議論の落としどころ

これらの理由から、シスイのスサノオの公式性については、個々のファンが「何を正史と捉えるか」という解釈に委ねられているのが現状です。デザインは公式、登場シーンはゲームオリジナル、というのが最も中立的で多くの人が納得しやすい見解と言えるでしょう。

スサノオ発動と完成体スサノオの条件

うちはシスイがスサノオを使えるのかを理解するためには、まずスサノオという術そのものの発動条件を知る必要があります。この術は、うちは一族の中でもごく一部の者しか到達できない、万華鏡写輪眼の究極とも言える瞳術です。

スサノオの基本的な発動条件

スサノオを発動させるための絶対条件は、「両眼に万華鏡写輪眼を開眼していること」です。作中でうちはイタチがサスケに語った通り、万華鏡写輪眼に宿る「天照」と「月読」という二つの力を開眼した者に、第三の力としてスサノオが宿ると説明されました。

ただし、これはイタチの例であり、より正確には「左右の眼に、それぞれ固有の万華鏡の瞳術が宿ること」が条件とされています。シスイは両眼ともに最強幻術「別天神」を宿していたため、この条件を満たしており、理論上はスサノオを発動できる資格を持っていました。逆に言えば、片目しか万華鏡写輪眼を持っていなかったオビト（カカシに片目を移植後）は、単独ではスサノオを発動できませんでした。

完成体スサノオへの道

スサノオにはいくつかの発達段階があり、その最終形態が「完成体スサノオ」です。

完成体スサノオは、尾獣に匹敵するほどの巨大さと破壊力を持ち、まさに神の力と呼ぶにふさわしい術です。

しかし、この形態に至るには、通常の万華鏡写輪眼では計り知れないリスクが伴います。万華鏡写輪眼の術は使用するたびに視力を失っていくという大きな代償があり、完成体スサノオほどの術を行使すれば、失明のリスクは極めて高くなります。

そのため、実質的に完成体スサノオを安定して使用するための条件は、「永遠の万華鏡写輪眼」を開眼していることだと考えられています。永遠の万華鏡写輪眼は、近しい血縁者（主に兄弟）の万華鏡写輪眼を移植することで開眼し、視力を失うリスクなしに瞳術を使い続けることができます。マダラやサスケがこの方法で完成体スサノオを自在に操っていました。

ただし、六道の力を得た者はこの制約を超えることがあり、カカシがオビトのチャクラを得て一時的に使用した例や、大筒木インドラが使用した例など、例外も存在します。

うちはシスイのスサノオと他使用者を比較

原作・アニメのスサノオ使用者一覧

スサノオは、うちは一族の中でも限られた実力者のみが到達できる究極の術です。ここでは、原作、アニメ、そしてゲームに登場した主なスサノオの使用者と、それぞれの特徴を表形式でまとめます。

使用者名	スサノオの色	主な武装・能力	登場媒体
うちはイタチ	赤	十拳剣（封印）、八咫鏡（絶対防御）	原作
うちはサスケ	紫	弓矢、炎遁・加具土命との連携、千鳥	原作
うちはマダラ	青	2組4本の刀、圧倒的な破壊力、威装	原作
はたけカカシ	水色（ライトブルー）	神威手裏剣、飛行能力	原作（一時的）
大筒木インドラ	紫	完成体スサノオ（サスケ、マダラと酷似）	アニメ
大筒木ハゴロモ	水色（ライトブルー）	十尾に匹敵する超巨大な完成体	アニメ
うちはシスイ	緑	ドリル状の槍、チャクラの千本	ゲーム

この表からも分かるように、スサノオは使用者によって色や武装が大きく異なります。これは術者のチャクラの性質や精神性を反映しているためと考えられます。イタチの霊器、サスケの形態変化、マダラの純粋なパワー、そしてカカシの時空間忍術との融合など、それぞれの戦い方や個性がスサノオの能力に色濃く現れているのが興味深い点です。シスイのドリル状の槍も、彼の「瞬身のシスイ」という異名が示すような、一点突破型の戦闘スタイルを象徴しているのかもしれません。

兄イタチが持つ十拳剣と八咫鏡の能力

うちはイタチのスサノオは、作中で初めてその全貌が描かれた存在であり、他の使用者のスサノオとは一線を画す極めて特殊な能力を持っています。その強さの根幹を成すのが、「十拳剣（とつかのつるぎ）」と「八咫鏡（やたのかがみ）」という二つの霊器です。

十拳剣：全てを封印する攻撃

イタチのスサノオが右手に持つ十拳剣は、実体を持たない霊剣です。この剣は、斬りつけた相手を永久に幻術の世界へと封印するという、絶対的な攻撃能力を誇ります。攻撃といっても物理的に破壊するのではなく、存在そのものを封じ込めてしまうため、不死身の肉体を持つ穢土転生の術者や、実体のない大蛇丸の術さえも無力化しました。

作中では、大蛇丸が長年探し求めていた草薙の剣の一振りであることが示唆されており、その希少性と強力さがうかがえます。単純な破壊力ではなく、相手を戦闘不能にする「無力化」に特化したこの能力は、無益な殺生を好まないイタチの性格を象徴しているとも言えるでしょう。

八咫鏡：あらゆる攻撃を無効化する防御

左手に持つ八咫鏡は、あらゆる性質変化を内包し、向けられた攻撃の属性に応じて自らの性質を変化させることで、全ての攻撃を無効化する絶対防御の盾です。物理攻撃、忍術を問わず、あらゆる攻撃を完全に防ぎきることが可能です。

この二つの霊器を揃えたイタチのスサノオは、攻防一体の完璧な能力を持つとされ、作中でも黒ゼツが「無敵」と評しました。破壊力でいえばマダラやサスケのスサノオが上回るかもしれませんが、どのような相手にも対応できる特殊能力の点では、イタチのスサノオは唯一無二の存在感を放っています。ただし、イタチ自身は病に侵されており、スサノオの使用は彼の命を大きく削る諸刃の剣でもありました。

サスケの完成体と輪廻眼による進化

うちはサスケのスサノオは、物語を通して最も多くの形態変化と成長を遂げたスサノオです。彼の憎しみや迷い、そして最終的な覚悟といった精神的な変化が、スサノオの姿や能力にダイレクトに反映されているのが特徴です。

初期から中期にかけての成長

サスケが万華鏡写輪眼を開眼して最初に使用したスサノオは、骨だけの禍々しい姿でした。その後、ダンゾウ戦やカカシ戦を経て、筋繊維が付き、鎧を纏う形態へと進化していきます。この段階での主な武装は、チャクラで形成される弓矢であり、超高速の矢を放つ遠距離攻撃を得意としていました。

兄イタチの眼を移植し、永遠の万華鏡写輪眼を開眼したことで、サスケのスサノオはさらに進化します。自身の万華鏡瞳術である「炎遁・加具土命（エン・カグツチ）」をスサノオに応用し、黒炎の剣や矢を操ることが可能になりました。これにより、攻撃力と汎用性が飛躍的に向上しています。

完成体、そして輪廻眼による究極進化

六道の力を得て左目に輪廻眼を開眼したサスケは、ついに完成体スサノオを発動させます。その姿はマダラのものと酷似した天狗のような武者姿であり、九喇嘛（クラマ）モードのナルトと並び立つほどの巨大さを誇りました。

サスケのスサノオの真骨頂は、ここからのさらなる進化にあります。ナルトとの最終決戦では、地爆天星で捕らえた九体の尾獣のチャクラを、外道魔像の代わりに自身の完成体スサノオに取り込みました。これにより、雷のチャクラを全身に纏った巨大な鎧武者のような最終形態へと変貌し、ナルトの六道・超大玉螺旋手裏剣に対抗するため、最強の術「インドラの矢」を放っています。このように、輪廻眼の能力を駆使して外部のエネルギーを取り込み、自身の力として昇華させる能力こそ、サスケのスサノオを最強たらしめる要因と言えるでしょう。

カカシはなぜスサノオを使えたのか？

はたけカカシが物語の最終盤でスサノオを使用したことは、多くの読者や視聴者に衝撃を与えました。うちは一族ではないカカシが、なぜあの土壇場でスサノオ、それもいきなり完成体を発動できたのか、その理由は非常に特別です。

結論から言うと、カカシのスサノオは、死んだはずのうちはオビトのチャクラが一時的にカカシに宿り、彼の両目の万華鏡写輪眼を限定的に貸し与えたことで実現した奇跡の術でした。

オビトのチャクラと六道の力

第四次忍界大戦の終盤、大筒木カグヤとの戦闘でオビトは命を落とします。しかし、彼のチャクラはあの世とこの世の狭間で親友カカシを助けるために、再び現世に干渉します。このとき、オビトはかつてカカシに移植した左目に加え、本来自分が持っていた右目、その両方の万華鏡写輪眼の力をカカシに託しました。

これが、スサノオ発動の絶対条件である「両眼の万華鏡写輪眼」をカカシが一時的に満たした理由です。さらに、オビトは一時期、十尾の人柱力となっており、その身には六道の力が宿っていました。オビトの魂が宿ったカカシもその恩恵を受け、瞳力が極限まで増大した結果、通常は永遠の万華鏡写輪眼でなければ到達できないはずの「完成体スサノオ」を、初使用にもかかわらずいきなり発動できたのです。

神威を宿した唯一無二のスサノオ

カカシのスサノオは、鮮やかな水色（ライトブルー）のチャクラを持ち、カカシ自身の左目の傷を模したかのような傷がスサノオの左目にも入っているのが特徴です。

そして最大の能力は、オビト（とカカシ）の固有の瞳術である「神威」をスサノオの術に応用できる点にあります。手裏剣の形をしたチャクラに神威の能力を付与した「神威手裏剣」は、着弾した対象を問答無用で神威の時空間に転送してしまうという、極めて強力な攻撃手段でした。この規格外の能力があったからこそ、カグヤという神次元の敵に対抗することが可能になったのです。

ファンの間で語られるスサノオ強さランキング

どのキャラクターのスサノオが最強なのか、というテーマはファンの間で常に熱い議論の対象となります。公式なランキングは存在しませんが、ここでは一般的に語られる強さの序列や、それぞれのスサノオが持つ独自の強みについて考察します。

強さを測る基準は、単純な破壊力、特殊能力の有無、持続力など多岐にわたるため、一概に順位を付けることは困難です。

Sランク：神の領域

Aランク：規格外の強者

Bランク：特殊能力特化型

このように、スサノオの強さは一元的ではありません。破壊力のマダラ、 versatility（多様性）のサスケ、特殊能力のイタチとカカシ、そして未知数のシスイと、それぞれの魅力と強みが存在すると言えるでしょう。

【総まとめ】うちはシスイのスサノオの魅力を再確認

この記事で解説してきた、うちはシスイのスサノオに関する重要なポイントを以下にまとめます。