【NARUTO】綱手の弟・縄樹とは?死亡理由やその後を解説!!

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【NARUTO】綱手の弟・縄樹とは?死亡理由やその後を解説!!
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NARUTO』に登場する「伝説の三忍」綱手。

その圧倒的な強さの裏には、五代目火影となってもなお、決して癒えることのない深い傷がありました。

それは、夢の半ばで命を散らした最愛の弟・縄樹の悲劇です。

彼の壮絶な死因、そして失意の綱手の前に現れた大蛇丸が持ちかけた「生き返る」という禁断の選択肢…。

本記事では、一人の少年の死が、一人の偉大な火影と忍の世界にどのような影響を与えたのか、その感動と絶望の物語を紐解きます。

この記事でわかること
  • 綱手の弟・縄樹の詳しいプロフィール
  • 縄樹の死が綱手に与えた悲劇的な影響
  • 大蛇丸による縄樹を生き返らせる提案の詳細
  • 縄樹の死が後の忍界に与えたシステム上の変化
目次

綱手の弟・縄樹の基本プロフィール

  • 綱手の弟の名前は千手縄樹
  • 火影になるのが夢だった少年
  • ナルトに似ている性格や容姿
  • 享年12歳という若さで戦死
  • 初代火影の形見の首飾り

綱手の弟の名前は千手縄樹

綱手の弟の名前は千手縄樹
引用元:NARUTO OFFICIAL SITE

綱手の弟の名前は、縄樹(なわき)です。彼は木ノ葉隠れの里を創設し、「忍の神」とまで称された初代火影・千手柱間の孫にあたります。このため、彼のフルネームは千手縄樹(せんじゅ なわき)であると考えられます。千手一族は、うちは一族と並ぶ木ノ葉最古にして最強の一族であり、縄樹はその正統な血筋を受け継ぐサラブレッドでした。

伝説的な火影の血を引く彼は、その出自を深く誇りに感じており、偉大な祖父のような立派な火影になることを純粋な心で目指していました。姉である綱手とは12歳近く歳が離れており、彼女にとって縄樹は目に入れても痛くないほど可愛い存在でした。綱手は弟の夢を誰よりも強く信じ、心から応援していたのです。この深い姉弟の絆が、後の悲劇をより一層際立たせることになります。

火影になるのが夢だった少年

縄樹は、祖父である初代火影・千手柱間に強烈な憧れを抱いており、「火影はオレの夢だ!」と臆することなく公言する、非常に正義感の強い少年でした。その性格は裏表のない熱血漢で、一度決めた目標に向かって一直線に突き進む純粋さと行動力を兼ね備えています。

作中の回想シーンでは、姉の綱手に対して「火影になったら里の忍を一人残らず守ってやるんだ」と目を輝かせながら語る場面があり、彼の真っ直ぐで優しい意志がうかがえます。彼が火影を目指した理由は、単なる権力や名声ではなく、戦乱の世で苦しむ人々や仲間を守りたいという「火の意志」そのものでした。しかし、当時は五大国が激しく争う第二次忍界大戦の真っ只中。子供たちの純粋な夢さえも無残に打ち砕く過酷な現実が、彼を待ち受けていたのです。

ナルトに似ている性格や容姿

縄樹:ナルトに似ている性格や容姿
引用元:NARUTO OFFICIAL SITE

縄樹というキャラクターは、物語の主人公であるうずまきナルトと驚くほど多くの共通点を持っています。火影になるという壮大な夢を公言してはばからない一途さや、少し無鉄砲ながらも決して諦めない負けず嫌いな性格は、ナルトの姿にそのまま重なります。

容姿に関しても、明るい髪の色や常に自信に満ちた快活な表情がナルトを強く彷彿とさせます。この類似点には血統的な理由も考えられます。縄樹の祖母であり、初代火影の妻であるうずまきミトは、ナルトの母クシナと同じ「うずまき一族」の出身です。つまり、縄樹とナルトは遠縁の親戚にあたるのです。綱手が自来也に連れられてきたナルトと初めて出会った際、彼の言動や姿に亡き弟の面影を重ね、強く心を揺さぶられたのは、これらの偶然とは思えないほどの共通点があったからに他なりません。

ナルトと縄樹の共通点

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項目うずまきナルト千手縄樹
火影になること火影になること
性格負けず嫌い、目立ちたがり屋、仲間思い負けず嫌い、正義感が強い、熱血漢
血縁関係うずまき一族の末裔祖母がうずまき一族出身
キーアイテム初代火影の首飾り(綱手から譲り受ける)初代火影の首飾り(綱手からプレゼントされる)

なるほどな〜、ナルトと縄樹が似てんのはそういう繋がりやったんか!血筋だけやのうて、火影になるって夢まで一緒なのがまたグッとくるわ。ほんま運命的やな。

享年12歳という若さで戦死

縄樹の輝かしい未来への夢は、彼が12歳になった直後に、あまりにも突然断ち切られます。彼は12歳の誕生日を迎えた、まさにその翌日に出撃した任務中に戦死しました。当時は、国力を総動員して戦う第二次忍界大戦の最中であり、深刻な戦力不足から、縄樹のような下忍、それもまだ幼い少年までもが危険な戦場へ赴かなければならない状況だったのです。

忍者アカデミーを卒業して間もない少年が、これからという時に夢の半ばで命を落としたという事実は、戦争がいかに非情で悲惨なものであるかを読者に強く突きつけます。この出来事は、綱手の心に生涯癒えることのない深い傷となり、彼女のその後の人生観や忍としての在り方に決定的な影響を与えることになりました。

12歳の誕生日の次の日にって…あまりにも切なすぎる話やで。綱手の気持ちを思うと言葉が出えへんわ…。こんだけ若くても、里を守るために戦ったんやもんな。ほんま立派や。

初代火影の形見の首飾り

初代火影の形見の首飾り
引用元:NARUTO OFFICIAL SITE

縄樹の物語を語る上で、象徴的なアイテムとなるのが初代火影の形見である首飾りです。この首飾りは、内部に特殊な結晶が埋め込まれた貴重なもので、かつて初代火影が尾獣をコントロールするために用いたとも言われるほどの力を持つ至宝でした。

縄樹はこの首飾りを欲しがっており、彼の12歳の誕生日に、姉の綱手がプレゼントとして贈ります。祖父の形見を手にし、火影になるという夢への決意を新たにした縄樹でしたが、その喜びも束の間、彼は翌日に帰らぬ人となってしまいます。

彼の遺体は敵の罠によって激しく損傷しており、身元の判別が非常に困難な状態だったとされています。しかし、綱手が贈ったこの首飾りが瓦礫の中から発見されたことで、彼の死が確定しました。綱手にとって、愛情を込めて贈ったプレゼントが、弟の死を証明する無情な証拠となってしまったのです。この事実は、彼女に計り知れないほどの苦しみと自責の念をもたらしたことでしょう。後にこの首飾りは、綱手からナルトへと託され、世代を超えて「火の意志」を繋ぐ象徴となっていきます。

ええ話やないか!縄樹の夢が詰まった首飾りが、時を超えてナルトに受け継がれたんやな!これぞ意志の継承や!縄樹の想いもナルトと一緒に夢に向かってるみたいで、なんか嬉しなるわ!

綱手の弟の死が彼女に与えた影響

  • 縄樹の死亡シーンと壮絶な死因
  • 綱手が血液恐怖症になったきっかけ
  • 医療忍者育成のきっかけとなる
  • 大蛇丸が縄樹を生き返らせる提案
  • 恋人ダンの死が悲劇を繰り返す

縄樹の死亡シーンと壮絶な死因

作中において、縄樹が命を落とす瞬間が直接的に描かれることはありません。しかし、断片的な回想シーンや、当時の仲間であった大蛇丸の口から語られる言葉によって、その死がいかに壮絶であったかをうかがい知ることが可能です。

第二次忍界大戦における任務の最中、縄樹は敵が周到に仕掛けた起爆札の罠に掛かり、爆死したものとされています。大蛇丸の言葉を借りれば、彼の遺体は「身内でも判別がつかない酷い状態」であり、五体満足ではなかったことが強く示唆されます。前述の通り、身元が唯一判明したのは、彼が首につけていた綱手からの贈り物があったからでした。

この事実は、戦争が個人の尊厳やアイデンティティさえも粉々に打ち砕く無慈悲な現実を象徴しています。特に、人の体を癒すことを専門とする医療忍者である綱手にとって、弟の体が修復不可能なほどに破壊されたという現実は、彼女の無力感を深く抉る、あまりにも残酷な出来事でした。

綱手が血液恐怖症になったきっかけ

綱手が血液恐怖症になったきっかけ
引用元:NARUTO OFFICIAL SITE

縄樹の衝撃的な死は、綱手が後に深刻な「血液恐怖症(ヘモフォビア)」を患う大きな遠因となります。世界最高峰の医療忍者でありながら、最愛の弟を救うことができなかったという強烈な無力感は、彼女の心に深いトラウマとして刻まれました。

そして、このトラウマを決定的なものにしたのが、恋人である加藤ダンの死です。縄樹の死後、綱手はダンの「火影になりたい」という夢に、再び亡き弟の姿を重ね、彼を支えることに新たな希望を見出していました。しかし、ダンもまた任務中に致命的な重傷を負ってしまいます。綱手は彼の傍で必死に医療忍術を施しますが、溢れ出る血をどうしても止めることができません。自らの両手が愛する人の血で染まり、腕の中でその命が失われていくという経験は、彼女の精神を完全に打ち砕きました。

大切な人を二度も失い、その凄惨な現場を目の当たりにした経験から、彼女は血を見ると体が硬直し、術を発動できなくなるという、忍としては致命的な精神的な枷を背負うことになってしまったのです。

医療忍者育成のきっかけとなる

弟の死という耐えがたい悲劇を二度と繰り返さないため、綱手はその深い悲しみを、忍界のシステムを変えるための具体的な行動へと昇華させます。彼女が三代目火影である猿飛ヒルゼンに強く進言したのが、忍の基本単位である四人一組(フォーマンセル)の部隊に、必ず一名の医療忍者を正式に組み入れるという、当時としては画期的な改革案でした。

当時の医療忍者は、あくまで後方支援部隊と位置づけられており、前線の戦闘に直接同行することは極めて稀でした。「もし、あの時、縄樹の部隊にすぐれた医療忍者が一人でもいれば、彼の命は助かったかもしれない」。その痛切な悔恨の念が、綱手をこの大胆な提案へと駆り立てたのです。

この提案は、戦時下で専門知識を持つ忍者が不足していたことや、前例のない戦術であったことから、すぐには里の上層部に受け入れられませんでした。しかし、綱手は諦めませんでした。彼女の粘り強い訴えと、戦いが激化するにつれて増え続ける犠牲者の現実が、やがて里を動かします。後にこの部隊編成は忍の基本戦術として完全に定着し、結果として小隊の生存率と任務成功率を飛躍的に向上させることにつながりました。多くの忍の命を救ったこのシステムの礎には、縄樹という一人の少年の尊い犠牲があったのです。

医療システム改革の概要

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項目改革前のシステム綱手の提案した新システム
医療忍者の役割主に後方の兵站病院での負傷者治療前線に同行し、戦闘中の負傷者を即時治療
部隊編成攻撃・偵察役のみで構成された四人一組攻撃役3名+医療役1名の四人一組
主な課題負傷しても前線では治療できず、死亡率が高い専門技術を持つ医療忍者の育成と確保が必要
もたらされた結果部隊の生存率と任務遂行能力が大幅に向上

いやー、この発想はすごいわ。ただ悲しむだけやなくて、弟の死を未来の忍を守るシステムに変えたんやもんな。綱手の強さと優しさがここに出てるわ。ほんま尊敬するで。

大蛇丸が縄樹を生き返らせる提案

大蛇丸が縄樹を生き返らせる提案
引用元:NARUTO OFFICIAL SITE

綱手が弟と恋人の死をきっかけに里を離れ、賭け事に明け暮れる放浪生活を送っていた時期に、運命の皮肉とも言うべき再会が訪れます。彼女の前に現れたのは、かつてのチームメイトであり、禁術の研究に手を染め里を抜けた大蛇丸でした。

「木ノ葉崩し」の際に三代目火影・猿飛ヒルゼンに両腕の自由を奪われ、術が使えなくなった大蛇丸は、綱手の世界随一の医療忍術を頼り、その治療を依頼します。当然、綱手は里の仇である大蛇丸の頼みを一蹴しますが、彼は悪魔的な取引条件を提示します。それが、「縄樹とダンを生き返らせる」というものでした。

これは、大蛇丸が開発した禁術中の禁術「口寄せ・穢土転生」によるものです。生贄を捧げることで死者の魂を現世に呼び戻し、塵と土でできた体に縛り付けて意のままに操るこの術は、死者への冒涜に他なりません。しかし、愛する二人に再び会えるかもしれないという甘い言葉は、長年深い喪失感を抱えて生きてきた綱手の心を激しく揺さぶります。この提案は、彼女が抱える癒えることのない苦悩と、死者への断ち切れぬ想いの深さを浮き彫りにする、物語の中でも極めて重要な場面となりました。

これはアカンて、大蛇丸!人の弱みにつけこむようなやり方はほんまに許せんわ!綱手がどんな想いで生きてきたか…。こんな提案に心が揺らぐのも無理ないけど、ほんまえげつないことするで!

恋人ダンの死が悲劇を繰り返す

恋人ダンの死が悲劇を繰り返す
引用元:NARUTO OFFICIAL SITE

前述の通り、綱手の人生を語る上で、恋人であった加藤ダンの死は、縄樹の死と並ぶもう一つの大きな悲劇として存在します。上忍であったダンは、かつての戦争で最愛の妹を亡くしたという過去を持ち、「自分が火影になって、里の大切な人たちを命懸けで守りたい」という強い意志を持っていました。彼の使用する「霊化の術」は、自らの魂を飛ばして敵を討つという、非常に高いリスクを伴う術でした。

その自己犠牲を厭わない崇高な志に、綱手は亡き弟の姿を重ね、強く惹かれていきました。そして、かつて縄樹に贈った初代火影の形見の首飾りを、今度はダンの無事を祈って彼に託します。しかし、運命はあまりにも残酷でした。ダンもまた激しい戦闘の末に臓器が体外に吹き飛ぶほどの致命傷を負い、綱手の懸命な治療も及ばず、彼女の腕の中で息を引き取ったのです。

大切な人の夢を応援し、その証として首飾りを託した相手を二度までも失うという耐え難い経験は、綱手から「愛する気持ち」や「信じる心」そのものを根こそぎ奪い去るのに十分な出来事だったのです。この後、彼女は悪夢から逃れるように里を去り、長い放浪の旅に出ることになります。

また同じ悲劇が繰り返されるなんて…。綱手、ほんまにどれだけ辛い想いをしてきたんやろか。大切な人が目の前でいなくなるなんて、一度でも耐えられへんのに…。よう心折れへんかったな。

綱手の弟・縄樹は物語の重要人物

  • 綱手の弟の名前は千手縄樹
  • 祖父である初代火影・千手柱間に憧れていた
  • 火影になることを夢見る熱血漢な少年だった
  • 性格や容姿がうずまきナルトとよく似ている
  • 12歳の誕生日の翌日に第二次忍界大戦で戦死した
  • 死因は敵の起爆札によるものとされる
  • 遺体は判別不能なほど損傷が激しかった
  • 綱手から贈られた首飾りが身元の決め手となった
  • 彼の死は綱手の心に深い傷を残した
  • 後の綱手の血液恐怖症の遠因となっている
  • 綱手が医療忍者の部隊配備を提案するきっかけを作った
  • この提案は後に忍界の標準となり多くの命を救った
  • 大蛇丸が穢土転生で生き返らせることを提案した
  • 綱手の過去を語る上で欠かせないキーパーソンである
  • 彼の存在が綱手を五代目火影へと導く一因となった
【NARUTO】綱手の弟・縄樹とは?死亡理由やその後を解説!!

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