『転生したらスライムだった件（転スラ）』に登場するベレッタは、その素顔や正体が謎に包まれたキャラクターです。
仮面で覆われた顔の下には何があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
ベレッタは、もともとグレーターデーモンとして召喚された上位悪魔です。
リムルによって魔鋼製の人形に受肉し、アニメ第1期の第23話で初登場しました。
さらに、ディアブロと同じノワール（黒）の系統を持ちながらも、彼との関係は複雑です。
召喚に隠されたエピソードや、ラミリスとの主従関係、さらには裏切り疑惑まで、気になる話題が盛りだくさんです。
また、ベレッタの声優は川澄綾子さんが担当し、その落ち着いた声がキャラクターの魅力を引き立てています。
悪魔でありながら冷静で知的な彼の強さや性格、そして性別が「女性なのか、それとも無性別なのか」という点についても詳しく解説します。
この記事では、そんなベレッタの謎に迫り、彼の魅力を余すことなく紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
- ベレッタの素顔が仮面で隠されている理由と正体
- アニメでの初登場回や召喚された経緯
- ディアブロとの関係や悪魔としての階級・色（ノワール）
- 性別や裏切り疑惑の真相とラミリスとの主従関係
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | ベレッタ |
| 種族 | 上位悪魔（グレーターデーモン）→魔将人形（アークドール）→聖魔人形（カオスゴーレム） |
| 性別 | 無性別（ただし女性的な印象を持たれる） |
| 所属 | ラミリスの守護者（元リムルの召喚悪魔） |
| 初登場 | アニメ1期23話「救われる魂」 |
| 召喚者 | リムル＝テンペスト |
| 主なスキル | 天邪鬼（ウラガエルモノ）、機神之王（デウス・エクス・マキナ） |
| 外見の特徴 | 魔鋼製の身体、白い仮面、スリムなフォルム |
| 声優 | 川澄綾子 |
| 悪魔の色 | ノワール（黒系統の悪魔） |
| 強さ | 魔王クラスの実力、ビオーラを瞬殺できる戦闘力 |
| 主との関係 | ラミリスの守護者として100年契約を結ぶ |
| ディアブロとの関係 | 同じノワール系統の悪魔で、召喚順で確執あり |
| 裏切り疑惑 | ラミリスを主としたことで誤解を招いたが忠誠は変わらず |
転スラ：ベレッタの素顔と正体を解説
- ベレッタの素顔は仮面で隠されている？
- アニメでのベレッタ初登場は何話？
- ベレッタの正体は上位悪魔グレーターデーモン
- ベレッタの性別は女性？それとも無性別？
- ベレッタの声優は川澄綾子が担当
ベレッタの素顔は仮面で隠されている？
ベレッタの素顔は、作中を通して常に仮面で覆われており、読者や視聴者に明かされていません。
登場時から一貫して白い仮面をつけており、作中のキャラクターたちもベレッタの素顔を見たことがないと考えられます。
これは、ベレッタが魔鋼製の人形（ゴーレム）に宿った存在であることが関係しています。
本来、悪魔族には肉体がなく、召喚された際に依り代として適したものに憑依するのが一般的です。
ベレッタの場合、リムルによって魔鋼のゴーレムに受肉させられたため、仮面をつけた人形のような姿になっています。
ただし、仮面の下にどのような顔があるのかについては、公式でも具体的な情報は明かされていません。
しかし、原作小説の作者である伏瀬氏が「ベレッタの素顔は、ある作品の女性キャラをモデルにしている」という裏設定を語っています。
この発言から、仮面の下には比較的人間に近い美しい顔がある可能性も考えられます。
また、召喚された際のベレッタの元の姿は、筋肉質で角を持つ「悪魔らしい風貌」でした。
しかし、現在の肉体はリムルが作ったゴーレムであり、外見も大きく変化しています。
仮面を外すことで、かつての悪魔としての特徴が見えるのか、それともゴーレムとしてのシンプルな構造があるのかは明言されていません。
現時点ではベレッタの素顔は謎に包まれていますが、今後の物語の展開によっては、仮面の下の姿が明かされる可能性もあるでしょう。
ずっと仮面のままなんか！？ちょっとくらい見せてほしいわ～！
アニメでのベレッタ初登場は何話？
アニメ『転生したらスライムだった件』において、ベレッタが初めて登場するのは第1期の第23話「救われる魂」です。
これは、リムルが召喚された子供たちを助けるために精霊の棲家を訪れた際のエピソードであり、ベレッタが生まれる重要な場面が描かれています。
この回では、リムルが誤ってラミリスの守護ゴーレムを破壊してしまったことが発端となります。
代わりとなる新たな護衛を用意するために、リムルは上位悪魔を召喚し、魔鋼製の人形に憑依させました。
そして名付けを行い、誕生したのがベレッタです。
ただし、アニメ版ではベレッタの登場シーンはごくわずかであり、詳細な設定や性格についてはあまり深く描かれていません。
原作小説や漫画では、ベレッタの背景やラミリスとの関係がより詳しく描かれています。
そのため、アニメだけを見た視聴者にとっては「登場したけれど詳しく分からなかった」と感じるかもしれません。
漫画版では第11巻の第52話で同様のエピソードが描かれています。
また、小説版では第4巻の第7章「救われる魂」に該当します。より詳しくベレッタについて知りたい場合は、原作や漫画をチェックするのがおすすめです。
| メディア | 該当話数・巻数 | 内容・特徴 |
|---|---|---|
| アニメ | 第1期 第23話「救われる魂」 | リムルがラミリスの守護ゴーレムを破壊し、代わりに召喚した悪魔がベレッタとして誕生 |
| 漫画 | 第11巻 第52話 | アニメと同様のエピソードが描かれ、ベレッタの誕生が詳しく描写される |
| 小説 | 第4巻 第7章「救われる魂」 | より詳細な背景が描かれ、ベレッタの能力やラミリスとの関係性も深く掘り下げられる |
お、23話で出てくるんか！意外と早いな！
ベレッタの正体は上位悪魔グレーターデーモン
ベレッタの正体は悪魔族の中でも強力な存在である「上位悪魔（グレーターデーモン）」です。
これは悪魔族のランクの中で上から3番目に位置する階級であり、強力な魔力と知性を兼ね備えています。
悪魔族には複数の系統が存在し、ベレッタは「黒の系統」の悪魔に属します。
黒の系統の悪魔は特に希少であり、研究好きな個体が多いとされています。
実際に、ベレッタも研究に対する興味が強く、戦闘よりも知的好奇心を満たすことを好む傾向があります。
また、ベレッタはリムルによって召喚された際に魔鋼製の人形を依り代として受肉し、「魔将人形（アークドール）」へと進化しました。
この進化によって、単なる上位悪魔よりもさらに高い能力を持つことになります。
さらに、その後の成長によって「聖魔人形（カオスゴーレム）」へと進化し、悪魔の特性に加えて天使の要素も取り込んでいきます。
上位悪魔としてのベレッタは、もともと魔王クラスにも匹敵するほどの強さを持っており、作中でも高い戦闘力を発揮します。
特に、魔王クレイマンの部下・ビオーラを圧倒的な力で倒したシーンは、ベレッタの実力を示す象徴的な場面です。
一方で、ディアブロの眷属であることから、ディアブロと比較されることもあります。
ディアブロは「原初の黒（ノワール）」という最上位の悪魔であり、ベレッタよりもさらに格上の存在です。
そのため、ディアブロはベレッタがリムルによって先に召喚されたことに嫉妬し、一時は粛清を試みようとしました。
しかし、ベレッタが「自分の身体はリムルが作ったものなので、破壊するとリムルの不興を買う」と冷静に諭し、結果として粛清を免れたエピソードもあります。
このように、ベレッタは単なる上位悪魔ではなく、リムルの影響を受けながら進化し、唯一無二の存在へと成長していくキャラクターです。
| ランク | 成長限界 | 特徴 |
|---|---|---|
| 下位悪魔（レッサーデーモン） | – | 最下位の悪魔、力は弱い |
| 上位悪魔（グレーターデーモン） | アークデーモンまで | 強力な悪魔、召喚されることが多い |
| 上位魔将（アークデーモン） | アークデーモンまで | 成長限界に達した悪魔、個体によっては強大な力を持つ |
| 悪魔公（デーモンロード） | 名づけなどで進化可能 | 名づけなど外的要因で進化可能、希少な存在 |
| 原初の悪魔（王） | 最初から最強 | 原初の7体のみ、特別な存在で無敗の歴史を持つ |
悪魔の中でも上位って…そら強いわけやで！
ベレッタの性別は女性？それとも無性別？
ベレッタの性別は、厳密には「無性別」とされています。
これは、もともと悪魔族に性別という概念がなく、肉体を持たない存在であることが理由です。
悪魔族は、生まれながらにして精神生命体のようなものであり、生殖の必要がないため、男性や女性といった区別がありません。
召喚された際に受肉することで、外見が変化することはありますが、それでも本質的には性別を持たないケースがほとんどです。
ベレッタもこの例に漏れず、もともと上位悪魔（グレーターデーモン）であったため、性別という概念には縛られていません。
一方で、アニメ版では女性声優の川澄綾子さんがベレッタを演じていることから、視聴者には女性的な印象を持たれやすいキャラクターです。
これは、原作小説の作者である伏瀬氏の「趣味」によるもので、あえて女性の声にしたと語られています。
また、ベレッタが受肉した魔鋼製の人形も性別がない造形になっています。
身体はスリムで中性的なフォルムをしており、仮面をつけているため顔の特徴も不明です。
このため、外見的に男性か女性かを判断するのは難しいでしょう。
ただし、物語の中ではベレッタの言動が比較的冷静で落ち着いた雰囲気を持っており、女性的とも男性的ともとれるキャラクター性を持っています。
ラミリスに対しては保護者のような立ち位置で接することが多く、やや姉のような役割を担っているとも考えられます。
結論として、ベレッタの性別は公式設定では「無性別」であり、男性や女性といった枠に当てはめることはできません。
ただし、声や仕草、言動の影響で、女性的な印象を持たれることが多いキャラクターといえるでしょう。
性別ないってことは、好きにイメージしてええんやな！
ベレッタの声優は川澄綾子が担当
アニメ『転生したらスライムだった件』に登場するベレッタの声を担当しているのは、声優の川澄綾子（かわすみ あやこ）さんです。
川澄綾子さんは、東京都出身で大沢事務所に所属しており、これまで数多くのアニメキャラクターを演じてきた実力派の声優です。
ベレッタはもともと悪魔族であり、性別を持たない存在ですが、アニメ版では女性らしい落ち着いた声で演じられています。
原作の伏瀬氏によると、ベレッタの声を女性にしたのは「趣味」とのことで、特定の作品に登場する女性キャラクターをモデルにしているという裏設定もあるそうです。
このため、アニメを見た視聴者には、ベレッタの声が意外に感じられた人もいるかもしれません。
川澄綾子の代表的な出演作品
川澄綾子さんは、長年にわたりアニメ業界で活躍しており、さまざまなジャンルのキャラクターを演じています。特に知的で落ち着いた雰囲気の女性キャラや、上品な雰囲気のヒロインを得意としています。以下、代表的な出演作品をいくつか紹介します。
- 『Fate』シリーズ（セイバー／アルトリア・ペンドラゴン）
- 『のだめカンタービレ』（野田恵）
- 『バクマン。』（蒼樹紅）
- 『ToHeart』（神岸あかり）
- 『まほろまてぃっく』（安藤まほろ）
- 『ゼロの使い魔』（アンリエッタ・ド・トリステイン）
特に『Fate』シリーズのセイバー役は、川澄綾子さんの代表作として知られており、彼女の力強くも気品のある演技が高く評価されています。
セイバーとベレッタはキャラクター性が異なりますが、どちらも落ち着いた知的な印象を持っている点では共通していると言えるでしょう。
川澄綾子が演じるベレッタの魅力
川澄綾子さんの演じるベレッタは、冷静で理知的な性格を持ちながらも、ラミリスに対して時折見せる優しさや、悪魔らしい独特の雰囲気を表現しています。
仮面をつけたミステリアスなキャラクターであるベレッタに、川澄さんの落ち着いた声質がぴったりと合っており、視聴者に強い印象を与えました。
また、ベレッタは他の悪魔とは異なり、研究熱心な一面を持っています。
戦闘では冷静に戦況を分析し、時には皮肉を交えた発言をすることもあります。このような知的でスマートなキャラクター性を、川澄綾子さんは的確に演じています。
今後の『転スラ』シリーズでベレッタがさらに活躍する機会が増えれば、川澄綾子さんの演技にもより一層注目が集まることでしょう。
せやろな～、あの落ち着いた声、よう合っとるわ！
＼おすすめ電子書籍ストア／
- ebookjapan: 新規会員登録で6回使える70%OFFクーポンがもらえる！
- コミックシーモア: 漫画・小説など幅広いジャンルを提供する電子書籍サービス。
- 楽天Kobo: 初めての購入で楽天ポイント70倍！
青い部分をクリックしたら、記事下の詳しい説明まで飛べるで～！
転スラ：ベレッタの素顔と能力・関係性
- ベレッタの強さとディアブロとの関係
- ベレッタとラミリスの主従関係とは？
- ベレッタとディアブロの召喚に隠されたエピソード
- ベレッタの裏切り疑惑とその真相
- ベレッタが持つ悪魔の色・ノワールとは？
ベレッタの強さとディアブロとの関係
ベレッタは上位悪魔（グレーターデーモン）として召喚された後、魔将人形（アークドール）へと進化し、圧倒的な強さを誇るキャラクターです。
さらに、物語が進むにつれて「聖魔人形（カオスゴーレム）」へと進化し、天使と悪魔両方の力を持つ独自の存在となりました。
そのため、戦闘能力は非常に高く、魔王クラスの敵とも互角に戦えるほどの実力を持っています。
◆ ベレッタの主なスキルと戦闘能力
- ユニークスキル「天邪鬼（ウラガエルモノ）」
→ 敵の属性とは逆の能力を自動で獲得する特殊なスキル。 - 究極能力「機神之王（デウス・エクス・マキナ）」
→ 鉱物を自在に創造・操作する能力で、自身の体を自由に変化させることが可能。 - 高い防御力
→ 魔鋼製の身体を持つため、物理攻撃を受けてもダメージを最小限に抑えることができる。 - 戦闘技術の高さ
→ ワルプルギス（魔王たちの宴）では、魔王クレイマンの部下ビオーラを瞬殺するなど、戦闘経験も豊富。
このように、ベレッタは魔王級の実力を持つほど強力な存在です。
しかし、さらに上位の存在としてディアブロ（原初の黒）がいます。
◆ ディアブロとの関係と確執
ディアブロは「原初の黒（ノワール）」と呼ばれる最上位の悪魔であり、悪魔族の中でも伝説的な存在です。
実はベレッタもディアブロと同じ「黒の系統」に属していますが、ディアブロは滅多に眷属を持たない主義のため、ベレッタのような直系の悪魔は非常に珍しい存在とされています。
しかし、ベレッタはリムルによってディアブロよりも先に召喚されたため、ディアブロはこの事実に嫉妬し、密かにベレッタを粛清しようとしたことがあります。
ただし、ベレッタは冷静に「今の身体はリムルが作ったものなので、破壊すればリムルの不興を買う」と説得し、ディアブロの怒りを鎮めることに成功しました。
その後、ディアブロとベレッタは敵対関係にはならず、それぞれリムルとラミリスの配下として異なる道を歩むことになります。
しかし、ディアブロはリムルに絶対的な忠誠を誓う一方で、ベレッタはリムルを敬いつつも、最終的にはラミリスを唯一の主とする道を選びました。
このように、ベレッタとディアブロは同じ「黒の系統」の悪魔でありながら、立場や忠誠心の方向性が異なる点が特徴的です。
ディアブロと比べるとどうなん？どっちが強いんやろ？
ベレッタとラミリスの主従関係とは？
ベレッタはリムルの召喚によって誕生しましたが、最終的には魔王ラミリスの専属の守護者となっています。
これは、召喚された当初にリムルと結んだ契約が大きく関係しています。
◆ リムルとの契約内容
- ベレッタはラミリスの守護者となる
- 契約期間は100年間
- 代価として、リムルの魔素と魔鋼製の魔人形を提供
- 100年後は自由の身になるが、その後もリムルに仕えることを希望
この契約により、ベレッタはラミリスの側近となり、彼女を守る役割を担うことになりました。
◆ ラミリスとの関係性
ラミリスは元々「妖精女王」だった存在であり、ある出来事をきっかけに魔王へと変化したキャラクターです。
転生を繰り返す性質を持ち、転生直後は幼い少女の姿であるため、彼女の周囲には必ず守護者が必要でした。
ベレッタは、その新たな守護者として仕えることになります。
しかし、ラミリスの性格は非常に自由奔放でわがままなため、周囲の者たちは彼女の言動に振り回されることが多いです。
特に、ラミリスの配下であるトレイニー（樹妖精）は、ラミリスに対して甘く、基本的に彼女の言うことを否定しません。
そのため、ラミリスに適度なツッコミを入れ、必要なときに諌める役割を果たしているのがベレッタです。
ラミリスが無茶をしようとすると、ベレッタは冷静に止めたり、的確な指示を出したりする場面が多く見られます。
これは、単なる主従関係を超えた「世話係」としての側面もあると言えるでしょう。
◆ ベレッタの忠誠心
ベレッタは、もともとリムルを召喚主として敬っていましたが、魔王ギィ・クリムゾンに「どちらの主を選ぶのか」と迫られた際、ラミリスを唯一の主とする道を選びました。
ただし、リムルへの恩義を忘れたわけではなく、ラミリスを通じてリムルにも貢献しようと考えています。
このように、ベレッタとラミリスの関係は単なる「主と従者」ではなく、保護者と子供のような側面も持ち合わせています。
ラミリスのわがままに振り回されつつも、最も信頼できる存在として彼女を支えているのがベレッタの役割です。
◆ まとめ
- ベレッタはリムルの召喚によって誕生したが、契約によりラミリスの守護者になった
- ラミリスの配下でありながら、彼女を諫める役割も担う
- ラミリスを唯一の主としながらも、リムルへの恩義を忘れず、貢献する意思を持っている
このように、ベレッタとラミリスの関係はユニークであり、作中でもコミカルな掛け合いが多く見られます。
今後の物語で、ベレッタがどのようにラミリスを支えていくのかも注目すべきポイントと言えるでしょう。
ラミリスに振り回されとるのが、なんか微笑ましいわ！
ベレッタとディアブロの召喚に隠されたエピソード
『転生したらスライムだった件』に登場するベレッタとディアブロは、どちらもリムルによって召喚された悪魔ですが、2人の召喚には興味深いエピソードが隠されています。
まず、ベレッタはリムルが初めて召喚した悪魔です。
リムルはラミリスのゴーレムを破壊したお詫びとして、新たな護衛を作るために悪魔召喚を行いました。
このとき召喚されたのが、上位悪魔（グレーターデーモン）のベレッタです。
ベレッタは魔鋼製のゴーレムに受肉し、リムルによって名前を与えられたことで、魔将人形（アークドール）へと進化しました。
その後、契約によりラミリスの守護者となります。
一方、ディアブロの召喚は、リムルが「魔王への進化（ハーベストフェスティバル）」を行った際に起こりました。
本来、リムルはグレーターデーモンを30体召喚するつもりだったのですが、結果的に現れたのはたった3体。
そのうちの1体が、世界に7人しかいない「原初の悪魔」の1人である原初の黒（ノワール）、すなわちディアブロでした。
これはリムルの魔素量が桁違いに多かったため、通常ではあり得ないほど強大な存在を召喚できたからです。
◆ ディアブロはベレッタの召喚に割り込もうとしていた？
実は、ディアブロはベレッタが召喚される際に割り込もうとしていたという裏話があります。
ディアブロはリムルに強い興味を抱いており、リムルが最初に悪魔召喚を行うと知って、自分が召喚されようと考えていたのです。
しかし、ちょうどその時ディアブロは不在だったため、リムルの召喚に応じることができませんでした。
その結果、ベレッタが召喚され、リムルから名付けを受けることになります。
この出来事に対し、ディアブロは内心かなりの嫉妬を抱いていました。
自分よりも先にリムルに召喚されたことが気に入らず、密かにベレッタを消そうとしたこともあったほどです。
しかし、ベレッタは冷静に「私の身体はリムル様が作ったもので、私を破壊すればリムル様の不興を買う」と説得し、ディアブロの粛清を回避しました。
このように、ベレッタとディアブロの召喚には意外なエピソードが隠されており、2人の関係性にも大きく影響を与えています。
ディアブロ、嫉妬してたんか！？めっちゃおもろいやん！
ベレッタの裏切り疑惑とその真相
『転スラ』の物語の中で、ベレッタには「裏切りの疑惑」が浮上したことがあります。
これは、魔王ギィ・クリムゾンがベレッタに対し、「リムルとラミリスのどちらを主として仕えるのか？」と選択を迫った場面が関係しています。
◆ なぜベレッタに裏切り疑惑が浮上したのか？
ベレッタは、もともとリムルによって召喚された悪魔です。
しかし、リムルはベレッタをラミリスの守護者として契約し、100年間彼女を守る役割を与えました。
そのため、ベレッタは「リムルの配下」ではなく、「ラミリスの従者」として活動することになります。
しかし、魔王ギィ・クリムゾンはベレッタの忠誠心に疑問を抱き、「お前は誰に仕えるつもりなのか？」と問い詰めます。
この場面では、ベレッタがリムルを選ぶのか、それともラミリスを選ぶのかという選択が迫られました。
◆ ベレッタの選択とその真相
この問いに対し、ベレッタは「ラミリスこそが唯一の主である」と宣言しました。
これにより、「ベレッタはリムルを裏切ったのでは？」という疑惑が浮上したのです。
しかし、実際にはベレッタはリムルを完全に見捨てたわけではありません。
むしろ、ラミリスを守ることこそが、結果的にリムルの利益につながると考えていたのです。
リムルが強力な勢力を築く上で、ラミリスの存在は重要であり、彼女の安全を確保することがリムルにとっても有益であると判断したのが、ベレッタの選択でした。
また、ベレッタはラミリスに強い忠誠心を抱いており、彼女の世話係のような役割を担っています。
ラミリスの言動に振り回されながらも、彼女を諌めることができる数少ない存在として、ベレッタの役割は非常に重要です。
そのため、ラミリスの守護者であり続けることを選択したのは、彼の信念に基づいたものであり、裏切りとは言えません。
◆ ベレッタは裏切り者なのか？
結論として、ベレッタは裏切り者ではありません。
彼は最初からラミリスの守護者としての役割を全うするために行動しており、それがリムルに対する忠誠と矛盾するものではなかったのです。
この誤解が生じたのは、リムルの配下でありながら、別の主（ラミリス）に仕える立場になったためです。
しかし、彼は契約に基づいて行動しているだけであり、リムルへの恩義を忘れたわけではありません。
むしろ、ラミリスを通じて間接的にリムルへ貢献しようとしているのが、ベレッタの真意です。
このように、表面的には裏切りに見える行動であっても、実際には忠誠心に基づいた選択であることがわかります。
今後の物語で、ベレッタがどのようにラミリスとリムルの関係をつなぐ役割を果たしていくのか、注目したいポイントです。
ベレッタが持つ悪魔の色・ノワールとは？
『転生したらスライムだった件』に登場するベレッタは、「ノワール（黒）」と呼ばれる悪魔の系統に属しています。
これは悪魔族の中でも特別な血統であり、最上位の存在である「原初の悪魔」の一人であるディアブロと同じ系統です。
◆ 悪魔の色とは？
『転スラ』の世界において、悪魔は色によって系統が分かれています。
具体的には、黒・赤・青・緑・黄・白・紫の7種類が存在し、それぞれの色には特定の特徴や能力があります。
例えば、「赤（ルージュ）」はギィ・クリムゾンが属する系統で、強大な力を持つ戦闘向きの悪魔が多いとされています。
この中で、「黒（ノワール）」の悪魔は、強力な個体が少ないものの、極めて特異な性質を持つとされています。
彼らは単純な戦闘能力だけでなく、策略や研究、独自の哲学を持つ知的な悪魔が多いのが特徴です。
◆ ベレッタのノワールとしての特徴
ベレッタはもともと上位悪魔（グレーターデーモン）でしたが、リムルに召喚され、魔鋼製の人形に受肉したことで魔将人形（アークドール）に進化しました。
その際、彼の本質である「黒（ノワール）」の性質も影響を及ぼし、単なる戦闘用のゴーレムではなく、知的な判断力を持つ存在へと変化しました。
さらに、ノワール系の悪魔は単なる戦闘狂ではなく、研究熱心で合理的な考え方を持つことが多いとされています。
ベレッタもその例に漏れず、自身の身体構造を研究したり、武器や技術に興味を示したりする一面を持っています。
実際、ワルプルギス（魔王たちの宴）でクレイマンの部下ビオーラを倒した際も、ビオーラの剣を「研究の対象」として鹵獲する冷静な判断を下しました。
◆ ディアブロとの関係とノワールの宿命
ベレッタとディアブロは同じ「黒（ノワール）」の系統ですが、その立場は大きく異なります。
ディアブロは「原初の悪魔」として、世界でも屈指の強者であり、歴史の中でほとんど眷属を作ってこなかった存在です。
しかし、ベレッタはそのディアブロの眷属にあたる悪魔であり、同じノワールの系統を持つ数少ない個体の一人です。
この関係が原因で、ディアブロはベレッタに対して複雑な感情を抱いています。
リムルに召喚されたのが自分ではなくベレッタだったことに嫉妬し、一度はベレッタを消そうとしました。
しかし、ベレッタが冷静に「リムル様が作った身体を破壊すれば、リムル様の不興を買う」と指摘したことで、ディアブロは考えを改め、粛清を断念しました。
このように、ノワールの悪魔は単なる戦闘要員ではなく、独自の知性と哲学を持ち、時に周囲を驚かせるような冷静な判断を下します。
ベレッタもまた、その特徴を持つ存在として、ラミリスの守護者という立場を全うしているのです。
◆ ベレッタの「ノワール」としての特異性
- 「黒（ノワール）」の悪魔は、知的で研究熱心な性質を持つ
- ベレッタもこの系統に属し、戦闘だけでなく技術研究にも興味を示す
- ディアブロと同じ系統であり、希少な存在
- ディアブロはベレッタの召喚を羨み、粛清を考えたこともあるが、最終的には見逃した
ベレッタは単なる悪魔ではなく、ノワールの系統ならではの独特な価値観を持つキャラクターです。
今後の物語でも、その冷静さと知性を活かした活躍が期待されます。
ノワールって響きカッコええな！強そうやし！
【総まとめ】転スラ：ベレッタの素顔とその正体に迫る
- ベレッタの素顔は仮面で隠されており、作中で明かされていない
- 仮面の下の顔については公式でも詳細が不明
- ベレッタは魔鋼製のゴーレムに受肉した悪魔である
- アニメでの初登場は第1期第23話「救われる魂」
- 正体は上位悪魔（グレーターデーモン）で、黒の系統に属する
- もともとリムルに召喚され、ラミリスの守護者となった
- 性別は公式に「無性別」とされている
- 声優は川澄綾子が担当し、女性的な声で演じられている
- 強さは魔王級に匹敵し、戦闘能力も高い
- ディアブロと同じ黒の系統だが、立場や価値観が異なる
- ディアブロはベレッタがリムルに先に召喚されたことに嫉妬した
- ラミリスとの関係は主従を超え、保護者のような役割を担う
- ギィ・クリムゾンの問いに対し、唯一の主はラミリスと宣言した
- 召喚時、ディアブロはベレッタの召喚に割り込もうと考えていた
- 悪魔の色「ノワール」の影響で知的かつ冷静な性格を持つ
