『僕のヒーローアカデミア』に登場するヴィラン連合の一員、Mr.コンプレス。
彼の素顔は長らく謎に包まれていましたが、原作でついにそのベールが剥がされました。
この記事では、多くのファンが注目するヒロアカ Mr.コンプレスの素顔について、その容姿はもちろん、彼の本名や大怪盗・張間歐児との血縁関係、そして同じく重い血筋を背負う荼毘に向けられた名セリフの深い意味を徹底的に解説します。
さらに、彼のトリッキーな個性や作中での印象的な活躍、キャラクターを魅力的に演じる声優の情報、なんjなどで語られる評価、そしてファンの間で囁かれる死亡説の真相に至るまで、あらゆる情報を網羅的に掘り下げていきます。
- Mr.コンプレスの素顔の容姿と、それが明かされた際のファンの反応
- 彼の本名や「盗賊王」張間歐児を先祖に持つという驚きの正体
- 「圧縮」という個性の具体的な能力と、作中での印象的な活躍シーン
- 仲間を救うために瀕死の重傷を負った彼の、死亡説に関する真相と現状
Mr.コンプレス プロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
ヴィラン名 | Mr.コンプレス (Mister Compress) |
本名 | 迫 圧紘(さこ あつひろ) |
個性 | 圧縮(コンプレス) |
所属 | 敵(ヴィラン)連合 開闢行動隊 → 超常解放戦線 開闢行動支援連隊 |
誕生日 | 10月8日 |
年齢 | 32歳 |
身長 | 181cm |
性格 | エンターテイナー |
好きなもの | マジック |
担当声優 | 最上 嗣生(もがみ つぐお) |
正体 | 「盗賊王」と呼ばれた大怪盗・張間 歐児の玄孫 |
初登場(漫画) | 10巻 第80話「発足爆豪護衛部隊」 |
初登場(アニメ) | 3期 第44話「がなる風雲急」 |
ヒロアカ:Mr.コンプレスの素顔はイケメン?基本情報
- ついに明かされたコンプレスの素顔
- 本名と大怪盗・張間歐児の血筋
- 担当声優は最上嗣生さん
- 万能な個性「圧縮」の能力
- 彼の作中での主な活躍シーン
- 仲間を想う名セリフの数々
ついに明かされたコンプレスの素顔
輝け! MVヒーロー!
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) December 25, 2022
『僕のヒーローアカデミア』6期第11話(通算126話)「ラストステージ」の #ヒロアカMVP は…
3位 死柄木弔!
2位 デク!!
1位…
Mr.コンプレス!!!
今回はMVヒーローではなく「MVヴィラン」でした!https://t.co/uumciCIcKR
投票ありがとうございました!!#ヒロアカ #heroaca_a pic.twitter.com/HQSDXeb1Vf
Mr.コンプレスの素顔は、原作漫画294話(単行本30巻収録)にて、初めて完全に明かされることになりました。物語がヒーローとヴィランの全面戦争という、最も激しい局面を迎える中での衝撃的なお披露目だったのです。
長年にわたり、幾何学模様の仮面とその下に着用した目出し帽によって、その素顔は固く閉ざされていました。林間合宿編で仮面が割れた際にかすかに見えた鋭い目つきや口元から、ファンの間では「実は相当な美形なのでは?」という期待の声が絶えず囁かれていました。そして、その期待は最高の形で応えられることになります。
壮絶な覚悟と共に明かされた端正な容姿
彼が素顔を明かしたのは、ヴィラン連合がベストジーニストによって捕縛され、絶体絶命の窮地に陥った場面でした。仲間たちを救うという固い決意のもと、自らの体を個性で抉り取るという壮絶な覚悟を決めた彼は、その一世一代のショーの幕開けとして、ついに長年つけていたマスクを外します。
そこに現れたのは、癖のある黒髪に、通った鼻筋、そして理知的ながらもどこか憂いを帯びた鋭い瞳を持つ、まさしく「イケメン」と呼ぶにふさわしい整った顔立ちでした。自らを「おじさん」と称していたことから、ある程度の年齢を重ねた容貌を想像していた読者も多かったため、32歳という実年齢に反して若々しくも見えるその素顔に驚きの声が上がりました。
ただ単に容姿が整っているだけでなく、その表情には仲間を救うための悲壮な覚悟が滲み出ており、彼のキャラクターに一層の深みを与えています。この素顔の公開は、SNSや各種コミュニティで瞬く間に大きな話題となり、「コンプレス、かっこよすぎる」「この場面でこの顔はずるい」「一気に最推しになった」といった絶賛のコメントが相次ぎました。彼のミステリアスな魅力と、土壇場で見せた人間性が、この素顔と共に多くのファンの心を掴んだのです。

いやー、ほんまに男前やったねぇ。覚悟を決めた男の顔は、やっぱりええもんやわ。
本名と大怪盗・張間歐児の血筋
#ヒロアカファンアート Mr.コンプレス
— 由上翔真@依頼受付中 (@Egakakitaikara) December 31, 2022
盗賊王の血を継ぐ男 pic.twitter.com/uKJnTdRr1N
Mr.コンプレスのミステリアスな魅力は、その素顔だけではありません。彼の本名と、その背景にある壮大な血筋こそが、彼のキャラクターを理解する上で非常に大切な鍵となります。
彼の本名は、迫 圧紘(さこ あつひろ)と言います。「迫」という姓は彼の追い詰めるような戦術を、「圧紘」という名は彼の個性「圧縮」と、その広い応用範囲を想起させ、キャラクター性を見事に表現したネーミングと考えられます。
そして、彼がただのヴィランではないことを決定づけるのが、その血筋です。彼は、かつてヒーロー社会の黎明期において、オール・フォー・ワンやデストロといった伝説的な人物たちと肩を並べて暗躍した「稀代の盗人」であり、「盗賊王」の異名を持つ大ヴィラン、張間 歐児(はりま おうじ)の玄孫(やしゃご)、つまり孫の孫にあたる人物なのです。
義賊の血と「世直し」の使命
張間歐児は、単なる私利私欲のための盗人ではありませんでした。彼は、当時私腹を肥やしていた一部のヒーローモドキから金品を盗み出し、それを市井の貧しい人々に分け与えることで、社会の歪みを正そうとした「義賊」として語り継がれていました。彼の行動は犯罪ではありましたが、その根底には社会に対する強い問題意識と、「世直し」への渇望があったのです。
迫家では、この張間の血筋を「不正を暴かんとする正義の血」として代々誇りにしてきました。圧紘自身もその思想を強く受け継いでおり、現代のヒーロー社会が抱える矛盾や欺瞞を正すことを自らの使命と感じています。彼がヴィラン連合に身を投じた根本的な理由も、この先祖が成し遂げられなかった「世直し」という大義を、死柄木弔という新たなカリスマと共に実現するためでした。この壮大なバックボーンが、彼の行動一つ一つに深い意味を与えているのです。

ただのヴィランやなかったんやね。背負ってるもんが、こないに大きかったとはなぁ…。
担当声優は最上嗣生さん
ご視聴ありがとうございました! https://t.co/ldsxLEiyXv
— 日本酒舐郎 (@ponshu_love) February 26, 2025
Mr.コンプレスの複雑で多面的なキャラクターに、声という形で命を吹き込んでいるのが、実力派声優の最上 嗣生(もがみ つぐお)さんです。彼の深みのあるバリトンボイスは、コンプレスの紳士的でありながらも底知れないミステリアスな雰囲気に完璧にマッチしています。
経歴と人柄
最上さんは埼玉県出身で、1980年1月18日生まれ。学生時代は野球部や弓道部に在籍していましたが、お姉さんから「声優やれるんじゃないの」と褒められたことをきっかけに声の仕事に興味を持ち、勝田声優学院、スクールデュオを経て賢プロダクションに所属しました。
趣味はゲームとお酒で、特にゲームに関しては業界内でも腕利きとして知られています。声優の中村悠一さんとは頻繁にゲームを共にする親友であり、その縁から中村さんの個人YouTubeチャンネルにも高頻度で出演し、気さくな人柄で人気を博しています。
ヒロアカでの圧巻の演じ分け
最上さんの演技の真骨頂は、その驚異的な幅広さにあります。Mr.コンプレス役では、普段のエンターテイナー然とした軽快で飄々とした口調から、仲間を想い、覚悟を決めるシリアスで重厚な演技まで、その振り幅の広さでキャラクターの二面性を見事に表現しています。特に、全面戦争編で自らを犠牲にするシーンで見せた悲壮感あふれる声は、多くの視聴者の心を強く揺さぶりました。
さらに驚くべきことに、最上さんは『僕のヒーローアカデミア』という一つの作品の中で、全く性質の異なる複数のキャラクターを演じ分けています。
- Mr.コンプレス: 知的で人間味あふれるヴィラン。
- 脳無・ハイエンド: 理性を失い、咆哮をあげるだけの怪物。
- クラスト: No.10にランクインしていたプロヒーロー。
人間味のあるヴィラン、理性のない怪物、そして正義を掲げるヒーローという、三者三様の役柄を完璧に演じ分けるその技術力の高さは、まさに圧巻の一言です。彼の声優としての力量が、ヒロアカの世界にさらなる深みとリアリティを与えています。
項目 | 情報 |
名前 | 最上 嗣生(もがみ つぐお) |
生年月日 | 1980年1月18日 |
出身地 | 埼玉県 |
所属事務所 | 賢プロダクション |
ヒロアカでの主な担当キャラ | Mr.コンプレス、脳無、ハイエンド、クラスト |
主な代表作 | ・D.Gray-man(クロス・マリアン)<br>・進撃の巨人(キース・シャーディス)<br>・ポケットモンスターシリーズ(ヤーコン、クセロシキ)<br>・SHAMAN KING(ハン・ザンチン) |
最上さんの深みと幅のある声がなければ、Mr.コンプレスの魅力は半減していたかもしれません。彼の卓越した演技もまた、このキャラクターを語る上で欠かせない、極めて重要な要素の一つなのです。

ヒーローもヴィランも、同じ人がやってはるなんて信じられへんわ。まさにプロの仕事やね。
万能な個性「圧縮」の能力
ヒロアカ3期に向けて解禁された新キャラ&キャストを紹介!
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) March 12, 2018
敵<ヴィラン>連合の新メンバー、仮面の男 Mr.コンプレス。マジックに精通しているらしいが…?演じるのは最上嗣生さん!
キャラ詳細はこちら
↓https://t.co/bI5mqJPuoG#heroaca_a #ヒロアカ pic.twitter.com/GrfhIui0gg
Mr.コンプレスの個性は、そのヴィラン名にもなっている「圧縮」です。これは、単に物体を小さくする能力ではなく、対象に触れることを起点として、その周囲の空間ごと球状に切り取り、物理法則を無視してビー玉サイズにまで閉じ込めてしまうという、極めて特殊で強力な能力を指します。彼のトリッキーな戦術とエンターテイナーとしてのキャラクターは、全てこの万能な個性を土台として成り立っているのです。
空間を切り取るという驚異の原理
この個性の最も驚くべき点は、対象そのものではなく「空間」を操作する点にあります。彼が何かに触れて個性を発動させると、そのポイントを中心とした一定範囲の空間が球状に切り取られ、中にあるもの全てがビー玉の中に封じ込められます。
作中の描写から、この個性にはいくつかのルールがあると考えられます。
- 軽量化: 圧縮された球体は、中に人間や巨大な瓦礫が入っていても、元の質量をほとんど失い、非常に軽くなります。これにより、彼は捕獲した人間を複数、口の中に含んで身軽に逃走することができました。
- 不可視化: 圧縮された球体の中身は、外から見ることはできません。彼自身も、中身を確認するためには一度圧縮を解除する必要があり、この特性を利用してダミーを作り、敵を欺くといった使い方も見せています。
- 任意解除: 圧縮の解除は、コンプレスの意思(指を鳴らすなど)で自由に行えます。このタイミングをコントロールすることで、奇襲やトラップとして機能させることが可能です。
圧縮された球体内部で時間がどう流れているのか、閉じ込められた人物に意識はあるのかといった点は明確に描かれていませんが、解放された際には直前の状態を保っていることから、一種のステイシス(時空間の静止)状態に近いのではないかと考察されます。
戦略の幅を無限に広げる万能な応用力
「圧縮」の真価は、その圧倒的な応用範囲の広さにあります。彼の発想力と組み合わせることで、一つの個性がまるで複数の個性を持っているかのような多様な役割を果たします。
- 捕獲・運搬による無力化:この個性の最も基本的な使い方です。林間合宿編では、ヒーロー側の警戒をものともせず、一瞬の隙を突いて爆豪勝己と常闇踏陰を捕獲しました。戦闘能力の高い相手であっても、「触れる」という条件さえ満たせば抵抗の暇を与えずに無力化できるため、誘拐や捕縛といった任務において絶大な効果を発揮します。
- 障害物除去とルート確保:戦闘だけでなく、潜入や脱出といった局面でも彼の個性は役立ちます。強固な壁や地面の一部を圧縮して瞬時に通路を作り出したり、追っ手の足場を崩して進路を妨害したりと、地形そのものを有利に書き換えることが可能です。
- 質量を利用した奇襲攻撃:死穢八斎會の護送車を襲撃した際には、あらかじめ圧縮しておいた巨大な岩をパトカーの下で解放し、車両を横転させるという荒業を見せました。このように、巨大な物体を手のひらサイズで持ち運び、任意の場所で解放することで、予測不能なタイミングでの質量攻撃を仕掛けることができます。
- 防御とカウンター戦術:プロヒーロー・スナッチとの戦闘では、彼の砂の体を突き破ってきた荼毘の蒼炎を、スナッチの上半身ごと圧縮するという離れ業を披露しました。これは、相手の攻撃そのものを無力化する究極の防御であり、同時に相手を閉じ込めるカウンターにもなっています。
- 対象の部位切断という最凶の一手:この個性が持つ最も恐ろしい側面が、対象の一部だけを圧縮し、その部位を切断する能力です。死穢八斎會への復讐の際には、この方法でオーバーホールの両腕を奪い取りました。これは、彼の仲間を傷つけられたことへの冷徹な怒りと、マジシャンの命である腕を奪われたことへの完璧な意趣返しであり、この個性が高い殺傷能力を秘めていることを証明しました。
万能ゆえの弱点と戦略的限界
これほど万能に見える個性ですが、決して無敵ではありません。最大の弱点は、Mr.コンプレス自身の直接的な戦闘能力が決して高くないことです。
彼自身が「逃げ足と欺くことだけが取り柄」と語るように、個性の発動には「対象に触れる」という一手間が必要です。そのため、オールマイトやミルコのような超高速の格闘タイプや、広範囲を制圧するタイプの相手との真正面からの戦闘は極めて不得手としています。実際にオーバーホールに腕を奪われた際も、個性破壊弾で能力を封じられたとはいえ、接近戦に持ち込まれた結果、反撃の暇なくやられてしまいました。
また、死穢八斎會との戦いで左腕を失ったことは、彼の能力に少なからず影響を与えました。両腕を使えた頃に見せたような、相手の目を欺くトリッキーな手さばきや、複数の球体を同時に操る器用さは、義手になって以降、やや影を潜めた印象があります。
彼の個性は、黒霧の「ワープゲート」のように単純な移動や回避に特化しているわけでもなく、死柄木の「崩壊」のように圧倒的な破壊力を持つわけでもありません。しかし、知略と組み合わせることで、捕獲、輸送、攻撃、防御、妨害といったあらゆる局面に対応できる、他に類を見ない戦略的価値を持つ個性なのです。その真価は、彼のエンターテイナーとしての頭脳と、仲間を救うための覚悟があってこそ、最大限に発揮されると言えるでしょう。

こないな便利な個性、一つほしいわぁ。使い方次第でなんでもできるなんて、ほんま夢があるで。
彼の作中での主な活躍シーン
【ヒロアカ只今放送中!】
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) May 12, 2018
敵<ヴィラン>Mr.コンプレス登場!
デクが叫ぶ!「返せ!」#heroaca_a #ヒロアカ #日テレ #YTV #全国ネット pic.twitter.com/5wISpNMGLg
Mr.コンプレスの活躍は、派手な戦闘シーンよりも、物語の重要な転換点において、そのトリッキーな能力で決定的な役割を果たす形で描かれています。
林間合宿編:鮮烈なデビュー
彼の名が初めて轟いたのは、雄英高校の林間合宿襲撃事件でした。ヒーロー側の厳重な警戒網をいとも簡単に潜り抜け、混乱の最中にあった爆豪勝己と、暴走していた常闇踏陰を音もなく「圧縮」して捕獲します。目的達成後、あえてデクたちの前に姿を現し、マジックショーのように挑発する姿は、彼のエンターテイナーとしての気質と、ヴィランとしての確かな実力を読者に強く印象づけました。この一件により、彼はヴィラン連合の作戦遂行能力の高さを象徴する存在となります。
死穢八斎會編:喪失と復讐
死穢八斎會との交渉では、仲間であるマグネを殺害した若頭オーバーホールに対し、怒りから個性で捕獲しようと試みます。しかし、個性破壊弾によって無力化された上、返り討ちにあい、マジシャンの命とも言える左腕を失うという大きな代償を払いました。
しかし、物語はこれで終わりません。戦いの後、警察に護送されるオーバーホールを仲間と共に襲撃。かつて自分がやられたように、今度はオーバーホールの両腕を個性で奪い取り、完璧な意趣返しを果たします。この復讐劇は、彼の執念と仲間を想う気持ちの強さを示す、重要なエピソードです。
超常解放戦線編:一世一代の脱出ショウ
彼のキャラクターが最も輝いたのが、ヒーローとの全面戦争でした。戦いの終盤、ベストジーニストの個性によって仲間共々捕縛され、絶体絶命の窮地に陥ります。誰もが敗北を覚悟したその時、彼は立ち上がりました。「ここにいる理由」を自問し、仲間を救うという固い決意を固めた彼は、自らの体を個性で抉り取るという常軌を逸した方法で拘束から脱出します。
そして、瀕死の重傷を負いながらも、意識を失った死柄木やスピナーたちを次々と圧縮して逃がし、自らはヒーローたちの足止め役を買って出ました。この自己犠牲の精神と、最後までエンターテイナーとしての矜持を失わない姿は、「Mr.コンプレス一世一代の脱出ショウ」として、多くの読者の涙を誘い、彼の評価を決定的なものにしました。

派手やないけど、いっつも大事な場面で仕事してはるんよな。縁の下の力持ちって、こういう人のこと言うんやろね。
仲間を想う名セリフの数々
Mr.コンプレス
— モナ絵 (@_MONAillust) March 27, 2023
#イラスト #ヒロアカ pic.twitter.com/NpLZwtpYQr
Mr.コンプレスの言葉は、軽妙なエンターテイナーの仮面の下に、仲間への深い愛情と、自らの信念を隠し持っています。彼の人間性を紐解く上で、特に印象的なセリフをいくつか紹介します。
「彼なら 俺のマジックで 貰っちゃったよ」
林間合宿編で、爆豪を捕獲した際に放ったセリフです。この一言には、彼の自信と、マジックになぞらえた独自の美学、そしてヴィラン連合の目的を遂行する確固たる意志が表れています。彼のキャラクター性を端的に示した、鮮烈な初登場シーンの言葉でした。
「返せ? 妙な話だぜ 爆豪くんは誰のモノでもねぇ 彼は彼自身のモノだぞ!!」
爆豪の身柄を要求するデクたちに対して返した言葉です。一見するとヴィランの詭弁のようにも聞こえますが、ヒーロー社会の画一的な価値観に対する彼のアンチテーゼが込められています。単なる誘拐犯ではなく、独自の思想を持つ一人の人間としての側面が垣間見えるセリフです。
「俺ぁ張間の孫の孫!!…Mr.コンプレス 一世一代───!! 脱出ショウの開演だ!!」
前述の通り、全面戦争編で自らの正体を明かし、命を懸けて仲間を救う覚悟を決めた際の大見得です。自らの血筋を受け入れ、それを誇りとし、人生最大のショーとして自己犠牲の舞台に臨む。彼の生き様、美学、そして仲間への想いの全てが凝縮された、作中屈指の名セリフと言えるでしょう。
「俺…敵(ヴィラン)連合好きだったぜ」
瀕死の状態で仲間に後を託す際に、スピナーに漏らした本音です。社会からのはみ出し者たちが、ただ寄り集まっただけだった歪な集団。しかし、そこで過ごした時間、育まれた絆は、彼にとってかけがえのないものになっていました。彼の不器用ながらも純粋な仲間愛が伝わる、切なくも温かい言葉です。

あかん、泣けてくるわ…。不器用やけど、ほんまに仲間が大好きやったんやねぇ。
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ヒロアカ:Mr.コンプレスの素顔に隠された謎と考察
- 荼毘に「お前もか」と語った意味
- ファンの反応は?なんjでの評価
- コンプレスは死亡したという噂の真相
- まとめ:ヒロアカ Mr.コンプレスの素顔と魅力
荼毘に「お前もか」と語った意味
超常解放戦線の戦いのクライマックスで、荼毘が自らの正体をエンデヴァーの息子・轟燈矢であると、日本中に向けて衝撃的なカミングアウトを行いました。ヒーロー社会の光と闇を象徴するこの告白に誰もが震撼する中、Mr.コンプレスは静かに「お前もか」と呟きます。この一言は、彼のキャラクターの背景を理解することで、非常に深い意味を持つことがわかります。
このセリフが発せられたのは、Mr.コンプレス自身が、仲間を救うために「盗賊王・張間歐児の子孫」という自らの重い血筋を明かし、その宿命を受け入れる覚悟を決めた直後のことでした。彼は、偉大な先祖の血を引く者としてのプレッシャーと使命感を一身に背負い、命を懸けた大舞台に立っていたのです。
そのタイミングで、ヒーローNo.1の息子という、自分とは違う形ではあるものの、同じように「偉大な親の血」という宿命と業を背負ってきた荼毘の告白を聞きます。そこで彼は、自分と荼毘の間に通底する「血筋という名の呪い」と「それと向き合う覚悟」を瞬時に感じ取ったのでしょう。したがって、この「お前もか」という言葉は、敵味方や立場の違いを超えた、同じ境遇に立つ者への深い共感と、ある種の連帯感を示す、極めて重要な一言だったと考えられます。

敵同士やのに、一瞬だけ心が通じ合ったみたいやったな。二人とも、ほんまにしんどいもんを背負ってて…。
ファンの反応は?なんjでの評価

Mr.コンプレスのファンからの評価は、物語の進行と共に劇的な変化を遂げた、非常に興味深い例です。
登場初期から中期:影の薄い実力者
登場初期は、そのトリッキーな個性とミステリアスな雰囲気で注目されたものの、死柄木や荼毘、トガといった個性の強いメンバーに比べると、登場回数やセリフが限られていました。特に、異能解放軍との戦闘では目立った活躍が描かれなかったため、匿名掲示板なんjのスレッドなどでは「コンプレスだけ掘り下げが少ない」「何してるか分からない」といった、やや影の薄いキャラクターという評価が見られることもありました。
全面戦争編以降:評価の急上昇
しかし、ヒーローとの全面戦争編で彼の過去や覚悟、そして仲間への深い愛情が描かれると、その評価は180度覆ります。自らを犠牲にして仲間を救うというヒロイズムにも似た行動は、「プロの犯行」「ヴィランとしての矜持がすごい」「最高のエンターテイナー」と絶賛されました。
そして、そのクライマックスで明かされた素顔が、この人気を決定的なものにします。「ただでさえ行動がイケメンなのに、顔までイケメンだった」「これは惚れるしかない」といった声がSNSやコミュニティに溢れかえり、一気に作中屈指の人気キャラクターへと駆け上がりました。当初の「影が薄い」という評価は完全に払拭され、今では彼の生き様そのものが多くのファンに支持されています。

みんな手のひら返しがすごいわ(笑)。でも、それだけ最後の活躍がみんなの心に刺さったってことやんなぁ。
コンプレスは死亡したという噂の真相

全面戦争編での壮絶な最期を思わせる描写から、「Mr.コンプレスは死亡したのではないか」という噂や考察がファンの間で広まりました。確かに、自らの個性で腹部を大きく抉り取るという行動は、常識的に考えれば致命傷であり、死亡説が流れるのも無理はありません。
しかし、結論から言うと、Mr.コンプレスは死亡していません。彼は瀕死の重傷を負いながらも生き延び、戦いの後、ヒーローたちによって身柄を確保されました。そして、治療を受けた後、現在は他のヴィラン連合メンバーと共に、重犯罪者用の刑務所に収監されています。
この生存を裏付ける決定的な根拠として、単行本30巻のキャラクター紹介ページに記された作者・堀越耕平先生のコメントが挙げられます。そこには、彼の紹介と共に「まだ出てきます」という一文がはっきりと書かれており、今後の物語での再登場が公式に示唆されているのです。物語が最終決戦へと向かう中、彼がどのような形で再びデクたちの前に姿を現すのか、その「再演」に多くのファンが期待を寄せています。

ほんま、生きててくれてよかったわぁ。またどこかで、あっと驚くようなショーを見せてほしいもんやで。
まとめ:ヒロAKA Mr.コンプレスの素顔と魅力
- Mr.コンプレスの素顔は原作294話で明かされた
- ファンからは予想を裏切らないイケメンと大きな反響があった
- 本名は迫圧紘(さこ あつひろ)である
- 彼は「盗賊王」と呼ばれた大怪盗・張間歐児の子孫
- 先祖が成し遂げられなかった「世直し」の夢を継いでいる
- 担当声優は最上嗣生さんで脳無の声も兼任
- 個性は触れたものをビー玉サイズにする「圧縮」
- 奇襲やサポート、運搬など応用範囲が非常に広い
- 林間合宿編で爆豪を攫う鮮烈な活躍を見せた
- 仲間を救うための自己犠牲的な行動は物語屈指の名場面
- 荼毘への「お前もか」は血筋という宿命を共有する者への共感
- 当初は影が薄いと評されることもあった
- 全面戦争編での覚悟と素顔の公開で人気が急上昇した
- 彼は死亡しておらず瀕死の重傷を負いながらも生存
- 現在は刑務所に服役中で作者から再登場が示唆されている

これでコンプレスさんのこと、よーくわかったやろ?知れば知るほど、魅力的な人やねん。