【ヒロアカ】爆豪派閥とは？メンバーや由来、ネットの反応まで解説

『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）に登場する「爆豪派閥」という言葉に、疑問を持ったことはありませんか。

この爆豪派閥とは、主人公・緑谷出久の幼馴染である爆豪勝己を中心に、クラスメイトの切島鋭児郎、上鳴電気、そして瀬呂範太が集まったファンによる非公式のグループ名です。

彼ら陽キャ男子4人組の関係性は、体育祭でのエピソードなどで垣間見え、多くのファンによって魅力的なイラストや完成度の高いコスプレといった形で表現されています。

しかし、この「派閥」という呼び方に対しては、ネットの反応も様々で、活発な議論が交わされることも少なくありません。

また、物語が佳境に入る中、彼らの今後の展開に注目している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、爆豪派閥の基本的な情報からメンバー間の関係性、さらにはファンからの評価まで、あらゆる角度からその実態を詳しく掘り下げていきます。

そもそも爆豪派閥とは？非公式グループの全貌

爆豪派閥とは？その由来と非公式な関係

爆豪派閥とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する爆豪勝己、切島鋭児郎、上鳴電気、瀬呂範太の4人組を指す、ファンによって作られた非公式のグループ名です。作中で彼らが「派閥」を名乗ったり、明確にグループとして行動したりする公式な設定は存在しません。

この呼称が生まれたきっかけは、作者である堀越耕平先生がSNSに投稿した一枚のイラストでした。そのイラストで4人が一緒に描かれていたことや、単行本4巻で彼らが同じような位置に座っていたことから、「まるで派閥のようだ」と感じたファンの間で自然発生的に広まった二次創作の用語です。

あくまでファンメイドの言葉であるため、原作本編で4人が揃って行動するシーンはほとんどありません。しかし、原作133話の切島の回想シーンでは、寮でこの4人が常闇を交えて談笑している様子が描かれました。弱音を吐く切島に対し、上鳴と瀬呂は普段通りに接し、爆豪は口が悪いながらも真剣にアドバイスを送るという、彼らの関係性の深さがうかがえる貴重な場面です。この描写から、普段から彼らが一定の時間を共に過ごし、特に爆豪が心を許している間柄であることが示唆されています。

爆豪派閥メンバーのプロフィール一覧

以下に、爆豪派閥と呼ばれる4人の基本的なプロフィールを表にまとめました。

キャラクター名	ヒーロー名	個性	誕生日	身長
爆豪 勝己	大・爆・殺・神 ダイナマイト	爆破	4月20日	172cm
切島 鋭児郎	剛健ヒーロー《烈怒頼雄斗》	硬化	10月16日	170cm
上鳴 電気	スタンガンヒーロー《チャージズマ》	帯電	6月29日	168cm
瀬呂 範太	テーピンヒーロー《セロファン》	テープ	7月28日	177cm

このように、彼らはクラスメイトとして共に学び、成長していく中で、ファンに「派閥」と名付けられるほどの強い繋がりを築いていったと考えられます。

派閥のまとめ役？漢気あふれる切島鋭児郎

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切島鋭児郎は、逆立った赤い髪とギザ歯が特徴的な、明朗快活な性格の持ち主です。彼は「漢気」を何よりも重んじる熱血漢で、クラスのムードメーカー的存在と言えます。そのまっすぐな心持ちはオールマイトからも評価されており、誰にでも分け隔てなく接するコミュニケーション能力の高さが魅力です。

彼の個性は、体をガチガチに硬くする『硬化』。単純な物理攻撃や衝撃に非常に強く、攻防一体の能力です。戦闘では、その防御力を活かして仲間を守る盾となり、硬化した体で強力なカウンターを叩き込みます。当初は自身の個性を「地味」だと感じていましたが、努力を重ねることで「安無嶺過武瑠（アンブレイカブル）」という強力な必殺技を編み出すまでに成長しました。

爆豪との関係は、爆豪派閥を語る上で欠かせない要素です。USJ襲撃事件での共闘をきっかけに、切島は爆豪の勝利への執念と努力を目の当たりにし、尊敬の念を抱くようになります。以降、物怖じせずに爆豪に話しかける数少ないクラスメイトとなり、時には勉強を教わるなど、良好な関係を築いています。爆豪が敵連合に拉致された際には、救出作戦の中心的な役割を担い、プライドの高い爆豪が唯一、救いの手を取った相手が切島でした。この出来事は、二人が互いを対等な友人と認める、深い信頼関係で結ばれていることを示しています。

明るいムードメーカーの上鳴電気

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上鳴電気は、稲妻のメッシュが入った金髪がトレードマークの、ノリが軽いお調子者です。流行に敏感で、クラスでは切島らと共にムードメーカー的な立ち位置を担っています。かわいい女の子に目がなく、その点では峰田実と意気投合することもありますが、その明るく裏表のない性格で、男女問わず多くのクラスメイトと良好な関係を築いています。

彼の個性は、体に電気を纏わせ放出する『帯電』です。広範囲に強力な電撃を放つことができる反面、許容量を超えると脳がショートして一時的に著しいアホ状態になってしまう弱点があります。当初はこの弱点や、味方を巻き込む危険性から能力を最大限に活かせずにいましたが、サポートアイテム「ポインターシューター」を開発したことで、狙った対象に電撃を収束させることが可能になりました。これにより、彼の戦闘能力は飛躍的に向上しています。

爆豪派閥の中では、いじられ役として場を和ませる存在です。特に爆豪や切島といった迷いのないメンバーを頼りにすることが多く、行動を共にしています。普段は軽薄に見られがちですが、仲間のためなら真剣な表情を見せる熱い一面も持っています。仮免試験では、爆豪や切島を表面的な部分だけで見下した相手に対し、本気の怒りを見せて一矢報いる活躍をしました。このように、彼はただのお調子者ではなく、仲間のために力を発揮できる心優しいヒーロー候補生です。

器用で気さくな縁の下の力持ち瀬呂範太

このあとすぐ夕方5:30から
『僕のヒーローアカデミア』7期第3話
「敵＜ヴィラン＞」放送!!
瀬呂のこのテープばりに真っすぐな視線で
今週も"個性"リアタイでよろしくお願いします！#heroaca_a pic.twitter.com/Q6fWYv4hch

— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) May 18, 2024

瀬呂範太は、ひょろりとした体躯と大きな口が特徴で、爆豪からは「しょうゆ顔」と呼ばれています。気さくで空気が読める性格で、クラスのにぎやかし担当の一人です。物怖じしないため、孤立しがちな爆豪や轟にも気軽に接し、切島や上鳴と一緒になって爆豪をからかうなど、輪の中心にいることが多いです。

彼の個性は、両肘からセロハンテープ状のものを射出する『テープ』です。一見地味に見えますが、高速移動、敵の拘束、トラップの作成など、非常に汎用性が高く、非殺傷で敵を無力化できる点でヒーロー向きの能力と言えます。スパイダーマンのような三次元的な機動を可能にし、特に障害物が多い場所では抜群の突破力を発揮します。

爆豪派閥においては、その器用さでチームを支える役割を担います。A組・B組合同戦闘訓練では、突っ走る爆豪を的確にサポートし、見事な連携プレーでチームを勝利に導きました。爆豪も彼の能力を信頼している様子がうかがえ、二人の間には確かな連携が成り立っています。

一方で、体育祭で轟に一瞬で敗北したり、期末試験で早々に眠らされてしまったりと、不運な目に遭うことも少なくありません。しかし、そうした場面でも決して腐らず、明るさを失わないのが彼の魅力です。派手さはないかもしれませんが、彼の柔軟な発想と個性は、チームに不可欠なアクセントを加えています。

実はただの陽キャ男子の集まり？

「爆豪派閥」という名称は、どこか堅苦しく、主従関係を思わせる響きを持っています。しかし、彼ら4人の実際の関係性は、派閥という言葉のイメージとは大きく異なります。言ってしまえば、彼らは非常にコミュニケーション能力が高い「陽キャ男子」の集まりであり、その関係は完全に対等な友人関係です。

切島、上鳴、瀬呂の3人は、いずれも物怖じしない性格で、クラスで最も気難しい爆豪に対しても臆することなく絡んでいきます。彼らは爆豪を特別扱いするのではなく、一人の友人としてイジったり、ツッコミを入れたりします。これは、爆豪の幼少期のように、彼の強さに誰もが従うといった関係性とは真逆のものです。むしろ、一人で突っ走りがちな爆豪を、彼らがうまくコントロールし、クラスの輪に引き込んでいる「爆豪のお世話係」や「かっちゃん係」といった見方もされています。

もちろん、彼らは爆豪がいなくても、それぞれが独立した人間関係を持ち、クラスの中心人物として活躍できる社交性を持っています。上鳴は峰田や耳郎と、切島は鉄哲や芦戸と、瀬呂も多くのクラスメイトと親しくしています。

したがって、「爆豪派閥」とは、爆豪を頂点とした集団ではなく、「気難しい爆豪とも対等に付き合える、コミュニケーション能力の高いメンバー」が自然と集まった結果、生まれた関係性であると考えるのが最も実態に近いでしょう。

ファンに愛される爆豪派閥の魅力と反響

絆が生まれた体育祭でのエピソード

今日は日曜、#ヒロアカ 再放送!!
今夜23時からBS日テレにて、『僕のヒーローアカデミア』第17話「策策策」と第18話「騎馬戦決着」の二本立てでお送りします。白熱の雄英体育祭、灼熱の騎馬戦サバイバルをお楽しみに!!#heroaca_a pic.twitter.com/YsgRdX313v

— 僕のヒーローアカデミア／ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) April 21, 2019

爆豪派閥のメンバーの関係性を語る上で、雄英体育祭、特に第2種目の「騎馬戦」は欠かせないエピソードです。この騎馬戦で、爆豪は切島、芦戸、そして瀬呂をメンバーに指名し、チームを組みました。（上鳴は轟チームに所属）

注目すべきは、切島が自ら爆豪の「馬」になることを志願した点です。「取るんだろ？一千万！」と、一位の緑谷が持つ1000万ポイントを本気で狙う爆豪の執念を理解し、そのための揺るがない土台になることを宣言しました。この切島の真っ直ぐな言葉に、爆豪も彼を仲間として認め、チームが結成されます。

試合中、彼らの連携は見事に機能します。爆豪が攻撃と指揮を担当し、切島の『硬化』で防御を固め、瀬呂の『テープ』で他チームの妨害や機動力の補助を行いました。結果的に轟チームにポイントを奪われ2位通過となりましたが、このエピソードは、普段は一匹狼の爆豪が仲間と協力し、その強さを信頼する姿が描かれた貴重なシーンです。

この体育祭での共闘を通じて、特に爆豪、切島、瀬呂の三人の間には、単なるクラスメイト以上の強い絆が生まれたと考えられます。これが、後にファンが彼らを「爆豪派閥」と呼ぶようになる、一つの大きなきっかけとなりました。

ファンが描く仲良しなイラスト

「爆豪派閥」は非公式なグループでありながら、ファンの間では非常に人気が高く、その人気を象徴するのが数多く制作されているファンアート（イラスト）です。これらの作品は、原作では描かれない彼らの日常や関係性を豊かに想像させ、キャラクターの魅力をさらに深めています。

イラストで描かれるテーマは多岐にわたります。例えば、学校の休み時間や放課後、寮での何気ない一コマを描いた作品では、4人がゲームをしたり、談笑したりする姿が描かれ、彼らの仲の良さが伝わってきます。また、私服で買い物に出かけたり、お祭りに行ったりといった、ヒーロー活動から離れた等身大の高校生としての彼らを描いた作品も人気です。

一方で、共闘シーンを描いたシリアスで格好良いイラストも多く見られます。4人が背中を預け合って敵に立ち向かう姿は、彼らの信頼関係を象徴しており、ファンに大きな感動を与えます。

このように、ファンが描くイラストは、爆豪派閥という関係性の解釈を広げ、原作の行間を埋める重要な役割を果たしています。これらの二次創作活動が活発であること自体が、彼ら4人の組み合わせがいかにファンに愛されているかの証明と言えるでしょう。

切島くんお誕生日オメデトウ
大人になってもわちゃわちゃする爆豪派閥with轟君 pic.twitter.com/EXLuyo7P4K

— RIKO (@bobby_riko) October 16, 2024

爆豪派閥でゲーセンに行って欲しすぎて描いた。
満足ッッッ!!!!#MHA #kaminari pic.twitter.com/CVt8yurGLm

— あぐ (@2lu4_K) February 11, 2025

再現度の高いコスプレも人気

ファンによる二次創作活動はイラストだけに留まらず、コスプレの世界でも「爆豪派閥」は非常に人気の高いテーマとなっています。4人それぞれのキャラクターとヒーローコスチュームが個性的であるため、一人ひとりのコスプレはもちろん、4人が揃ったときの見栄えは圧巻です。

爆豪のコスチュームは、手榴弾を模した籠手や爆発のエフェクトのような髪飾りが特徴的で、力強さと攻撃的な性格が表現されています。切島は、上半身裸に近いスタイルに両肩のギアという「漢らしい」出で立ちで、彼の真っ直ぐな性格が反映されています。上鳴のコスチュームは、黒を基調としたライダースーツ風のデザインに稲妻のモチーフが映え、チャラい雰囲気と能力が表現されています。そして瀬呂は、フルフェイスヘルメットとテープディスペンサーを模した肘のデザインがユニークで、トリッキーな戦闘スタイルを想起させます。

これらの個性的なコスチュームを身にまとった4人が集まることで、作品の世界から飛び出してきたかのような迫力が生まれます。イベント会場などでは、4人組でポーズを決めたり、原作のワンシーンを再現したりするコスプレイヤーたちの姿が頻繁に見られ、多くのファンを魅了しています。再現度の高いコスプレは、キャラクターへの深い愛情と理解があってこそ可能になるものであり、これもまた爆豪派閥が広く支持されている証左の一つです。

⚠︎︎cosplay　超オフショ

ギiニュー特i戦i隊 with 爆豪派閥！！！！#ふくしま街コス pic.twitter.com/NAurGsldBs

— siete-シエテ-🐇🪽 (@Sietecos) November 20, 2024

MHA ｜ 爆豪派閥

cosplay

一緒にいるのは満更でもないんだよね#ふくしま街コス pic.twitter.com/ICpZD8zw22

— siete-シエテ-🐇🪽 (@Sietecos) December 7, 2024

呼び方に関するネットの反応まとめ

「爆豪派閥」という呼称は、ファンの間で広く浸透している一方で、その言葉の響きからネット上では様々な意見や議論が交わされています。この呼び方に対する反応は、大きく分けて肯定的な意見と否定的な意見に分かれます。

否定的な意見

否定的な意見の多くは、「派閥」という言葉が持つ主従関係や徒党を組むといったイメージが、キャラクターたちの対等な関係性にそぐわないという点に集中しています。

具体的には、「爆豪をリーダーとした子分のように見えてしまう」「彼らは対等な友人なのに、派閥という呼び方は違和感がある」といった声が挙がっています。特に、爆豪の成長や、彼がクラスメイトを仲間として認めていく過程を知っている読者ほど、この言葉に抵抗を感じる傾向があるようです。

肯定的な意見

一方で、肯定的な意見としては、「単に4人組を指す便利なタグや愛称として使っているだけ」というものが主流です。pixivやTwitterなどのSNSで、特定のキャラクターグループの作品を探しやすくするために使われる、一種のタグとしての役割を重視する声です。「言葉の響きは気にせず、あの4人が好きだという共通認識で使っている」という意見も多く見られます。

まとめ

このように、「爆豪派閥」という呼び方には賛否両論が存在します。しかし、重要なのは、どちらの意見を持つファンも、根底にはキャラクターたちへの愛情があるという点です。言葉の解釈に違いはあれど、彼ら4人の関係性が魅力的であるという認識は共通しており、それ故に活発な議論が生まれるとも考えられます。

原作やアニメでの今後の展開は？

物語が最終決戦に突入する中、爆豪派閥のメンバーそれぞれも過酷な戦いに身を投じています。彼らの今後の展開は、多くの読者や視聴者が固唾をのんで見守っているところです。

爆豪勝己の動向

爆豪は、最終決戦で宿敵である死柄木弔/オール・フォー・ワンと対峙し、心臓を貫かれるという絶体絶命の危機に陥りました。一時は死亡したかと思われましたが、ヒーロー・エッジショットの命を懸けた個性による体内からの手術と、仲間たちの尽力によって奇跡的に復活を果たしています。復活後の彼は、仲間との連携をより意識し、精神的にも大きな成長を遂げた姿で再び最前線に立っており、幼馴染である緑谷出久と共に最終決戦の重要な鍵を握る存在です。

切島・上鳴・瀬呂の活躍

他の3人もまた、それぞれの持ち場で死力を尽くしています。

切島鋭児郎は、中学時代からの因縁があるギガントマキアとの戦いで、恐怖を乗り越え仲間を守る「盾」として奮闘しました。彼の成長した「漢気」が、戦局を好転させる一助となったことは間違いありません。

上鳴電気は、敵幹部の強力な電撃を自身の個性で吸収・無力化するという大金星を挙げました。普段の軽薄さからは想像もつかない活躍で、仲間の危機を救い、ヒーローとしての確かな成長を見せつけました。

瀬呂範太は、国立多古競技場での戦いに配属され、そのトリッキーな個性を活かして敵の分断や味方のサポートに貢献しています。派手な活躍は少ないものの、彼の柔軟な戦い方はチームにとって不可欠です。

このように、爆豪派閥の4人は、それぞれがヒーローとして著しい成長を遂げ、最終決戦で重要な役割を担っています。彼らが再び一堂に会し、共闘する姿を見られるのか、最後まで目が離せません。

非公式でも魅力的な爆豪派閥を総まとめ

この記事で解説してきた「爆豪派閥」に関する重要なポイントを、以下に箇条書きでまとめます。