【ナルト】はたけカカシ先生の素顔は何話で公開？超イケメンの謎を徹底解説

『NARUTO』で最も謎に包まれた男、はたけカカシ。彼のマスクの下を、あなたも一度は想像したことがあるのではないでしょうか。

「もしかしたら、たらこ唇…？」「いや、まさかの出っ歯…？」そんなファンの間で交わされた無数の憶測は、物語の大きな魅力の一つでした。

長きにわたるこのミステリーに、ついに公式の答えが示されたのです。

この記事では、ファン待望のカカシの素顔がアニメの何話で明かされたのかを徹底的に解説します。

そもそも、なぜ彼は一族の秘密でもないのに、頑なに顔を隠す理由があったのか？その本質的な謎にも迫ります。

さらに、明かされた素顔のチャームポイントであるほくろに隠された父との絆、公開後に一部で聞かれた素顔への批判の真相、彼のルーツである「カカシは誰の息子？」という問い、ナルトとカカシの年齢差が育んだ師弟関係、そして物語初期の衝撃的な「ナルト嫌い」発言の真意まで、あらゆる角度から深掘りします。

公式の素顔イラストや人気のフィギュア情報も網羅しました。

この記事を読み終える頃、あなたの「カカシの素顔」に関する全ての疑問は、興奮と納得に変わっているはずです。

さあ、長年の謎を解き明かす旅へ出かけましょう。

アニメで明かされたカカシの素顔の全貌

ナルトでカカシ先生の素顔がでてくるのは何話？

ついにカカシ先生の素顔が！！！

ガイ先生変装してるカカシ先生に気づいている？？ｗ pic.twitter.com/hkYPVeZSpD

— イブちゃん (@xy0568829) July 22, 2024

ファンが待ち望んだカカシ先生の素顔が、アニメで初めて明確に描かれたのは、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の第689話「特別任務」です。このエピソードは2016年7月28日に放送され、原作漫画の連載が完結した後というタイミングもあり、長年のファンに対する感謝を込めた、まさに「特別」な一話として制作されました。

この物語は、カカシの素顔を暴くという壮大な（？）ミッションに燃えるナルト、サスケ、サクラの第七班の奮闘を描く、ユーモアあふれる内容です。彼らはフリーのカメラマンを名乗る「スケア」という男と出会い、「カカシの素顔をスクープする」という共通の目的のために協力します。シカマルたち同期の忍も巻き込み、食事風景を狙ったり、変装したりと様々な作戦を実行しますが、ことごとく絶妙なタイミングで邪魔が入り、失敗に終わってしまいます。

しかし、物語の真髄はラストにありました。一連の騒動の後、アパートに帰宅したスケアがメイクを落とし始めると、その正体はなんと変装したカカシ本人だったことが明かされるのです。この時、変装したスケア役の声優を鈴村健一氏が担当しており、カカシ本人（CV.井上和彦氏）とは異なる声で演じられるという、非常に凝った演出もなされていました。

そして、シャワーを浴びたカカシがリラックスした表情でタオルを頭にのせるシーンで、ついにその素顔がはっきりと映し出されました。作中のナルトたちには最後までバレませんでしたが、視聴者だけに真実が明かされるという粋な計らいは、放送当時SNSを中心に爆発的な話題を呼び、ファンの間で伝説的なエピソードとして語り継がれています。

カカシが顔隠す理由とは？

カカシが幼少期から常に顔の半分をマスクで覆っている理由については、実は作中で本人が明確に説明したことは一度もありません。しかし、作者である岸本斉史先生のコメントや作中の描写から、いくつかの理由を考察することが可能です。

作者の意図としての「忍者らしさ」の演出

最も大きな理由は、作者による**「忍者らしい神秘性」を際立たせるためのキャラクターデザイン上の演出**です。公式ファンブック『秘伝・臨の書』の中で、岸本先生は次のように語っています。当初の構想では、忍者という存在を表現するために、登場するキャラクターの多くにマスクを着用させる予定でした。ただ、実際に漫画を描き進める上で、それではキャラクター一人ひとりの表情が描き分けられず、感情表現が難しくなるという実用的な問題に直面しました。その結果、物語の初期から登場する重要な師匠キャラクターであるカカシに、その「忍者らしい」というコンセプトが集約され、彼だけの特徴として残ることになったのです。素顔が見えないことは、彼の感情を読みにくくさせ、底知れない実力を持つミステリアスな上忍というイメージを確立させる上で、非常に効果的な役割を果たしました。

ファンの間での様々な考察

作中で理由が明かされなかったからこそ、ファンの間では様々な説が議論されてきました。

考察される理由	内容
暗部時代の名残説	若くして暗殺戦術特殊部隊「暗部」に所属していたカカシ。 暗部では素性を隠すために仮面を着用するため、その習慣が抜けず、素顔を晒すことに抵抗があるのではないかという説です。
父・サクモの影響説	悲劇的な最期を遂げた偉大な父の死後、カカシは心を閉ざし、感情を押し殺すようになりました。 マスクは、他者と精神的な距離を保つための物理的な「壁」の役割を果たしているのではないかという解釈です。
自信の表れ説	教師になってからは、素顔を暴こうとする教え子たちの挑戦を、あえて楽しんでいるという説です。 「優れた忍者なのだから、お前たちに素顔を取られることはない」という絶対的な自信の表れとも考えられます。

これらの考察はどれもカカシの人物像を深く掘り下げるものであり、明確な答えがないからこそ、キャラクターの魅力をより一層引き立てています。

素顔のチャームポイントはほくろ

長い年月、厚いマスクの奥に隠されていたカカシの素顔は、ファンのあらゆる想像や期待を遥かに超える、まさに「イケメン」でした。涼しげで切れ長な目元、すっと通った鼻筋、そしてシャープな輪郭は、普段の飄々とした雰囲気とはまた違う、クールで知的な大人の魅力を漂わせています。原作でも、ラーメン屋「一楽」の店主テウチと娘のアヤメがカカシの素顔を偶然見て、二人揃って顔を赤らめ見惚れてしまうシーンが描かれており、その美男子ぶりは公式で認められていると言えるでしょう。

その整った顔立ちの中でも、最も印象的でファンを魅了したのが、口元の左側にある小さなほくろです。この絶妙な位置にあるほくろが、彼の端正な顔立ちに色気と人間味を加えており、キャラクターの魅力を一層深いものにしています。

さらに、このほくろには物語のテーマにも関わる重要な意味が込められています。カカシの父親であり、「木ノ葉の白い牙」と恐れられた伝説の忍・はたけサクモにも、全く同じ位置にほくろが存在するのです。これは単なる遺伝的な特徴というだけでなく、カカシがその生涯を通じて背負い続けた、偉大で悲劇的な父の存在を象徴しています。父への複雑な思いを乗り越え、その意志を受け継いでいくカカシの物語において、このほくろは父子の揺るぎない絆を示す、何よりの証となっているのです。

素顔の公開に批判があった？

2016年に放送されたアニメ第689話でカカシの素顔が広く公開された際、SNSや各種コミュニティはまさにお祭り騒ぎとなりました。「イケメンすぎる！」「ほくろがセクシー！」といった歓喜の声が溢れ、多くのファンが長年の謎の解明を祝福しました。

しかし、その一方で、一部の熱心なファンからは批判的、あるいは少なくとも複雑な心境を示す声が上がったことも事実です。その背景には、主に二つの繊細なファン心理が存在しました。

第一に、「キャラクター性の喪失」を懸念する声です。はたけカカシというキャラクターの魅力の根幹には、マスクに隠された「ミステリアスさ」がありました。素顔がわからないからこそ、想像の余地があり、その神秘性がファンを惹きつけていました。そのため、素顔という最大の謎が明らかになってしまったことで、カカシが持つ独特の魅力やカリスマ性が薄れてしまうのではないか、と寂しさを感じたファンが一定数いたのです。

第二の理由は、公開の経緯にあります。前述の通り、アニメで放送される1年前の2015年に開催された「NARUTO-ナルト-展」の来場者特典『新伝・風の書』で、カカシの素顔は初めて公式に描かれていました。この特典は、イベントに足を運んだ人だけが手にできる非常に貴重なものであり、その「限定感」や「自分たちだけの秘密」という特別感が、ファンにとって大きな価値を持っていました。しかし、その特別な情報が後にテレビアニメで広く一般に公開されたことで、「あの時の感動や優越感が薄れてしまった」と感じ、やるせない気持ちを抱いたファンがいたことも、批判的な意見に繋がった一因と考えられます。

もちろん、これは制作側が決してファンを軽視したわけではなく、連載完結という大きな節目に、より多くのファンへ感謝を届けたいという思いから生まれた企画であったことは言うまでもありません。

カカシの素顔にまつわる様々な情報

カカシは誰の息子？伝説の忍が父親

はたけカカシの出自を語る上で欠かせないのが、彼の父親であるはたけサクモの存在です。サクモは、「木ノ葉の白い牙」という異名で五大国にその名を轟かせた、木ノ葉隠れの里が誇る伝説の天才忍者でした。その実力は、後に伝説と謳われることになる「三忍（自来也、綱手、大蛇丸）」の名すら霞むほどだったと言われ、里の誰もが尊敬する英雄的な存在でした。

しかし、彼の人生は栄光のままでは終わりませんでした。ある重要な極秘任務の最中、サクモは二人の仲間が敵の罠にかかり、命の危機に瀕するという状況に直面します。里の掟では、いかなる理由があろうとも任務を続行することが絶対でした。しかしサクモは、「掟よりも仲間の命が大切だ」という自らの信念に基づき任務を中断し、仲間を救出します。

この決断によって仲間の命は救われましたが、任務は失敗に終わりました。その結果、里に戻ったサクモを待っていたのは、里の仲間たちからの激しい非難でした。皮肉なことに、彼が命を懸けて助けた仲間からも、任務を失敗したことを罵られたのです。英雄から一転して里の汚点と見なされたサクモは心身ともに深く傷つき、最終的に自ら命を絶つというあまりにも悲劇的な最期を遂げました。

この父の死は、当時まだ幼かったカカシの価値観を根底から揺るがしました。父が非難されたのは「掟を破ったからだ」と考えたカカシは、以後、感情を押し殺し、何よりもルールや規則を遵守することを絶対とする冷徹な少年へと変貌してしまったのです。物語の中で、親友うちはオビトとの出会いを通じて父が本当に伝えたかった「仲間の大切さ」を再認識することになりますが、その根底には常に、偉大でありながら悲劇的だった父の存在が色濃く影響していました。

ナルトとカカシの年齢差は何歳？

物語における最も象徴的な師弟関係の一つであるナルトとカカシですが、二人の年齢差は14歳です。この年齢差は、ナルトが少年から青年へと成長していく物語の全編を通して、一貫して変わることはありません。

公式データブックなどの設定を基に、二人の年齢の推移を見ていきましょう。

物語の第一部が始まった当初、うずまきナルトが忍者学校（アカデミー）を卒業し、サスケ、サクラと共に第七班を結成した時点で、ナルトは12歳。そして、彼らの担当上忍に就任したカカシは26歳でした。この時点で、明確に14歳の差があることがわかります。

その後、物語は第二部である『NARUTO -ナルト- 疾風伝』へと進みます。自来也との修行の旅からナルトが里に戻ってくるまでの約2年半の歳月が流れ、ナルトは15歳（物語が進む中で16歳に）、カカシは29歳（同じく30歳に）へと成長しますが、当然ながら年齢差は14歳のままです。

時系列	カカシの年齢	ナルトの年齢
第一部（第七班結成時）	26歳	12歳
第二部（疾風伝開始時）	29歳	15歳
第四次忍界大戦時	31歳	17歳
火影就任時（THE LAST）	33歳頃	19歳頃
『BORUTO』時代	46歳頃	32歳頃

師匠という立場ではありますが、カカシ自身もまだ20代後半から30代前半という若さで、数々の壮絶な過去を背負いながら、多感な時期のナルトたちを導いていったことがこの年齢設定からもうかがえます。時には厳しく、時には兄のようにナルトの成長を見守り続けた、この絶妙な年齢差が二人の深い絆を育んだ一因と言えるかもしれません。

「ナルト嫌い」発言の真相を解説

物語のごく初期、第七班の担当上忍となったカカシが、初めての試練である「鈴取り演習」の後に、ナルト、サスケ、サクラの3人に対して「お前たちのこと…嫌いになった」と冷たく言い放つ、非常に印象的なシーンがあります。この言葉だけを聞くと、カカシが当初、問題児ぞろいの第七班を快く思っていなかったかのような印象を受けるかもしれません。

しかし、これは全くの誤解であり、この発言こそがカカシの深い教育方針と、彼が最も大切にする信念の表れでした。この言葉は、彼の本心ではなく、忍者として、そして人として最も大切なことを教え子たちに身をもって学ばせるための、意図的で愛のある厳しい指導だったのです。

この「鈴取り演習」において、3人はカカシから鈴を奪うという目的のため、全く連携を取ろうとしませんでした。ナルトは猪突猛進に真正面から挑み、サスケは個人技に走り、サクラはサスケのことばかり気にかけていました。結果として、彼らはチームワークを完全に無視した個人プレーに終始し、誰一人として鈴に触れることすらできませんでした。

カカシ自身は、かつての任務で親友であるうちはオビトを失った壮絶な経験から、「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる…けどな！仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ」という、何よりも仲間との絆を重んじるという揺るぎない信念を持っています。彼は、まだその大切さを知らないひよっこの3人に、チームワークの重要性を机上の空論ではなく、心に刻み込ませる必要がありました。そのために、あえて彼らを一度突き放し、自分たちの過ちに気づかせるというショック療法を選んだのです。

実際には、カカシはナルトの中に亡き師であり四代目火影でもある波風ミナトの面影を見出し、その成長を誰よりも温かく、そして時に厳しく見守り続ける、深い愛情を持った師匠でした。この一件は、第七班が本当の意味で一つのチームになるための、最初の、そして最も重要な試練だったと言えるでしょう。

公式の素顔イラストは存在する？

はい、結論から言うと、原作者である岸本斉史先生自身の手によって描かれた、公式のはたけカカシの素顔イラストは確かに存在します。アニメでの公開を心待ちにしていたファンも多いですが、実はそれよりも前に、特別な形で世に出ていました。

カカシの素顔が初めて公式にその全貌を現したのは、2015年に東京と大阪で開催された大規模な展覧会「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」でのことでした。このイベントの目玉の一つが、来場者だけに配布された非売品の「公式ゲストブック『新伝・風の書』」です。この冊子には、岸本先生がこのイベントのために特別に描き下ろした読み切り漫画が収録されていました。

その漫画こそが、後にアニメ第689話「特別任務」の原作となるエピソードであり、物語のラストシーンで、カカシが自宅でリラックスしてマスクを外す場面が数ページにわたって詳細に描かれています。したがって、時系列で言えば「イベント特典の漫画」が初公開であり、その後に「アニメ化」されたという流れになります。

この『新伝・風の書』は、当時イベントに参加しなければ手に入れることができなかったため、非常に貴重なアイテムとしてファンの間で垂涎の的となりました。しかし、「より多くのファンに届けたい」という思いからか、後にこの描き下ろし漫画は、画集『NARUTO-ナルト-イラスト集 UZUMAKI NARUTO』に再録されました。そのため、現在では当時イベントに参加できなかったファンでも、岸本先生の描いた公式の素顔イラストを、画集を通して確認することが可能です。

素顔を再現したフィギュアも人気

カカシの素顔が公式に明かされ、その端正な顔立ちが広く知られるようになって以降、その素顔を再現したフィギュアも各メーカーから数多く発売され、ファンの間で非常に高い人気を博しています。

長年謎に包まれていたミステリアスな魅力に加えて、「口元にほくろのあるイケメン」という新たな魅力が加わったことで、カカシのキャラクター人気はさらに不動のものとなりました。その人気はフィギュア市場にも大きな影響を与え、素顔の公開は、各メーカーにとって新たな商品展開の可能性を広げる絶好の機会となったのです。

現在発売されているカカシのフィギュアには、様々な種類があります。

通常眼と「写輪眼」の表情パーツや、得意忍術である「雷切」のエフェクトパーツが付属するものも多く、購入者の満足度を非常に高めています。

これらのフィギュアの存在は、カカシというキャラクターがいかに深くファンから愛されているかを示す動かぬ証拠であり、素顔の公開が物語の外にまでポジティブな影響を与えた好例と言えるでしょう。

https://twitter.com/ToToJi8/status/1691811627534856371

まとめ：魅力的なカカシの素顔