『NARUTO -ナルト-』に登場する音の四人衆の一人、ナルトの次郎坊について、その能力や最期を詳しく知りたいと思っていませんか。
サスケ奪還編で秋道チョウジと死闘を繰り広げた彼の壮絶な死亡シーンや、アニメでの死亡が何話にあたるのかは、多くのファンの記憶に残っています。
また、次郎坊の担当声優の情報はもちろん、意外にも韓国のネットコミュニティや、なんjといった日本の掲示板で独自の人気を博していることはご存じでしょうか。
この記事では、次郎坊の基本的な強さから、チョウジとの因縁、そしてネット上で愛される理由まで、あらゆる角度から徹底的に解説していきます。
- 音の四人衆・次郎坊の基本的なプロフィールや能力
- サスケ奪還編でのチョウジとの戦いと壮絶な最期
- 担当声優やアニメで死亡した話数などの詳細情報
- 韓国やネットコミュニティで人気を博している文化的背景
ナルトにおける次郎坊の基本情報と能力
- 音の四人衆としてのプロフィール
- 次郎坊の担当声優は三宅健太
- 敵を追い詰める強力な土遁忍術
- 巨体を活かしたパワフルな体術
- 敵のチャクラを吸収する厄介な能力
音の四人衆としてのプロフィール

音の四人衆「南門」の通り名を持つ次郎坊は、大蛇丸の部下として登場するキャラクターです。14歳とは思えない181cm、97kgという恵まれた体格が特徴で、チーム内では比較的冷静で常識的な振る舞いを見せます。そのため、口の悪い多由也をたしなめる場面がしばしば描かれています。
しかし、敵に対しては彼自身も口が悪くなる一面があり、相手を見下すような発言も少なくありません。また、その体格通りすぐに空腹になる食いしん坊であり、敵のチャクラを吸収することを「食事」と捉えている独特の価値観を持っています。
大蛇丸の呪印を宿しており、その力を解放することで戦闘能力を飛躍的に向上させることが可能です。状態1では三角形を繋ぎ合わせたような紋様が全身に浮かび、状態2になると筋骨隆々とした異形の姿へと変貌し、肌にイボのような突起が現れ、髪も長くなります。
項目 | 詳細 |
所属 | 音隠れの里 |
年齢 | 14歳 |
身長 | 181cm |
体重 | 97kg |
通り名 | 南門の次郎坊 |

14歳でこの貫禄はたいしたもんやなあ。仲間思いなとこもあって、ええやん!
次郎坊の担当声優は三宅健太
次郎坊の力強く重厚なキャラクターボイスは、日本の著名な声優である三宅健太さんが担当しています。三宅さんは、その低く響く声質を活かし、数多くの人気作品でパワフルなキャラクターや頼れる兄貴分、威厳のある役柄を演じてきました。
代表作としては、『僕のヒーローアカデミア』のオールマイト、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のモハメド・アブドゥルなどが挙げられ、いずれも作品を象徴する重要なキャラクターです。
ちなみに、『NARUTO -ナルト-』シリーズ内では次郎坊だけでなく、雲隠れの里の忍・赤ツチの声も兼任しており、幅広い役柄をこなす実力派声優として知られています。三宅さんの演技が、次郎坊の持つ圧倒的なパワーと威圧感をさらに際立たせていると考えられます。



オールマイトと一緒の声やったんか!そら力強いはずやわ、めっちゃしっくりくるで!
敵を追い詰める強力な土遁忍術


次郎坊は、その巨体に見合ったパワーファイターであると同時に、多彩な土遁忍術の使い手でもあります。彼の術は、相手の行動を制限する結界術から、地形を大きく変化させるほどの攻撃的な術まで多岐にわたります。
特に象徴的なのが「土遁結界・土牢堂無」です。この術は、土で作り出したドームで相手を完全に閉じ込める結界忍術です。内部からの物理的な攻撃に対して非常に頑丈で、たとえ一部を破壊されても即座に自己修復する特性を持っています。さらに、閉じ込めた相手からチャクラを徐々に吸収する効果もあり、相手をじわじわと弱体化させる非常に厄介な術です。
攻撃面では、地面を巨大な岩盤ごと持ち上げて投擲する「土遁・土陵団子」や、地面をめくり上げて壁を作り、敵の攻撃を防ぐ「土遁・土陸返し」など、自身のパワーと土遁を組み合わせた豪快な忍術を駆使して戦います。



この術、めっちゃ強力やけど、絶対どこかに弱点はあるはずや。チームでかかればなんとかなるかなあ…。
巨体を活かしたパワフルな体術


次郎坊の戦闘スタイルは、忍術だけでなく、その恵まれた体格を最大限に活かした「羅漢拳」と呼ばれる体術も大きな柱となっています。彼の体術は、相撲やプロレスを彷彿とさせるパワフルな技で構成されており、一撃一撃が非常に重いのが特徴です。
具体的には、肩から突進する「突肩」、強力な張り手である「崩掌」、相手を蹴り上げる「昇膝」など、シンプルな動作ながら高い破壊力を秘めた技を繰り出します。
中でも「昇撃掌」や「圧掌」といった掌底打ちは凄まじい威力を誇り、秋道一族秘伝の超倍化の術で巨大化したチョウジを弾き飛ばしたり、地盤を叩き割ったりするほどの力を見せました。これらの体術と前述の土遁忍術を組み合わせることで、次郎坊は攻防両面で高い戦闘能力を発揮します。



シンプルやけど、それだけにめっちゃパワフルなんやろな!見てるだけでスカッとするわ!
敵のチャクラを吸収する厄介な能力
次郎坊が持つ能力の中でも、対峙する相手にとって特に厄介なのが、敵のチャクラを直接吸収する力です。この能力は、彼の代名詞とも言える「土遁結界・土牢堂無」の付随効果として最も顕著に現れます。
結界内に閉じ込められた者は、時間経過と共にチャクラを吸い取られ、抵抗する力を失っていきます。次郎坊自身はこの行為を「食事」と表現しており、彼の食いしん坊なキャラクター性と能力が見事にリンクしています。
このチャクラ吸収は、単に相手を弱体化させるだけでなく、吸収したチャクラを自身のスタミナ回復に利用することも可能です。そのため、戦闘が長引けば長引くほど次郎坊が有利になるという、持久戦において非常に優れた特性を持っています。この能力があったからこそ、彼は一人でナルトたちサスケ奪還チーム5人を一時的に足止めすることができたのです。



これは敵に回すと厄介極まりない能力やな…。短期決戦で一気に決めるのがカギになりそうや!
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ナルトの次郎坊の最期とネットでの評価
- 宿敵チョウジとの壮絶な死亡シーン
- 次郎坊の死亡は何話で描かれたか
- 穢土転生によって確定した死
- 韓国で大賢者と評される理由
- なんjで生まれたネットミームとは
- まとめ:記憶に残る敵ナルトの次郎坊
宿敵チョウジとの壮絶な死亡シーン


次郎坊の物語がクライマックスを迎えるのは、うちはサスケを大蛇丸のもとへ連れ去る任務の道中、追跡してきた木ノ葉のサスケ奪還チームと対峙した場面です。彼の最期は、音の四人衆の中でも特に因縁深い相手、秋道チョウジとの一騎打ちによってもたらされました。この戦いは、単なる力のぶつかり合いではなく、互いの信念や仲間への想いが交錯する、極めて象徴的なエピソードと言えます。
戦いの火蓋と次郎坊の慢心
戦端が開かれた当初、戦況は次郎坊の圧倒的優位で進みました。彼は自ら足止め役としてその場に残ることを選びましたが、それはナルトたち下忍ごときに負けるはずがないという絶対的な自信の表れでした。強力な土遁忍術「土牢堂無」で奪還チーム全員を閉じ込めて弱体化させ、力で突破しようとするチョウジをいとも簡単にあしらいます。
ここで次郎坊は、チョウジに対して「デブ」「五人チームのクズ」「真っ先に捨て駒にされるタイプ」といった辛辣な言葉を執拗に浴びせかけます。これは彼の性格的な傲慢さだけでなく、相手の精神を揺さぶって戦意を削ぐという、戦闘における常套手段でもありました。しかし、この行為が後に自身の首を絞める最大の要因となることを、この時の彼は知る由もありませんでした。
チョウジの覚醒と秋道一族の秘薬
次郎坊の侮辱は、チョウジ個人のみならず、彼の親友である奈良シカマルにまで及びました。この仲間への無礼な発言が、普段は温厚なチョウジの心の奥底に眠っていた怒りの導火線に火をつけます。彼は、仲間を先に行かせるため、そして何よりも大切な友を侮辱した相手を討つため、死を覚悟した戦いを決意しました。
そこでチョウジが手にしたのが、秋道一族に伝わる「三色の丸薬」です。
- ホウレン丸(緑色): 基礎的な戦闘能力を向上させます。
- カレー丸(黄色): チャクラを大幅に増大させ、強力な術を可能にします。
- トンガラシ丸(赤色): 体内の脂肪を強制的にチャクラへ変換し、通常時の100倍もの力を引き出す劇薬。ただし、その代償として使用後には死が訪れるとされています。
チョウジが段階的に丸薬を服用し、力を増していくのに対し、次郎坊は呪印を解放して対抗。しかし、最終的にトンガラシ丸を口にしたチョウジの力は、彼の想像を遥かに超えるものでした。
決着:仲間を想う一撃
トンガラシ丸の力で凄まじいチャクラの蝶を背にまとったチョウジに対し、次郎坊も呪印を状態2へと完全に解放。全身の筋肉が隆起した異形の姿となり、最大出力の力でチョウジを迎え撃ちます。
もはや小手先の技が通用しない純粋なパワーの応酬となる中、勝敗を決したのは、その力の源となる「想い」の差でした。チョウジは、信じてくれる仲間たちのために全てのチャクラを右拳に集中。必殺の一撃「蝶弾爆撃」を放ちます。対する次郎坊は、最後までチョウジを見下し、その力の根源を理解できませんでした。
結果、チョウジの渾身の一撃は次郎坊の防御を砕き、彼を大地に叩きつけます。こうして、仲間を「クズ」と侮り続けた次郎坊が、仲間のために覚醒した力によって討たれるという、極めて皮肉な結末を迎えたのです。この戦いは、力の強さだけが忍の勝敗を決めるのではないという、『NARUTO -ナルト-』の根幹をなすテーマを雄弁に物語っています。



友だちのために命をかけるチョウジ、ほんまカッコええわ…。何度見ても胸が熱くなる名シーンやな。
次郎坊の死亡は何話で描かれたか


次郎坊とチョウジの死闘、そしてその結末は、原作漫画とテレビアニメの両方で描かれており、サスケ奪還編における名場面の一つとして知られています。それぞれの媒体で該当する話数は以下の通りです。
原作漫画
原作漫画では、コミックス21巻から22巻にかけてこの戦いが描かれています。具体的には、第191話で決着がつきます。
テレビアニメ
テレビアニメ版『NARUTO -ナルト-』では、第1期(少年編)のサスケ奪還編で描かれました。
第113話「パワー全開!燃えろチョウジ」から戦闘が本格化し、続く第114話「さらば友よ…!それでもオレは信じてる」で、チョウジが次郎坊を倒すまでの壮絶な戦いが詳細に描かれています。
これらの話数を確認することで、次郎坊の最期を改めて映像や原作で追体験することが可能です。



この話数、覚えといてや!気になったらいつでも見返せるように、チェックしとくのがええで!
穢土転生によって確定した死


チョウジとの戦いで敗れた次郎坊ですが、その時点では明確な死亡描写がなかったため、一部のファンの間では生死不明とされていました。しかし、物語が進行し第四次忍界大戦編に突入したことで、彼の死亡は確定的なものとなります。
その理由は、薬師カブトが禁術「穢土転生」を使い、かつて死んだ強力な忍たちを蘇らせた際、音の四人衆の他のメンバーと共に次郎坊も復活させられたからです。穢土転生は死者を現世に縛り付ける術であるため、彼がこの術の対象となったことで、チョウジとの戦いで間違いなく命を落としていたことが明らかになりました。
ちなみに、穢土転生で蘇った次郎坊は生前よりも強化されており、作中では使わなかった口寄せの術でゴーレムを呼び出すなど、新たな力を見せました。しかし、奈良シカマルたちの巧みな連携の前に再び敗れ、魂ごと封印されることになります。



やっぱりあの戦いで…。穢土転生で出てきたときはビックリしたけど、これで話がはっきりしたわけやな!
韓国で大賢者と評される理由
非常に興味深いことに、次郎坊は日本以上に韓国のネットコミュニティで絶大な知名度と人気を誇っています。彼は「哲学者次郎坊先生」や「大賢者」といった尊称で呼ばれ、一種のネットミームとして定着しています。
この現象のきっかけとなったのは、彼がチョウジに対して放った「フン…知ってるか…人間五人も集まるとな…必ず一人はクズがいる」というセリフです。
このセリフが、韓国で国民的な人気を誇る5対5のオンライン対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のプレイヤーたちの間で爆発的な共感を呼びました。チーム戦であるがゆえに、一人のプレイヤーのミスがチーム全体の敗北に直結しやすいゲームの理不尽さや「あるある」を、次郎坊のセリフが的確に表現していると評価されたのです。このことから、彼のセリフのコマ画像がネット掲示板に投稿されたのを機にミーム化し、ゲームの枠を超えて広く知られるようになりました。



まさか海の向こうで「哲学者」扱いとは!ゲームやってたら、このセリフに頷かれへん人はおらへんやろな(笑)
なんjで生まれたネットミームとは
韓国で生まれた「哲学者次郎坊」のミームは、日本のインターネット文化にも影響を与えています。特に、匿名掲示板のなんj(なんでも実況J)などでは、このミームが輸入される形で次郎坊がネタキャラクターとして扱われることがあります。
前述の通り、「5人集まれば1人クズがいる」というセリフは、チーム制のゲームやスポーツ、学校や職場でのグループワークなど、様々な共同作業の場面で当てはまる普遍的な真理(?)として、多くのネットユーザーの共感を呼んでいます。
さらに、次郎坊自身が仲間である左近から「一番弱い奴を残したのは失敗だった」と内心見下されていたという、作中の皮肉な展開も彼のキャラクターに深みを与えています。自分が他人を「クズ」と評している一方で、自分こそが仲間から「足手まとい」だと思われていたというブーメラン的な結末が、彼のキャラクターをより一層味わい深いものにしており、ネット上で語り継がれる一因となっています。



たしかにチームで何かやってると、こういうことあるあるやんな!自分もそう思われてへんか、ちょっと心配になるわ(笑)
まとめ:記憶に残る敵ナルトの次郎坊
- 音の四人衆の一人で「南門の次郎坊」と呼ばれた
- 大柄な体格で冷静沈着だが食いしん坊な一面を持つ
- 担当声優は多くの人気キャラを演じる三宅健太
- 強力な土遁忍術と羅漢拳という体術の使い手
- 敵のチャクラを吸収し自身の力に変える能力を持つ
- サスケ奪還編でチョウジと死闘を繰り広げた
- チョウジを「クズ」「デブ」と侮辱したことが彼の覚醒を促した
- 秘薬を使ったチョウジの蝶弾爆撃に敗れ死亡
- 原作漫画では22巻、アニメでは114話あたりで決着
- 第四次忍界大戦で穢土転生され死亡が確定した
- 穢土転生時はゴーレムを口寄せする新技を見せた
- 韓国では「哲学者次郎坊先生」としてミーム化している
- 「人間五人も集まるとな…必ず一人はクズがいる」という名言が有名
- 5人チームのゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』の本質を突いたと評される
- なんjなど日本のネットでもそのミームは知られている
- 仲間からは最弱と見なされていた皮肉なキャラクターとしても記憶される