『NARUTO -ナルト-』に登場する音の四人衆の一人、鬼童丸について詳しく知りたいと思っていませんか。
蜘蛛を彷彿とさせる特異な外見と6本の腕、そして彼が操る強力な技の数々に興味を惹かれる方も多いでしょう。
この記事では、サスケ奪還編でサスケ奪還チームの前に立ちはだかったナルトの鬼童丸というキャラクターを深掘りします。
日向ネジとの壮絶な死闘の末に描かれた衝撃的な死亡シーンや、アニメで彼が死んだのは何話にあたるのかといった具体的な情報にも触れていきます。
また、鬼童丸の強さの根幹である状態2の能力、担当声優の情報、さらにはなんjなどのコミュニティで語られる評価や、単行本で構図が書き直しされたという制作裏話まで、多角的な視点から鬼童丸の全てを徹底的に解説します。
- 鬼童丸の基本的なプロフィール、能力、そして使用する術の詳細
- 日向ネジとの戦闘がいかに壮絶であったか、その戦術と結末
- 鬼童丸の死亡シーンと、アニメ版での該当話数や穢土転生について
- 作中での強さの評価や、制作に関する興味深い逸話の数々
ナルトの鬼童丸とは?基本情報を解説
- 蜘蛛のような6本の腕を持つ外見
- 担当声優は千葉進歩さん
- 使う術や強力な技を一覧で紹介
- 呪印解放の状態2の強さ
- 音の四人衆で一番強いという評価
蜘蛛のような6本の腕を持つ外見

鬼童丸は、大蛇丸が率いる「音の四人衆」の一角を担う忍です。彼の最大の特徴は、なんと言ってもその異形な外見にあります。背中から生えた4本と合わせて合計6本の腕を持ち、髪型やその能力から、まるで蜘蛛を人間化したような姿をしています。
この多腕を活かした戦法は非常にトリッキーで、予測不能な攻撃を可能にします。また、四人衆の中では唯一、木ノ葉のものを模した額当てを着用しているのも特徴的です。しかし、後述する「状態2」へ変化する際には額当てが外れ、隠されていた第三の目が額に現れます。
性格は残虐で、戦闘をゲームのように楽しむという独特の価値観を持っています。相手の能力を分析し、攻略法を見つけ出すことに喜びを感じるため、時に任務の遅延を招くこともありました。その一方で、分析能力の高さは本物であり、敵対した相手をじわじわと追い詰めるクレバーな戦い方を得意とします。
鬼童丸のプロフィール
項目 | 詳細 |
名前 | 鬼童丸(きどうまる) |
所属 | 音隠れの里 |
通り名 | 東門の鬼童丸 |
年齢 | 14歳(享年) |
誕生日 | 12月16日 |
身長 | 159.2cm |
体重 | 56kg |
趣味 | ゲーム |
CV | 千葉進歩 |

見た目はちょっと怖いええけど、それがまた彼の味っちゅうことやな。よう見たらカッコええやん!
担当声優は千葉進歩さん
鬼童丸の声を担当しているのは、実力派声優の千葉進歩さんです。千葉さんは、その特徴的な声質で、鬼童丸の持つ残虐性と、戦闘をゲームとして楽しむ軽薄さ、そして強敵と対峙した際に見せる狡猾さを見事に表現しています。
千葉進歩さんは、他にも数多くの人気アニメキャラクターを演じています。例えば、『ヒカルの碁』の藤原佐為役や、『銀魂』の近藤勲役などが有名です。全く異なるタイプのキャラクターを演じ分けるその演技力の高さには定評があります。
鬼童丸の「~ぜよ」という独特の口癖も、千葉さんの演技によってキャラクターの個性を際立たせる重要な要素となりました。彼の声があったからこそ、鬼童丸というキャラクターがより一層魅力的になったと考えられます。



千葉さんの声、ほんまええ仕事してはるわぁ。あのおかげでキャラが何倍も魅力的になっとるもんな。さすがや!
使う術や強力な技を一覧で紹介


鬼童丸の戦闘スタイルは、口から精製する特殊な体液とチャクラを練り合わせて作り出す、蜘蛛の糸を応用した術が中心です。この糸はただの糸ではなく、象が2頭で引っ張り合っても切れないほどの強度と、強力な粘着性を誇ります。
これらの術を駆使し、遠距離からの狙撃、広範囲の罠、そして近距離での防御と、あらゆる局面に対応できるのが彼の強みです。
主な使用術
- 蜘蛛巣の術(くものすのじゅつ): 口から蜘蛛の巣状の糸を吐き出し、相手を捕縛する基本的な技です。
- 蜘蛛粘吐(くもねんと): 粘着性の高い糸の塊を吐き出し、相手の動きを封じます。
- 蜘蛛粘金(くもねんきん): 糸を金属のように硬化させる術。体表を覆って鎧としたり、クナイや矢といった武器を精製したりと、攻防一体の応用力を持ちます。
- 蜘蛛戦弓・凄裂(くもせんきゅう・すごれつ): 状態2で放つ必殺技。硬化させた糸で作った弓矢で、絶大な破壊力と命中精度を誇る一撃を放ちます。
- 口寄せの術: 巨大な蜘蛛「女郎蜘蛛」を口寄せします。女郎蜘蛛は無数の小蜘蛛を産み、それらを使って敵を追跡したり、一斉に襲わせたりすることが可能です。



こんだけ技があったら、どんな状況でも対応できそうやな。どないして戦うか考えるん、めっちゃ楽しそうやんか。
呪印解放の状態2の強さ


鬼童丸の強さを語る上で欠かせないのが、大蛇丸によって与えられた「呪印」の力です。呪印を解放することで、身体能力やチャクラ量が飛躍的に向上します。
状態1
呪印の力が身体に広がり始めると、肌に黒い唐草模様のような紋様が浮かび上がります。この状態でも既に通常時をはるかに凌ぐパワーとスピードを発揮し、戦闘能力が大幅に強化されます。
状態2
状態1を超え、呪印の力を完全に解放した姿が「状態2」です。鬼童丸の場合、肌の色が赤黒く変化し、髪は白く伸び、額の第三の目が開眼し、角が生えるなど、より人外の禍々しい姿へと変貌します。
この状態での身体能力の向上は凄まじく、チャクラ量も爆発的に増大します。前述の必殺技「蜘蛛戦弓・凄裂」も、この状態でなければ使用できません。矢の威力は、木の幹を容易に貫通するほどで、命中精度も第三の目によって極限まで高められます。この一撃は、まさに必殺と呼ぶにふさわしいものでした。



状態2、めちゃくちゃ強なるやん!見た目もパワーもケタ違いやな。こらもう、ワクワクせえへん方が無理やで!
音の四人衆で一番強いという評価
「音の四人衆」は、それぞれが特化した能力を持つ精鋭揃いのチームですが、その中でも鬼童丸は最強格と目されることが多いです。
その理由は、彼の持つ合理的な戦術眼と、多彩な術の応用力にあります。鬼童丸は、ただ力に頼るだけでなく、戦闘をゲームのように捉え、相手の弱点を冷静に分析し、最適な攻略法を導き出す知性を持っています。遠距離からの狙撃、トラップによる拘束、近距離での防御と、あらゆる状況に対応できる手札の多さは、他のメンバーにはない彼の大きな強みです。
実際に、サスケ奪還チームの中でも随一の天才と謳われた日向ネジを単独で足止めし、死の淵まで追い詰めた実績は、彼の強さを如実に物語っています。ネジ自身も「俺が今まで戦った敵の中で最も強い」と認めており、読者の間でも「音の四人衆最強は鬼童丸」という評価が根強くあります。



頭も使えて技も多彩、そら最強言われるわな。力だけやないところが、ほんまの強さっちゅうことやな。
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ナルトの鬼童丸とネジの死闘を振り返る
- ネジを追い詰めた戦闘での活躍
- 衝撃的な死亡シーンを解説
- アニメで死んだのは何話?
- なんjでのファンの評価や感想
- 単行本で構図が書き直しされた逸話
ネジを追い詰めた戦闘での活躍


サスケ奪還の任務において、追跡するナルトたちを足止めすべく、鬼童丸は単身で立ちはだかります。ここで彼と対峙することになったのが、日向一族の天才、日向ネジです。
当初、鬼童丸の蜘蛛糸は、チャクラを流して断ち切ることができるネジの「柔拳」と相性が悪いように思われました。しかし、鬼童丸は戦闘の中で、ネジの絶対防御とされる「八卦掌回天」や、360度近い視野を持つ「白眼」に、わずかな死角が存在することを見抜きます。
この弱点を発見してからは、戦局は一変します。鬼童丸は巧みに死角を突き、硬化させた糸の矢(蜘蛛粘金の矢)を遠距離から放ち続けることで、ネジを一方的に追い詰めていきました。この戦術眼の鋭さと、それを実行できるだけの正確無比な攻撃能力は、ネジにとって最大の脅威となりました。



あのネジの弱点を見抜くとか、ほんま観察眼が鋭いわ。ただの力押しやない、この頭脳戦がたまらんのよな。
衝撃的な死亡シーンを解説


鬼童丸の最期は、単なる戦闘の敗北ではなく、彼の持つ高度な戦術眼や絶対的な自信を、日向ネジの覚悟と天才的な発想が上回った末に訪れる、壮絶な逆転劇のクライマックスでした。
この戦いは、鬼童丸がネジの白眼に存在する唯一の死角を発見したことで、彼の完全なペースで進みます。彼は、この弱点を突くことで勝利の方程式を組み立て、戦闘を自らが支配する「ゲーム」として楽しんでいました。そして、ついに呪印の状態2を解放し、必殺の威力を込めた「蜘蛛戦弓・凄裂」をその死角へ向けて正確無比に放ちます。この一撃がネジを捉えた瞬間、鬼童丸は自身の「攻略」が完了したことを確信したはずです。
しかし、ネジは常人では考えられない、まさに捨身の秘策によってこの結末を覆します。彼は、矢が自身の身体を貫く寸前に、全身のチャクラの放出口である点穴から一斉にチャクラを噴出させました。この防御法は、体表に形成された高密度のチャクラの膜によって、物理的に矢の軌道をわずかに逸らし、心臓などの致命的な部位をギリギリで回避するという離れ業です。これは柔拳を極めた日向一族だからこそ可能な、究極の防御術と言えます。
鬼童丸にとって、この事態は完全に想定外でした。彼の計算では、この一撃でネジは確実に絶命しているはずだったのです。
そして、逆転の決定打となったのが、ネジの次の一手です。彼は、自身の身体に突き刺さった矢を介して、柔拳のチャクラを鬼童丸本体へと流し込んだのです。本来、柔拳は相手に直接触れることで効果を発揮する体術ですが、鬼童丸の矢が彼自身のチャクラを練り込んだ糸でできていることに着目し、矢をチャクラの伝導体として利用しました。
これにより、直接触れることなく相手の体内に存在するチャクラの経絡系を破壊するという、前代未聞の攻撃が成立します。内臓に深刻なダメージを負った鬼童丸は、あまりの衝撃に木から落下し、もはやまともに戦える状態ではありませんでした。それでもなお最後の力を振り絞りますが、その隙を逃さなかったネジの渾身の追撃を受け、ついに力尽きるのでした。
以上のことから、鬼童丸の死は、彼の油断や慢心によるものではなく、それを上回るネジの不屈の意志と、絶体絶命の状況下でセオリーを超えた発想に至った天才性がもたらした必然の結果であったと考えられます。情報と分析に基づいた合理的な「攻略」も、死を覚悟した者の土壇場での「ひらめき」には及ばなかった、というこの戦いの結末は、『NARUTO』という作品のテーマ性を象徴する名シーンの一つです。



うーん、負けてもうたんは残念やけど、ほんま紙一重のええ勝負やったな。敵ながら天晴れやで。よう頑張ったな。
アニメで死んだのは何話?


原作漫画での鬼童丸の死亡は、単行本22巻198話に収録されています。これを基にしたアニメ『NARUTO -ナルト-』では、サスケ奪還編のクライマックスにあたる、第117話「負けられない理由」で、ネジとの死闘の末に死亡するシーンが描かれています。
アニメ版での穢土転生
原作ではこの戦いで完全に死亡した鬼童丸ですが、後のアニメオリジナルストーリーである第四次忍界大戦編(『NARUTO -ナルト- 疾風伝』)において、薬師カブトの「口寄せ・穢土転生」によって他の音の四人衆と共に復活を果たします。
この時も、かつて戦ったサスケ奪還チームのメンバー(チョウジ、シカマル、キバ、ネジ)と再び対峙することになり、生前を彷彿とさせる連携攻撃で彼らを苦しめました。このアニオリ展開によって、原作では不明瞭だった部分も補完され、キャラクターとしての深みが増したと言えます。



アニメでまた会えるとか、めっちゃ嬉しいサプライズやん!制作陣も彼の魅力、分かってくれてるんやなあ。最高や!
なんjでのファンの評価や感想
鬼童丸は、なんj(2ちゃんねるのなんでも実況J板が発祥のインターネットコミュニティ)をはじめとするファンの間でも、非常に評価が高い敵キャラクターの一人です。
特に、「音の四人衆の中では間違いなく最強」「ネジをあれだけ追い詰めたのはすごい」といった、その強さを称賛する声が数多く見られます。彼の戦術性の高さや、相手の弱点を的確に突くクレバーな戦い方は、多くの読者に強い印象を残しました。
一方で、戦闘をゲーム感覚で楽しむあまり、詰めが甘くなる点を指摘する声もあります。しかし、そうした人間味のある欠点も含めて、鬼童丸というキャラクターの魅力として受け入れられているようです。ネジとの戦いは、第一部のベストバウトの一つとして、今なお語り継がれています。



やっぱりみんな、彼の強さ分かってくれてるんやな!ええキャラは時代が経っても語られるもんや。なんか嬉しいわぁ。
単行本で構図が書き直しされた逸話
鬼童丸を語る上で非常に有名なエピソードとして、必殺技「蜘蛛戦弓・凄裂」のシーンが、週刊少年ジャンプ掲載時と単行本収録時で、構図が大幅に異なっているという話があります。
これには興味深い裏話が存在します。原作者である岸本斉史先生が、ジャンプに掲載された「蜘蛛戦弓・凄裂」のページを実弟である岸本聖史先生(同じく漫画家)に見せたところ、「カッコ悪い」「ダサい」と厳しく酷評されてしまったそうです。
この辛辣な意見を受け、岸本先生は単行本に収録する際に、ポーズやアングルを全面的に描き直しました。修正後の構図は、6本の腕と全身のバネを最大限に活かした、よりダイナミックで力強いものに生まれ変わっています。この逸話は、作者の探究心と、より良い作品を届けたいという情熱が感じられるエピソードとしてファンの間で知られています。



兄弟で意見出し合って、もっとええもん作ろうとするなんて、素敵な話やなあ。作品への愛を感じるわ。
まとめ:ナルトの鬼童丸の魅力と強さ
この記事では、音の四人衆の一人である鬼童丸について、その能力やネジとの死闘、そして様々な逸話に至るまで詳しく解説してきました。ナルトの鬼童丸について、理解を深めていただけたでしょうか。
- 鬼童丸は音の四人衆の一人で通り名は「東門の鬼童丸」
- 蜘蛛を彷彿とさせる6本の腕を持つ異形の外見が特徴
- 性格は残虐で、戦闘をゲームのように楽しむ癖がある
- 担当声優は千葉進歩さんで、独特の口癖も見事に表現
- 口から出す特殊な糸を武器とし、多彩な術を操る
- 糸を硬化させた「蜘蛛粘金」は攻防一体の強力な術
- 呪印を解放した「状態2」では強大な力を発揮する
- 状態2での必殺技は「蜘蛛戦弓・凄裂」
- サスケ奪還編で日向ネジと死闘を繰り広げた
- ネジの白眼の死角を見抜く高い分析能力を持つ
- ネジを戦闘不能寸前まで追い詰めるも逆転負けを喫する
- アニメでは第114話で死亡シーンが描かれている
- アニメオリジナルでは第四次忍界大戦で穢土転生される
- なんjなどでは音の四人衆最強との呼び声が高い
- 単行本収録時に必殺技の構図が書き直された逸話がある



こうして見ると、ほんまに魅力的なキャラやな。強くて頭も切れて、ちょっと人間くさいとこもあって。ますます好きになるわ!