【ナルト】ペインの正体は長門？六道のメンバーと最後を解説

『NARUTO-ナルト-』に登場する組織「暁」のリーダーとして、読者に圧倒的な強さと絶望感を与えたペイン。

その謎に満ちた正体や目的、そしてその背景にある深い悲しみは、多くのファンの心を掴んで離しませんでした。

この記事では、「ナルト ペイン 正体」と検索しているあなたに向けて、物語の核心に触れるペイン六道の正体、各メンバーの知られざる元の姿、そして多くの涙を誘った衝撃的な最後について、情報を網羅し徹底的に解説します。

物語の鍵を握る天道と弥彦の絆、修羅道の生前の意外な姿、さらにはキャラクターに命を吹き込んだ担当声優や、伝説的なバトルが繰り広げられたアニメ「ペイン編」が何話にあたるのかといった詳細な情報まで、ペインに関するあらゆる疑問に、この記事一つで答えを出します。

多くのファンを絶望させ、そして涙させたペインの物語の真実に、深く迫っていきましょう。

ナルトのペイン、その正体は一体誰？

ペイン六道の正体は動く死体

結論から述べると、多くのファンを震撼させたペインの正体は、本体である長門が自身のチャクラを用いて遠隔操作している6体の「動く死体」です。

「ペイン」という名の単一の忍が存在するわけではなく、それぞれが異なる特異な能力を持つ6体の傀儡（くぐつ）の総称こそが「ペイン六道」と呼ばれています。

なぜ長門は、このような常軌を逸した方法をとる必要があったのでしょうか。

その理由は、彼自身が過去の壮絶な戦闘によって心身ともに深手を負い、自力での歩行すら困難なほどに衰弱しきっていたためです。

動けなくなった自身の代わりとなる手足として、死体を傀儡に改造し、雨隠れの里の神、そして「暁」のリーダーとして、世界にその威光を知らしめていました。

これらの死体には、顔や背中など、身体の至る所にピアスのような黒い棒状の物体が埋め込まれています。

これは単なる装飾ではなく、長門からのチャクラを受け取るための「チャクラ受信機」としての役割を果たしています。

長門は人目につかない安全なアジトから、この受信機を通して6体のペインにチャクラを送り込み、まるで自分の身体の一部であるかのように精密かつ自在に操ることが可能でした。

この驚愕の事実は物語における最大の謎の一つであり、かつての師である自来也が命を賭して木ノ葉に遺した「本物はいない」というダイイングメッセージこそが、この衝撃的なシステムの真相を指し示していたのです。

また、ペイン六道は全員が三大瞳術の中でも最も崇高とされる伝説の瞳術「輪廻眼」をその両目に宿していますが、これも6人全員が自力で開眼したわけではありません。

本体である長門が持つ輪廻眼の能力を、「口寄せ・輪廻眼」という特殊な術によって各死体にコピーしたものです。

この能力によって、6体のペインは互いの視界を完全に共有することができ、あらゆる角度からの攻撃に対応できる完璧な布陣を築き上げていました。

一人の敵を、六つの視点から死角なく捉えるこの能力は、白眼をも上回るほどの索敵・連携能力を誇り、ペインを無敵の存在たらしめていた要因の一つと言えるでしょう。

本体である長門の元の姿

ペイン六道を影で操っていた本体、「長門」。

物語に初めてその姿を現した時、彼は極度に痩せこけ、背中から何本ものチャクラ受信機が突き出た状態で巨大な歩行機械に接続されているという、非常に痛々しい姿で描かれています。

しかし、彼の元の姿は、平和を心から願い、仲間を何よりも大切にする心優しい少年であり、その髪は師である自来也や後の弟弟子となるナルトの母・クシナと同じ、うずまき一族特有の鮮やかな赤色でした。

長門の人生は、悲劇の連続でした。

第二次忍界大戦のさなか、雨隠れの里の一般家庭に生まれた彼は、食料を求めて家に侵入してきた木ノ葉の忍に、敵と誤認され両親を目の前で殺害されます。

この計り知れない怒りと悲しみから、彼は無意識のうちに伝説の瞳術「輪廻眼」を覚醒させ、両親の仇を討ちました。

しかし、この輪廻眼は彼が生まれつき持っていたものではなく、かつてうちはマダラが自身の目的のために、赤子の長門に秘密裏に移植したものでした。

うずまき一族が持つ強靭な生命力と膨大なチャクラ量を見込んで、将来的に輪廻眼を十全に使いこなせる器として選ばれたのです。

天涯孤独となった長門は、同じく戦災孤児であった弥彦と小南に出会い、生きるための共同生活を始めます。

やがて三人は、雨隠れの里で任務にあたっていた「伝説の三忍」と遭遇し、自立できるまでの間、自来也に忍術の指導を受けることになりました。

修行時代、長門は仲間を守りたいという純粋な思いを胸に秘めており、その優しさと秘められた強大な力を見た自来也は、彼こそが大ガマ仙人の予言にあった「忍の世に大きな変革をもたらす者」、すなわち「救世主」ではないかと大きな期待を寄せていました。

長門もその期待に応えるように、本来は習得不可能なはずの五大性質変化すべてを若干10歳で使いこなすなど、類稀なる才能を開花させていきます。

しかし、彼の人生は再び大きな悲劇によって暗転します。

雨隠れの長・半蔵の卑劣な策略にはまり、親友の弥彦を失った怒りから、十尾の抜け殻である「外道魔像」を口寄せするという禁術に手を出してしまいます。

この術は半蔵の部隊を殲滅するほどの圧倒的な力を見せましたが、その代償はあまりにも大きく、長門は生命力の源であるチャクラを根こそぎ奪われ、二度と自力で立つことのできない衰弱しきった身体となってしまったのです。

平和を渇望した心優しき少年が、度重なる喪失の「痛み」と癒えることのない憎しみの果てに、世界に「痛み」を与えることで平和を実現しようとする歪んだ神へと変貌してしまった背景には、このような壮絶で悲痛な過去が存在していました。

天道の素体となった弥彦とは

ペイン六道の中でも、常に中心に立ち、リーダー格として「暁」に指令を下していた象徴的な存在「天道」。

オレンジ色の髪と理知的な顔立ちを持つこのペインの正体こそ、長門の唯一無二の親友であり、本来の「暁」を創設した初代リーダー、「弥彦」の遺体です。

弥彦は、長門や小南と同じく雨隠れの里の戦争孤児であり、幼い頃から持ち前の明るさと行動力で二人を引っ張るリーダー的存在でした。

彼は非常に仲間想いで、臆病で泣き虫だった長門を励まし、常に前向きな言葉で皆を鼓舞し続けました。

自来也との修行を終え、一人前の忍として成長した弥彦は、長門の輪廻眼の力に大きな可能性を見出しつつも、力に頼ることを良しとしませんでした。

彼の掲げた理想は、あくまでも「武力に頼らない対話による平和の実現」でした。

その高潔な理想を実現するため、弥彦は自らがリーダーとなり、組織「暁」を設立します。

当初の暁は、対話を通じて大国間の戦争を止めさせようと活動する平和的な集団であり、弥彦のカリスマ性に惹かれて多くの忍がその思想に賛同し、組織は急速にその規模を拡大させていきました。

長門自身も、そんな弥彦の姿に心酔し、彼こそが世界を平和に導く「予言の子」、本物の「架け橋」であると固く信じていました。

しかし、暁の台頭と影響力の増大を恐れた当時の雨隠れの長・山椒魚の半蔵は、木ノ葉隠れの里の暗部「根」を率いる志村ダンゾウと手を組み、暁を陥れるための卑劣な罠を仕掛けます。

和平交渉と偽って呼び出した場で小南を人質に取り、長門に対して「小南を助けたければ、暁のリーダーである弥彦を殺せ」という究極の選択を突きつけました。

敬愛するリーダーであり親友でもある弥彦を手に掛けることなど到底できず、逡巡する長門。

その瞬間、弥彦は長門と小南、そして暁の未来を信じ、自ら長門が握っていたクナイにその身を投じ、壮絶な自己犠牲を遂げたのです。

長門が、亡くなった親友の遺体をペイン天道として使い続けた理由は、単に便利な傀儡としてではありませんでした。

そこには、「暁のリーダーは永遠に弥彦である」という長門の揺るぎない信念と、「たとえ生きた屍という変わり果てた姿であっても、3人でずっと共に在りたい」という、彼の心の奥底からの悲痛な願いが込められていました。

そのため、他のペインとは一線を画し、天道だけは破壊されても替えが効かない唯一無二の特別な存在として、最も頑丈に、そして生前の弥彦の面影を色濃く残すように調整されていたのです。

ペインの最後と物語の結末

雨隠れの里から木ノ葉隠れの里へ襲来し、大規模な「神羅天征」によって里を壊滅状態に陥れたペイン六道。

その圧倒的な力の前に、はたけカカシをはじめとする木ノ葉の名だたる忍たちも次々と倒れていきました。

しかし、妙木山での修行を終え、仙術チャクラを身に着けた「仙人モード」で戦場に帰還したうずまきナルトとの激闘の末、ペイン六道は一体、また一体とその活動を停止させられていきます。

そして、最後の切り札であった天道も、ナルトが機転を利かせて放った渾身の螺旋丸によってついに打ち破られました。

全てのペインを倒した後、ナルトは仙術によって研ぎ澄まされた感知能力を使い、ペインを操る本体・長門の居場所を突き止めます。憎しみに震えながらも、師である自来也の言葉を信じ、ナルトは長門との直接対話に臨みました。

当初、長門は自らが経験してきた「痛み」を根拠に、憎しみの連鎖を断ち切るためには世界が真の痛みを共有するしかないという、歪んだ正義を語り続けました。

ナルトの掲げる理想を「綺麗事」と一蹴します。

しかし、ナルトは諦めませんでした。同じ師を持ち、同じように大切な者を失う痛みを抱えながらも、決して憎しみに屈せず、平和を信じ抜こうとするナルトの真っ直ぐな言葉と瞳。

そして、自来也が遺した小説『ド根性忍伝』の主人公の名が「ナルト」であり、その主人公のモデルがかつての長門自身であったという事実を突きつけられ、長門の心は大きく揺さぶられます。

彼は、弥彦と共に純粋な夢を追いかけていたかつての自分自身の姿を、目の前の弟弟子の中に見たのです。

ナルトの中に、自分たちが果たせなかった真の平和への希望を見出した長門は、自らの過ちを認め、最後の決断を下します。

それは、自身の命と引き換えに、死んだ者を蘇らせる輪廻眼の究極瞳術「外道・輪廻天生の術」を発動することでした。

この術は、本来うちはマダラを蘇生させるために使うはずでしたが、長門は木ノ葉への贖罪として、今回の襲撃で命を落とした全ての人々を生き返らせることを選びました。

術の発動により、カカシ先生をはじめとする犠牲者たちは奇跡の生還を果たします。

しかし、その代償として全てのチャクラを使い果たした長門の赤い髪は白髪へと変わり、弟弟子であるナルトに未来の夢を託しながら、静かにその生涯の幕を閉じることになります。

彼の亡骸は、彼の決意を最後まで見届けた長年の友・小南によって、弥彦の亡骸と共に回収され、彼らが夢の始まりを誓った故郷、雨隠れの里の安らかな場所で共に弔われました。

ナルトのペインの正体と六道の詳細

ペイン六道のメンバー構成

前述の通り、ペイン六道は、本体である長門が持つ輪廻眼の究極的な能力「六道の術」を、6体の死体に一つずつ分割して与えることで構成された特殊な部隊です。

仏教における六道（天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道）から名付けられており、各個体はその名に関連した特異な能力を行使します。

このシステムにより、長門一人では同時に発動することが難しい六つの能力を、連携させて効率的に使用することが可能となっていました。

以下に、ペイン六道を構成する6体のメンバーと、それぞれの詳細な能力、そしてナルトたちとの戦いにおける最期をまとめました。

道の名称	主な能力・術	素体（判明分）	最期
天道	引力・斥力の操作 ・神羅天征 ・万象天引 ・地爆天星	弥彦	ナルトの「螺旋丸」により破壊
人間道	魂の操作・読心 ・吸魂の術	滝隠れの忍（教師）	ナルトの「風遁・螺旋手裏剣」により消滅
修羅道	肉体の武器化 ・修羅の攻 ・怪腕の火矢	傀儡師の男	ナルトの「螺旋丸」により破壊
畜生道	口寄せの術 ・口寄せ輪廻眼 ・増幅口寄せの術	風魔一族の忍（初代） 雨隠れのくノ一「アジサイ」（二代目）	ナルトの「螺旋連丸」により撃破
餓鬼道	チャクラ・術の吸収 ・封術吸引	草隠れの忍	ナルトの仙術チャクラを吸収しすぎて蛙化・石化
地獄道	魂の管理・蘇生 ・口寄せ・獄閻王	とある村の説教師	ナルトの「螺旋連丸」により撃破

この6体は、それぞれがS級忍に匹敵する独立した戦闘能力を持ちながら、「口寄せ・輪廻眼」による視界共有によって、まるで一つの生命体であるかのように完璧な連携を見せます。

敵の攻撃を餓鬼道が吸収し、修羅道が遠距離攻撃を行い、畜生道が攪乱し、天道がとどめを刺すといったように、状況に応じて最適なフォーメーションを組むことができました。

特に、破壊されたペインを何度でも蘇生させることが可能な地獄道の存在は、ペイン六道を攻略する上で最大の障壁となり、自来也や木ノ葉の忍たちを絶望的な状況に追い込んだ最大の要因の一つです。

この不死身とも思えるシステムを打ち破るには、まず地獄道を無力化することが不可欠でした。

リーダー格である天道の能力

天道は、ペイン六道の中核を担う、言わば司令塔であり最強の個体です。その能力は、六道の術の中でも最高位に位置し、物体間の「引力」と「斥力」を自在に操るという、物理法則そのものに干渉する規格外のものでした。

この能力は、長門のチャクラを天道一体に集中させることで、術の規模と威力を飛躍的に増大させることが可能です。

神羅天征（しんらてんせい）

斥力（反発しあう力）を最大限に利用し、自身を中心に森羅万象を弾き飛ばす絶対的な防御兼攻撃術です。

単純なクナイや体術による物理攻撃から、ナルトの風遁・螺旋手裏剣のような強力な忍術まで、あらゆるものを問答無用で弾き返します。

防御術として自身をドーム状に覆うように発動することも可能であり、ほぼ完璧な防御壁となります。

特筆すべきは、長門が全チャクラを天道に集中させて放った最大規模の神羅天征です。

この一撃は、広大な木ノ葉隠れの里全域を覆い、里そのものを巨大なクレーターに変えてしまうほどの、まさに神の御業と呼ぶにふさわしい絶大な破壊力を見せつけました。

ただし、この術には一つの致命的な弱点が存在します。それは、一度使用すると、次にもう一度使用するまでに最低でも5秒間のインターバルが必要となる点です。

術の威力が大きければ大きいほど、このインターバル時間はさらに長くなります。

はたけカカシやうずまきナルトは、この僅かな隙を突くことで、攻略の糸口を見出しました。

万象天引（ばんしょうてんいん）

神羅天征とは対照的に、引力（引きつけあう力）を利用して、指定した対象物を自身の方へ強制的に引き寄せる術です。

この術によって相手の自由を奪い、完全に無防備な状態を作り出して、黒い棒による近接攻撃や他のペインとの連携攻撃に繋げる戦法を得意とします。

遠くにある巨大な岩などを引き寄せて、相手に叩きつけるといった応用も可能です。

地爆天星（ちばくてんせい）

長門が持つ術の中でも最大級の規模を誇る封印術です。自らの手の中に作り出した強力な引力を持つ黒い球体（核）を上空に放ち、周囲にある大地、岩、樹木など、ありとあらゆるものを凄まじい力で引き寄せて超高密度の巨大な球体を形成します。

対象をその圧倒的な質量の中心に封じ込め、最終的には圧殺するこの術の様は、さながら天体が一つ生まれるかのようでした。

ナルトが九尾の力を解放して暴走した際には、この術で一時的にその動きを封じ込めることに成功しています。

しかし、術者である長門への負担も極めて大きく、この術の使用後、彼は著しく消耗していました。

後に穢土転生で復活した際にもこの術を使用しましたが、うちはイタチ、キラービー、そしてナルトの三人がそれぞれ最強の遠距離攻撃を引力の核に同時に当てることで、術が破られています。

修羅道の生前の姿について

前述の通り、ペイン六道は全て死体を素体としていますが、その人物たちは、かつて自来也が平和のための答えを求めて世界を旅する中で出会った人々でした。

その一例である、全身を機械化された異形のペイン・修羅道の素体は、自来也が旅の初期に出会った、ある一人の「傀儡師の男」です。

自来也の回想によれば、この男は自身の作り出した傀儡の術を、戦争を有利に進めるための兵器としてどこかの大名や裕福な者に売り込もうとしていました。

自来也は、対話による平和を模索する自分とは全く対照的に、「破滅の時代の波に乗ることを選択した」と語る男の姿に、終わらない戦乱が生み出した時代の歪みと、そこに生きる人間の哀れみを感じていたようです。

この偶然の出会いが、数年の時を経て、ペインの正体とシステムを解き明かすための重要な伏線となったのです。

他のメンバーの生前の姿も、原作やアニメオリジナルエピソードなどで断片的に描かれており、それぞれが戦乱の時代に翻弄された人生を送っていました。

このように、ペイン六道のメンバーは、いずれも忍界の「痛み」を体現するかのように、戦乱の中でそれぞれの人生を生き、そして死んでいった人々でした。

長門が彼らを素体に選んだ明確な理由は作中で語られていません。

しかし、自らの「痛み」を世界に知らしめるという目的を持つ彼が、その代行者として、同じように時代の痛みをその身に刻んだ者たちを選んだのは、必然だったのかもしれません。

自来也が彼らと出会った旅そのものが、大ガマ仙人の予言に基づいていたことを考えると、これもまた運命の巡り合わせだったと言えるでしょう。

ペインのキャラクター声優

ペイン六道の冷徹で神々しい、それでいてどこか悲しみを帯びた印象的な声を担当したのは、日本を代表するベテラン声優の一人である堀内賢雄さんです。

彼はリーダー格の天道をはじめとする男性ペインの声を一手に担い、神を名乗る者の絶対的な威厳と、その仮面の下に隠された苦悩を絶妙なトーンで表現しました。

興味深いことに、堀内賢雄さんは『NARUTO-ナルト-』の作中において、冷静沈着で合理主義者である二代目火影・千手扉間の声も担当しており、全く異なるタイプのキャラクターを見事に演じ分けるその卓越した技量の高さがうかがえます。

ペインおよびその関連キャラクターに命を吹き込んだ、その他の豪華な声優陣は以下の通りです。

キャラクター名	担当声優	主な代表作
ペイン畜生道（二代目・女性）	久嶋志帆	『BLEACH』（伊勢七緒）、 『コードギアス 反逆のルルーシュ』（ミレイ・アッシュフォード）
長門（青年期）	森田順平	『機動戦士ガンダムSEED』（ハルバートン）、 『はじめの一歩』（間柴了）
長門（少年時代）	前野智昭	『うたの☆プリンスさまっ♪』（カミュ）、 『はたらく細胞』（白血球）
弥彦（青年期・天道）	堀内賢雄	『機動戦士ガンダムΖΖ』（マシュマー・セロ）、 海外ドラマ『フルハウス』（ジェシー役吹替）
弥彦（少年時代）	羽多野渉	『アイドリッシュセブン』（八乙女楽）、 『僕のヒーローアカデミア』（心操人使）
小南	田中敦子	『攻殻機動隊』（草薙素子）、 ゲーム『BAYONETTA』（ベヨネッタ）

特に、本体である長門役を演じた森田順平さんは、衰弱しきった身体から絞り出すような、か細くも意志の強い声で、長門が抱える長年の苦悩や絶望、そしてナルトとの対話を経て最後の希望を見出すまでの繊細な心の変化を見事に演じきりました。

キャラクターの持つ複雑な魅力を最大限に引き立てた声優陣の魂のこもった熱演も、この「ペイン編」が多くのファンの心に深く刻まれる大きな理由の一つと言えるでしょう。

アニメのペイン編は何話から？

アニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』において、物語の大きな転換点であり最高潮の盛り上がりを見せる「ペイン編」は、一つの章としてまとまっているわけではなく、複数の章にまたがって長期間にわたり放送されました。

これからアニメでペインとの戦いを見返したいという方は、以下の放送順と話数を参考に視聴を進めることをお勧めします。

ステップ1：師の予言と復讐の章（第346話 – 第353話）

物語はここから始まります。師である自来也が、暁のリーダーの情報を求めて単身で故郷・雨隠れの里に潜入し、かつての教え子であるペインと対峙するまでが描かれます。

仙人モードを駆使した自来也の最後の戦い、そしてペイン六道の能力が初めて明かされる師弟の壮絶な死闘は、涙なしには見ることができません。

自来也が命を賭して木ノ葉に遺した暗号が、後の物語の重要な鍵となります。

ステップ2：二人の救世主の章（第372話 – 第395話 ）

自来也の死という悲報を受け、木ノ葉が悲しみに沈む中、ペインが本格的に木ノ葉隠れの里を襲撃する「ペイン来襲」から物語は一気に加速します。

この章が、一般的に「ペイン編」と呼ばれるメインのエピソード群です。

特に、第387話「地爆天星」は、通常の作画とは一線を画す、非常に流麗でダイナミックなアクションシーンが描かれたことで、放送当時から大きな話題を呼びました。

その独特の表現スタイルは、一部で「神作画」と絶賛される一方で、キャラクターの表情が大きくデフォルメされる描写からファンの間でも賛否が巻き起こり、アニメ『NARUTO』の歴史の中でも伝説的なエピソードとして語り継がれています。

ペインとの一連の戦いを存分に楽しむためには、まず第372話から視聴を開始し、物語の流れに沿って第395話の決着まで見ていくのが最適です。

ナルトのペインの正体を総まとめ