こんにちは、漫画おもしろ天国のゆうです。
『3月のライオン』を読み進めると、川本あかりと島田開の距離が気になってきますよね。
「二人は付き合っているの?」「島田と林田先生のどちらがあかりの相手になる?」「そもそも恋愛として描かれているの?」と、はっきりした答えを知りたくなる方も多いかなと思います。
先に結論を言うと、原作18巻までの段階で、島田とあかりが交際しているという明確な描写はありません。
ただし、二人には食事、孤独、自己犠牲という共通点があり、将来の関係を想像させる描写が丁寧に重ねられています。恋愛の結果だけでなく、二人がそれぞれ何を抱えて生きているのかを見ると、この関係がぐっと面白くなりますよ。
作品全体の流れから確認したい方は、3月のライオンのあらすじと読む順番もあわせてご覧ください。
- 島田開と川本あかりが出会った経緯
- 二人が似合うと言われる具体的な理由
- 林田先生を含む三角関係の見どころ
- 原作18巻までに描かれた恋愛要素
この記事は原作18巻までの内容に触れています。
交際や結婚が確定していない部分については、作中で確認できる事実と私の考察を分けながら解説します。
3月のライオン島田とあかりの関係

3月のライオンにおける島田とあかりの関係は、最初から恋愛として始まったわけではありません。
きっかけを作ったのは桐山零です。川本家の祖父・相米二があかりの将来を心配していると知り、零は自分が信頼できる男性を結婚相手の候補として考え始めます。
そこで候補に挙がったのが、恩師の林田高志先生と、将棋界で兄貴分のような存在になっている島田開でした。
零が大切なあかりを任せてもよいと判断した二人という点が、この三角関係を考える最初のポイントです。
出会いは13巻の三月町夏まつり
島田開と川本あかりが初めて直接出会うのは、原作13巻で描かれる三月町の夏まつりです。
白泉社の公式紹介でも、夏まつりで島田と出会ったあかりと林田が、それぞれ思いがけない転機を迎えることが案内されています(出典:白泉社「3月のライオン 13」コミックス情報)。
この出会いが印象深いのは、派手な恋愛イベントとして描かれていないからです。
あかりは祖父の和菓子店「三日月堂」と川本家を守り、夜には伯母・美咲の店も手伝っています。一方の島田は、プロ棋士として将棋中心の生活を送り、自分の体調さえ後回しにしてきました。
生活する世界が異なる二人が、夏まつりという地域の日常の中で初めて同じ場所に立ちます。これは、閉じていた二人の生活に外側から風が入る場面として読めるんですよね。
ただし、この時点で二人が一目ぼれしたり、互いに好意を告白したりするわけではありません。
島田とあかりの恋愛要素は、分かりやすい言葉よりも、食事や視線、周囲の反応を通して少しずつ示されます。恋愛の始まりというより、まずは「互いの存在が生活に入り込んだ瞬間」と捉えるのが自然です。

◆ゆうのワンポイント考察
私がこの場面を読み返して面白いと感じるのは、島田が将棋会館ではなく、あかりが暮らす三月町で出会っている点です。
盤上の島田ではなく、一人の生活者としての島田が川本家の世界へ近づく。場所そのものが、二人の関係を象徴しているように見えます。
胃に優しい料理が示す二人の相性
島田とあかりの相性が最も分かりやすく表れるのが、原作14巻の職団戦をめぐるエピソードです。
白泉社の公式紹介では、夏まつり以降、あかり、島田、林田の三人が急接近し、三月町や川本家を舞台に関係が動いていくことが案内されています(出典:白泉社「3月のライオン 14」コミックス情報)。
あかりには、痩せた人や動物を見ると、おいしいものを食べさせて元気にしたくなる性質があります。川本家に来たばかりの零に食事を用意したときも、細い体を見て放っておけませんでした。
島田はまさに、その庇護欲を刺激する人物です。
島田は勝負の重圧から慢性的な胃痛に苦しみ、体もかなり痩せています。食べさせて元気にしたいあかりと、体に負担の少ない食事や休息を必要としている島田。二人の生活上の需要が、驚くほど自然に重なるんです。

ここで大切なのは、料理が単なる女子力の演出ではないことです。
あかりにとって料理は、言葉にしにくい愛情や心配を相手へ渡す方法です。島田にとって食事は、将棋のために削り続けてきた体を、日常へ引き戻してくれるものでもあります。
あかりは島田に温かさを与えられ、島田はあかりの「誰かを元気にしたい」という思いを受け止められる。この組み合わせが、二人は似合うと言われる大きな理由です。
世話をしたい人と世話を必要とする人だから、必ず幸せになれるとは限りません。
あかりが一方的に与え続け、島田がそれを受け取るだけなら、あかりの自己犠牲が形を変えて続く可能性もあります。
二人の恋愛が成立するには、島田もあかりの疲れや願いに気づき、今度は彼女を支える関係になることが重要だと思います。
島田開の孤独

島田開は、頼れる先輩でありながら、作中でも特に強い孤独を抱える人物です。
なぜ島田があかりに踏み込めないように見えるのかを知るには、彼が将棋のために何を捨て、何を守ろうとしてきたのかを見る必要があります。
恋愛に消極的なのではなく、好きな相手を自分の人生へ巻き込む責任を重く考えすぎる人なのかもしれません。
将棋に人生を懸けた鬼の生き方
島田開は山形県出身のA級八段で、宗谷冬司名人とは同世代です。
天才として早くから頂点へ進んだ宗谷に対し、島田は何度も敗れ、泥の中を進むように努力を続けてきました。才能がない人物ではありませんが、作中では天才の隣で苦しみながら食らいつく棋士として描かれています。
島田の象徴ともいえるのが胃痛です。
対局の重圧が体へ現れても、島田は盤から離れません。体調を崩しながらタイトル戦へ向かう姿には、将棋に人生を懸ける覚悟と、そこまでしなければ宗谷へ届かないという焦りがにじんでいます。
島田が目指すのは、情や迷いを振り切り、盤上へすべてを投げ出せる「将棋の鬼」のような境地です。
ところが、本人の根は驚くほど優しいんですよね。
後輩の零や二海堂晴信を研究会へ迎え、面倒を見ながら育てています。捨て猫や困っている人を見過ごせず、相手がこの先困ると分かれば、自分に余裕がなくても手を差し伸べようとします。
つまり島田は、冷たい勝負師になりたいわけではありません。勝つために情を切り離そうとしても、生来の優しさを捨てられない人です。
この矛盾こそが島田開の魅力であり、あかりとの未来を簡単に選べない理由でもあります。
過去の恋人との別れが残す葛藤
島田には、かつて交際していた女性と別れた過去があります。
相手を嫌いになったからではなく、将棋へ集中する自分の生き方が、相手を幸せにできないと考えた末の別れでした。
対局に負けたとき、「一緒に過ごした時間を研究へ使っていれば勝てたのではないか」と思ってしまうかもしれない。そんな気持ちを抱けば、大切な相手を敗因のように扱い、いつか憎んでしまうかもしれません。
島田は、その未来を恐れたのだと思います。

元恋人が別の家庭を築いたことを示す写真を目につく場所へ置く姿も、未練だけでは説明しきれません。自分が将棋のために手放したものを忘れず、選んだ道から逃げないための戒めのように見えます。
島田にとって恋愛は、幸せであると同時に、自分の集中を揺らすかもしれない怖いものです。
だからこそ、あかりに惹かれていたとしても、気持ちだけで近づくことはできません。妹たちを支えてきたあかりの人生まで引き受けられるのか、自分が再び同じ別れを繰り返さないかを考えてしまうでしょう。
ただ、過去の恋人との別れは「将棋と恋愛は両立できない」という島田自身の結論でもあります。その結論が今も正しいのかを問い直す存在が、幸せを得ながら棋士として成長する零です。
零がひなたとの関係を育てる流れについては、零とひなたの告白からキスまでの関係で詳しく整理しています。島田との生き方の違いを比べながら読むと、恋愛が棋士の弱さではなく、新しい支えにもなり得ることが見えやすくなります。
3月のライオンのヒロイン川本あかり

3月のライオンのヒロインというと、零と恋愛関係になるひなたを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、川本あかりもまた、零と川本家をつなぎ、物語の温かさを支えてきた重要なヒロインです。
彼女の恋愛を考えるときは、家庭的で優しい女性という表面だけでなく、なぜそこまで自分を後回しにするのかを見る必要があります。
母親代わりとして生きる苦しさ
あかりは母親を早くに亡くした後、ひなたとモモの母親代わりになりました。
祖父・相米二が営む三日月堂を手伝い、家事をこなし、妹たちを育て、夜には伯母・美咲の店で働いて家計も支えています。
あかりは自分から家族を守る役目を引き受けていますが、その生活にはほとんど余白がありません。
母親を思わせる服装や柔らかな雰囲気を身につける姿からは、妹たちを安心させるために、自分自身を母親へ近づけようとしているようにも見えます。
一部では、この姿が「意味が分かると怖い」と考察されることもあります。ただし、あかりを単純に怖い人物や病んだ人物として扱うのは違うかなと思います。
本当に注目したいのは、家族の役に立つこと以外で、自分の価値を感じる機会が少なかったという点です。
あかりの「痩せた人を食べさせてふくふくにしたい」という気持ちも、優しさである一方、誰かを世話することで自分の居場所を確かめる行動として読むことができます。

川本あかりは、ただ待っている恋愛ヒロインではありません。
家族を守る強さと、自分の願いを後回しにしてしまう危うさを同時に持っています。恋愛要素は、あかりが守られる側へ回れるかを描くための重要な入り口なんです。
島田に料理を作る場面も、「胃袋をつかんだから恋愛成立」と簡単には言えません。
あかりが相手の世話をするだけでなく、自分の疲れや寂しさを言葉にできるようになること。それを島田が受け止められること。この双方向の変化があって初めて、彼女は母親役ではなく、一人の女性として恋愛へ進めるのだと思います。
父との決別で始まる自分の人生
あかりの自己犠牲には、父・誠二郎に家族を捨てられた経験が深く関係しています。
誠二郎が別の女性と家庭を作り、川本家を離れたことで、あかりは「自分たちが家族をつなぎ止められなかった」という罪悪感を抱えてきました。
その父が現在の妻子を連れて戻り、川本家で一緒に暮らそうと持ちかけたとき、あかりは簡単には拒絶できませんでした。
これは父を受け入れたいからというより、幼い頃に捨てられた気持ちと、もう一度家族として認めてほしい気持ちが残っていたからでしょう。
この場面で動いたのが零です。
零は川本家を守るため、自分がひなたの婚約者だと宣言するほど踏み込み、誠二郎の言動を一つずつ整理していきます。そして、ひなたも自分の言葉で父を拒絶しました。
妹がはっきり「いらない」と言えたことで、あかりもまた、父に捨てられた過去へ縛られ続けなくてよいと気づくきっかけを得ます。
父との決別は、あかりが家族を守るためだけの人生から、自分の幸せを考える人生へ進む出発点です。
そのため、あかりの恋愛は「島田か林田か」という人気投票だけでは終わりません。
誰を選ぶとしても、あるいはすぐには誰も選ばないとしても、あかり自身が「私はどうしたいのか」と考えられることが一番大切です。あなたは、あかりが自分のために望んでいるものを、作中でどこまで言葉にできていると感じますか。
島田と林田先生の三角関係を考察

あかりの相手候補として描かれるのが、島田開と林田高志先生です。
二人は零が深く信頼する大人ですが、生き方も、あかりへ寄り添う方法も大きく異なります。
作中ではまだ勝者が決まっていないため、どちらが上かではなく、あかりがどのような人生を選ぶかという視点で比べると分かりやすいですよ。
| 比較項目 | 島田開 | 林田高志 |
|---|---|---|
| 立場 | A級のプロ棋士 | 零の高校時代の教師 |
| あかりとの接点 | 胃痛と料理を通じて相性が描かれる | 夏まつりを機に明確に意識し始める |
| 共通点 | 自分を削って他者を支える | 周囲の事情まで含めて相手を見る |
| 強み | あかりの孤独を深い部分で理解できる可能性 | 日常に寄り添える安定感と包容力 |
| 不安点 | 将棋を最優先する生活を変えられるか | あかりの自己喪失へどこまで踏み込めるか |

島田とあかりが似合う理由
島田とあかりが似合う最大の理由は、二人とも他人を支える一方で、自分を大切にすることが苦手だからです。
島田は研究会の後輩や故郷の人々を気にかけ、あかりは妹たちと川本家を守り続けています。どちらも責任感が強く、「自分さえ我慢すればよい」と考えやすい人物です。
表面だけを見れば、料理を作るあかりと、それを食べる島田という分かりやすい組み合わせです。
しかし、本当の相性はもっと深いところにあります。
あかりは家族のために母親の役割を背負い、島田は将棋のために恋愛や穏やかな家庭を手放しました。二人とも、自分の幸せを後回しにした経験を持っています。
そのため、相手の痛みを軽い励ましで片付けず、言葉にならない疲れとして理解できる可能性があります。
島田にとって川本家の食卓は、勝敗と研究だけで進む生活の外側にある安らぎです。あかりにとって島田は、自分が守ってきた家庭とは別の世界を知り、妹たちの母親ではない自分へ戻るきっかけになり得ます。
島田があかりに食べさせてもらうだけでなく、あかりの重荷を半分持てるなら、二人は互いを救える関係になれると思います。
反対に、島田が将棋中心の生活を変えず、あかりが身の回りの世話を担うだけなら、あかりは母親役から抜け出せません。
二人が似合うからこそ、成立条件も厳しいんですよね。島田が将棋と幸せを二者択一にしないこと、あかりが世話をすることだけに自分の価値を求めないこと。この二つの変化が必要です。

林田先生が相手になる可能性
林田先生は、島田よりも恋愛感情が分かりやすく描かれている候補です。
あかりを意識し、接し方に戸惑いながらも、彼女の外見や料理の腕だけを見ているわけではありません。
あかりには妹二人がいて、家族から簡単に離れられない事情があります。人によってはそれを恋愛の負担と考えるかもしれませんが、林田先生は、その事情ごとあかりを理解しようとします。
教師として零の孤独に気づき、卒業後も心配し続ける林田先生だからこそ、相手の背景まで含めて受け止める力があります。
島田のように同じ深さの孤独を抱えているわけではありませんが、それは必ずしも弱点ではありません。
同じ傷を持つ人だけが、相手を幸せにできるとは限らないからです。林田先生の明るさや日常的な安定感は、あかりが重い役割を下ろして笑える生活につながる可能性があります。
一方で、林田先生は島田の棋士としての凄みを前にして、自分ではかなわないと感じています。
それでも、相手を妬んで悪く言うのではなく、あかりの幸せを考えようとする姿には大人としての誠実さがあります。
◆ゆうのワンポイント考察
島田は「あかりと同じ深い場所まで降りられる人」、林田先生は「あかりを明るい日常へ連れ出せる人」と見ると、二人の違いが分かりやすいです。
ただし、最終的に選ぶのは零でも読者でもありません。あかり自身が誰といるときに役割を忘れ、自分らしくいられるのかが答えになると思います。
現時点では、あかりが島田と林田先生のどちらかへ、はっきり恋愛感情を伝えた事実はありません。
島田有力に見える伏線はありますが、林田先生の可能性が消えたわけでもありません。結論を急がず、大人三人の不器用な距離感を楽しむのが、この恋愛要素の面白さです。
3月のライオン島田とあかりのよくある質問(FAQ)
- 島田開と川本あかりは付き合っていますか?
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原作18巻までの段階で、島田とあかりが交際しているという明確な描写はありません。13巻で出会い、14巻で距離が近づきますが、告白や交際宣言は描かれていません。二人の相性を示す場面はあるものの、恋人関係が確定したと断定するのは早いです。
- 島田とあかりは結婚するのでしょうか?
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結婚は確定していません。島田が将棋と家庭を両立する覚悟を持てるか、あかりが家族の世話だけでなく自分の幸せを望めるかが今後のポイントです。二人の結婚説は作中の描写に基づく有力な考察の一つですが、公式の結論とは分けて考えましょう。
- 島田とあかりが初めて出会うのは何巻ですか?
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二人が初めて直接出会うのは原作13巻の三月町夏まつりです。12巻では零があかりの相手候補を考える流れがあり、13巻で実際の出会いが描かれます。その後、14巻の職団戦をめぐるエピソードで、あかり、島田、林田先生の関係がさらに動きます。
- あかりの相手は島田と林田先生のどちらが有力ですか?
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物語上の共通点や相互救済という点では、島田が有力に見えます。胃痛に悩む島田と、痩せた人を元気にしたいあかりの相性も印象的です。一方、林田先生には日常の安定感と包容力があります。あかり本人の気持ちが明言されていないため、現時点ではどちらかに確定できません。
- アニメで島田とあかりの恋愛は描かれていますか?
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テレビアニメ第2シリーズは、二人が夏まつりで出会う原作13巻まで進んでいません。そのため、島田とあかりの三角関係を本格的に知りたい場合は原作漫画を読む必要があります。アニメでは、島田の人柄や胃痛、あかりの家族への向き合い方など、後の関係を考える土台を確認できます。
3月のライオン恋愛要素の結論
3月のライオンの恋愛要素は、誰と誰が付き合うかだけを楽しむものではありません。
零とひなた、島田とあかり、そして林田先生。それぞれの関係を通して描かれているのは、誰かを好きになったとき、自分が築いてきた生き方をどう変えるかという問題です。
島田とあかりの恋愛も、互いの孤独を埋めるだけでなく、二人が自分の人生を取り戻せるかという視点で読むと深みが増します。
18巻が示す島田とあかりの未来
2026年8月22日時点の最新刊である原作18巻では、獅子王戦への挑戦権を懸けた桐山零と島田開の対局が描かれます。
DMMブックスの作品情報でも、獅子王戦への挑戦権を懸けたトーナメントが零対島田戦へ進むことが紹介されています。
この巻で、島田とあかりの恋愛が直接大きく進展するわけではありません。
それでも、島田の今後を考えるうえでは非常に重要です。
対局へ向かう島田は、普段と同じ朝を過ごそうとしながら、小さなトラブルに次々と巻き込まれます。将棋だけに集中したいのに、生活や他人の事情を無視できません。
盤上へすべてを投げ出す鬼になろうとしても、困っている人の未来を見過ごせない。それが島田の本質です。
一方の零は、ひなたという大切な相手を得て、以前より人間らしい生活を送るようになっています。
島田は、幸せを手に入れた零が弱くなったのか、それとも新しい強さを得たのかを盤上で確かめる立場にいます。
零の姿は、将棋と幸せのどちらかを捨てなくてもよい可能性を島田へ示しているように見えます。

島田がこの考えを受け入れられれば、過去の恋人との別れによって固めた「将棋のためには家庭を持てない」という結論も変わるかもしれません。
ただし、18巻の対局を、そのまま島田とあかりの恋愛成立と結びつけることはできません。示されているのは、島田が自分の生き方を見直す可能性です。
対局の流れや島田の内面をさらに確認したい方は、3月のライオン18巻の零対島田戦と結末も参考にしてください。恋愛が直接進まない18巻を、なぜ二人の未来につながる巻として読めるのかが分かりやすくなります。
島田が人としての温かさを捨てず、将棋も諦めない道を選べたとき、初めてあかりとの未来が現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
DMMブックスとDMM TVで再確認
島田とあかりの関係を追うなら、まず原作12巻から14巻を続けて読むのがおすすめです。
12巻では零による相手探しの構想、13巻では夏まつりでの出会い、14巻では料理や職団戦を通じた三角関係の進展を確認できます。
さらに島田の過去や勝負師としての苦しさを知ったうえで18巻を読むと、恋愛へ踏み出せない理由まで見えやすくなります。
電子書籍で読み返す場合は、上で紹介したDMMブックスの作品ページから配信状況を確認できます。紙の単行本を持っている方も、気になる場面をすぐ開ける電子版があると考察しやすいですよ。
島田や川本家の人物像を最初から振り返りたい場合は、アニメも向いています。
DMM TVでは、テレビアニメ第1シリーズと第2シリーズの作品ページが確認できます。島田が体を削りながら戦う姿や、あかりが川本家を守る様子を映像と声で味わえます。
ただし、アニメは島田とあかりが出会う原作13巻の場面まで到達していません。二人の恋愛要素そのものを知るなら原作、人物の土台や作品の空気を味わうならアニメという使い分けが分かりやすいです。
配信条件やサービスごとの違いを確認したい方は、3月のライオンのアニメ配信先と視聴方法でも詳しく整理しています。登録前に第1シリーズと第2シリーズの両方が対象か確認しておくと安心です。
>>dmm TV
DMMブックスの販売価格、ポイント還元、キャンペーン内容や、DMM TVの配信作品、料金、無料体験の条件は変更される可能性があります。
正確な情報は各公式サイトをご確認ください。購入や契約の最終的な判断は、最新の利用条件を確認したうえで行ってください。
この記事のまとめ
- 島田とあかりは13巻の夏まつりで初めて出会う
- 14巻では料理を通して二人の相性が示される
- 原作18巻までに交際や結婚は確定していない
- 島田は将棋と恋愛を両立できるか葛藤している
- あかりには母親役を離れて自分の幸せを選ぶ課題がある
- 林田先生にも日常へ寄り添える相手として可能性が残る
島田とあかりの関係は、分かりやすい告白がないからこそ、食事や日常の小さな描写を読み返したくなります。
私としては、二人が似合うかどうか以上に、島田が将棋以外の幸せを受け入れ、あかりが誰かのためではなく自分のために笑えるようになるのかを見届けたいです。
あなたは、同じ孤独を知る島田と、明るい日常を支えられる林田先生のどちらが、あかりらしく生きられる相手だと感じますか。
一度結論を予想してから13巻や14巻を読み返すと、最初に読んだときには気づかなかった視線や会話の間まで、違って見えてくるかもしれませんよ。



